2009年8月25日火曜日

「おかね」と「こころ」の教科書

【今日の本】
 「おかね」と「こころ」の教科書 手塚治虫 谷川彰英監修 イースト・プレス刊
 「おばあちゃん」(ブラックジャック)は、なつかしいなあ。ちょうど高校生の頃に夢中になって読んでいたなあ。中学校3年生と高校3年生の子どもたちに明日読ませてやろうかなあ。まあ、あまり教訓的に読ませるのもどうかともうので、さらりと。おかねとこころというところがいいです。

【今日のMAC】
 ここ1週間くらい、「Books」というソフトの調子が悪い。ISBNのコードをいれても、検索できない。アマゾンから検索しているのだが、突然いかなくなった。これまで登録できた本も無理。どうしてだろう。

【今日の出来事】
 浮島丸の追悼集会があたはず。病院の予約がありいけなかったので、来年こそは是非参加したい。

2009年8月20日木曜日

仕事メモ術・ノート術

【今日の本】
「頭のいい人がしている仕事のメモ術・ノーツ術」中川 裕 著 ぱる出版
 この手の本はついつい買ってしまう悪い癖?がある。立ち読みすれば全部読めてしまいそうな内容なのだが、暇な時間にブラッと書店によって見ているとついつい。ノート術やメモ術というものは、人の数だけあるように思う。つまりその人が一番いいと思う方法は、その人の仕事の在り方によって変わるのであり、参考にするのはいいのだけれど、その通りやっても必ずしもうまくいかないのが常である。ただ、やはりノートはB5版かなあと最近思い始めている。そのあたりにひかれたのかもしれない。なるほどなあと思ったのは、「ノートは薄い方がよい。そのほうが使い切ったという実感・満足感が得られる」というところ。使い切ることから、身につくこともあると思う。あれこれと手を出さないでとにかくやりきることも重要なんだろうな。

「ポイントカード徹底活用法」森永卓郎 著 イースト・ブレス
 セコロジストで有名な森永さんの本ということで、コンビニ(ローソン)で衝動買い。知らなかったことも多く、とにかく参考になった。
 

2009年8月9日日曜日

世阿弥その5

【世阿弥その5】
「稽古は強かれ、情識は無かれ」
 稽古も舞台も決して慢心してはいけないという厳しい態度をしめした言葉。情識とは、傲慢とは関心という意味か。もうこれでいいというのではなく、常に完成をめざして努力する。芸能は一生かけて完成させるものだと。「老骨に残りし花」という言葉もあるが、老いの美とでもいうか、年老いてからも完成への道はまだまだ続いていて、むしろ、年老いてからこそまさざまな花を咲かせることができるということか。ミドルリーダーと言われる年になった今こそ戒めるべきということである。危機管理にも通じることであろう。

2009年8月6日木曜日

世阿弥その4「軽々と機をもちて」

【世阿弥その4「軽々と機をもちて」】
 「序破急」という能の時間の変化のをいうときの言葉。能のはじめ方を説いた言葉。「序」のとき、役者が自分の気分を軽々と引き上げて、相手のリズムにそっと合わせていくのがいいということ。自分だけのリズムではなく、相手との関係性を重視することが大切。

2009年8月5日水曜日

世阿弥その3「離見の見」

世阿弥その3「離見の見」
 「眼、まなこを見ぬ所を覚えて、左右前後を分明に安見せよ」眼は自分の眼を見ることができないのだから、左右前後をよく見て、自分の姿をその左右前後から見るもの達のうちにおいて、よく見ていなければならない。このことが「離見の見」ということであり、「見所同見」ともいわれる。観客席から見ている観客の眼をとおして自分を見ること。
 また、「目前心後」とも言われる。眼は前を見ているが、心は後ろに置いておくということ。自分というものを客観的に見ることができることが大切なんだろう。

 ところで、メルコの1T(テラ)ハードディスクがますます調子悪い。マウントされないのである。修理に出したいのだが、なかに500G程度のデータがあるため、このデータを別の所にうつさなければならない。そんなハードディスクはないので、この際もう1台ハードディスクを購入しようかと悩んでいる。

