2008年11月24日月曜日

おとくいはバイバーイ

「おとくいはバイバーイ」 子どもと文学の会 編
 この本を読むことになったきっかけは「ちがうの!」でした。誰にでも一度はあるような話でとても印象的だったので、この本を借りて読みました。独りよがりな気持ちから相手を引っぱっているつもりが、実は相手がいたからこそがんばれたということに気づく。きっと相手の子もがんばりたかったのでしょう。そう、誰でもが「いまよりも少しでもいいから、もっともっと素敵ななりたい」と思っているのです。どうなってもいいなんて誰も思ってはいない。そのことに気づいたのでしょう。
 だれもが「もっと素敵ななりたい」と思っている。そのことに気づくことができる自分でありたい。また、子どもたちであって欲しい。読み聞かせにぴったりの本です。

2008年11月16日日曜日

よくわかるキリスト教

「よくわかる キリスト教」土井かおる著 PHP研究所刊
 図書館で借りて、さっと目を通した。先日、牧師さんとお話しする機会があり、少しだけキリスト教に興味を持っていたのである。興味と言ってもそれほど深くはないのだが。牧師さんの人柄に圧倒され?自分もそうありたいと思ったからかなあ?尊敬する大瀬敏昭校長もガンが見つかったとき、息子さんの紹介でキリスト教の洗礼を受けておられたっけ。ユダヤ教とキリスト教、イスラム教の違いについてもほとんど知らないようなレベルだったので大変参考になった。宗教って、きちんと勉強しないといけないなあ。
 その他、マンガですが「赤壁の戦い」を読む。

2008年11月14日金曜日

小林多喜二 時代への挑戦

「小林多喜二 時代への挑戦」不破哲三著 新日本出版社
 「蟹工船」が人気と言うことで、読んでみた。著者の講演やインタビューをまとめたものなの。活躍した時代が大変短い作家の作品の評価はむずかしいのではと思うが、やはり時代を生きた作家なんだなあと思う。つい最近映画もみたが、映画の方は結末がちがっていたようだった。今の役者をつかって新作がつくられるらしいが、ブームにのっただけの映画にならないようにと願う。

2008年11月12日水曜日

おじいちゃんがおばけになったわけ

「おじいちゃんがおばけになったわけ」あすなろ書房
 久しぶりの絵本。今野さんの絵本以来です。死んだはずのおじいちゃんが夜になるとエリックのところにやってきます。「なにか忘れたの」といって探してまわる。それは、最後にエリックに「さようならを」言うことでした。何とも暖かい話です。あんまり期待していなかったけれど、お願いしていてよかった。死をあつかっているけれど、全然暗くない。子どもたちのも「是非読んで欲しい」

2008年11月7日金曜日

クリアホルダー整理術

「クリアホルダー整理術」福島哲史著 すばる舎
 クリアホルダーほど整理に適したものはない。おもしろそうなので購入。なるほどなあ!これなら何でも本になるぞ。でも、いろいろと参考になった。封筒は落ちないが、中が見えないからな。やはり一時的な保存はクリアホルダーに限る。第5章「まだまだあるぞ!クリアホルダーアイディア活用法」は無理もあるかも。でも、おもしろい。クリアホルダーを愛しているんだなあ。肩の力を抜いて読める本でした。

2008年11月6日木曜日

スティーブ・ジョブズの流儀

「ティーブ・ジョブズの流儀」リーアンダー・ケイニー著 ランダムハウス社刊
ジョブズの本は3冊位過去に読んだと思う。「デザインとは見かけでなく、機能である」という言葉があった。MACが使いやすいのは、
MACのデザインが見た目でなく、機能そのものだからと。シンプルだからこそ使いやすい。こんな言葉もあった「もっとも重要な決定は
何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」と。妥協を許さず、とことん信念を貫くジョブズらしさが現れていると思った。
各章ごとに書かれた教訓もひとつひとつが参考になるものだ。本気で世界を変えたいと思っているんだろうな。



2008年11月2日日曜日

保健室ものがたり

「保健室ものがたり」こんのひとみ著 ポプラ社刊
 探していた本が見つからずにいたとき、パッと目に飛び込んできた本。そういえば、この間、CDを聴いたばかり。本の方も読んでみるかと思い、即購入。そして、一気に読み終える。
 「あなたは楽でねいいわね。大丈夫?って甘やかしていればいいんだから。」そんなことを考える先生がまだまだいるのだろうな。そんながんじがらめは窮屈なのに。すきをつくることも必要なのに。
 「先生が甘やかすからとつけあがるんです。」そういって腕を引っぱっていった担任の先生も心の中では泣いているのかも知れない。
 原因もひとつでなく、誰かひとりのだけのせいじゃないのに、誰かのせいにしてしまう。誰かのせいにして安心する。そんなことも多い。
 特にいいのは、「1年生のひかりちゃん」「康太くんと先生」「卒業生の翔子ちゃん」「花梨ちゃんと給食の時間」と絞ろうと思ったけど、全部いいな。CDも聞き直してみようなあ。