2009年7月29日水曜日

「涙の理由」ほか

久しぶりの投稿になりました。CATVのケーブルモデムが故障のため、長い間インターネットが使えなかったからです。もちろんどこからでも投稿しようと思えば可能なので、半分はサボっていたのですが。
【今日の本】
「涙の理由」重松 清・茂木健一郎著 宝島社刊
 「涙を流すとき、脳では何が起こっているんだろう」というキャッチフレーズに誘われて購入。つい最近、「その日の前に」のDVDを見たところだったので(原作は以前に読んだが)、「重松清」「涙」に誘われた感じかな。
おもしろいと思ったのは、「・・・その面では中学生にはまだ泣けないものがあっていい。大人にならないと、ここでは泣けないはずだっていうものがあっていい。だけど、いまは、中学生でも泣けるものに大人も泣くような感じになっちゃって・・・・・。そこが僕は、すごく心配なんだ。」というところ。僕もそう思う。

「戦う組織」の作り方 渡邉美樹著 PHPビジネス親書刊
 さぼっているようで、何冊かは本は読んでいる。渡邉美樹さんは、その経営についての考え方などから、以前から好きな作家?で、その著書はほとんど読んでいる。教育論などには若干違和感も思えるが。この株主総会で社長から会長になった渡邉氏、50歳という若さで社長を退く思い(決意)が書かれている。面白い、実に面白い。
「愛の反対語は無関心である」「評価とは、その人の能力に○や×をつけることではない。彼がもっと能力を発揮できる役割は何かを判断するために行うものだ。」→教育にもつながる。
「一人ひとりの社員が心穏やかであること。一人ひとりの社員が働く喜びを感じていること。・・・リーダーは仕事における幸せとは何かをしっかりと考える必要がある」→どこかの職場に読んで欲しい内容である。
 最後に、思考の三原則について。
第一は、目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。
第二は、物事の一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、できれば全面的に見ること。
第三は、何事によらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えること。
とくに、第三、やる気が失っているとしたら、なぜそうなっているか根本原因を考えることが必要ということ。→これも職場に言えることです。なにかでプロと言われる人の発想は、職種を超えて通じるなあと改めて感じる。