2009年8月4日火曜日

教師花伝書

【今日の本】
「教師花伝書」佐藤学著 小学館刊
本書は「総合教育技術」に連載された文章をもとに編集されており、雑誌のほうで一度は読んだ内容である。題名のとおり世阿弥の「風姿花伝」の精神にのっとりかかれたもの。教師は「教えの専門家」であると同時に「学びの専門家」でもあり、研修に励まなければならない。文書を引用すると、「教師が授業を『妙花』に洗練させる『心』とその花の『種』となる『態』を学ぶ道筋を提示したい」とのが意図らしい。
「心」とは、思想・哲学であり、「態」とは身体技法・見識である。

特に、気になったところを抜粋する、

 聴くの三つの関係
(1)題材(テキストや資料)のどことつながって発せられているのか・
(2)他の子どものどの発言とつながって発せられているのか。
(3)その子自身のそれ以前の考えや発言とどうつながっているのか。

3つの規範
(1)子ども一人ひとりの尊厳を大切にする。
(2)教材の可能性と発展性を大切にする。
(3)教師としての自らの哲学を大切にすること。

「今こそ教師として「私」を語り、教室の固有の子どもを語り、自らの実践経験を自らの言葉で語ることが重要な時はない。」

「いつも発言する人や声の大きい人で授業実践を創造的に生み出している人に出会ったことはない。授業実践を創造的に推進している人や子どもの可能性を存分に引き出している教師は、どの教師も物静かな教師であり、決して目立とうとしない慎み深い教師である。」

【世阿弥その2】「秘すれば花」
 誰もが創造していなかったことをやって、相手を圧倒すること。誰も知らない自分の芸を秘密に持っていること。
いつでも自分の可能性を広げるための準備として、もう一つの秘する花を持っているだろうかと自問することが必要ということかなあ。




 

2009年8月2日日曜日

世阿弥その1「初心」

【世阿弥その1「初心」】
 「初心忘るばからず」この言葉が世阿弥の言葉であると知ったのは、恥ずかしながら1年ほど前である。そして、さらにはずかしいことに、これまでその意味を浅くしか知らずに、「はじめの志を忘れてはならない」と言う意味であると思っていた。もちろんこれでも間違いとは言えないのであろうが、本当はもう少し深い。
 世阿弥にとって「初心」とは、新しい事態に対応するときの方法であり、試練を乗り越えていくときの戦略のことらしい。世阿弥の言葉に「老後の初心忘するべからず」といいうことばあるように、三つの「初心」があるらしく、若いときの「初心」を忘れてはならないのは、若いときの失敗や試練を忘れないことがのちの成功のもとになるということ。
 つまり、「初心忘るべからず」とは、いままで経験したことのないような事態に対して、自分の未熟さを知りながら、それに挑戦していく心の構えであるということらしい。試練を通して人生を生き直す。初心ははまさに人生の戦略であるということか。

2009年8月1日土曜日

整理HACKS

【今日の本】
「整理HACKS」小山龍介著 東洋経済新報社刊
 整理術もの。小山さんの本は3冊目。MACユーザーでもあるので、なにかと参考になるかなあと言うのが購入の動機。もしかすると立ち読みで概略がわかるくらいの内容かもしれない。でも、新しい機器を取り入れた内容はとても参考になります。とにかく何も考えずにパソコンに放り込んであとで残すか捨てるかを判断するというのはよくわかる。それだけSCANSNAPは優秀だと思う。EVERNOTEもよさそうですが、すべて英語表示でインストールに失敗したみたい。それに、位置情報を聞いてきたり?はやりiPHONE用ってことかなあ。やはり、ノートパソコンの小さいのが必要かなあ。13inch MACBOOK PRO! これが狙い目。でも、その前にインターネットを何とかしないと。

マルクスは生きている

「マルクスは生きている」不破哲三著 平凡社新書
 新書という限られたページ数にも係わらず、大変読みやすくて、分かりやすい内容である。マルクスなんてひさしぶりに読んだのだけど、さすがにマルクス研究の第一人者である不破さんの文章、本当に分かりやすい。「マルクスは、どんな研究についても、自分の到達点に安住しない人だった」ということ、そして、その「マルクスをマルクス自身の歴史の中で読む」という不破さんの姿勢、どんな学問・研究にも共通することだと思う。大月書店からは、マルクスやエンゲルスの古典をわかりやすくした「マルクス・フォー・ビギナー」全5巻が刊行されるらしい。時間があれば「空想から科学へ」なども読み返してみたい気もする。でも、時間がないか。