2009年12月29日火曜日

いのちの絵本シリーズ2冊

【今日の本】
「きんぎょのきんちゃん」おおのさとみ:著 長崎出版:刊
 これは低学年用。かわいがっていたペットの死と向き合い、どう受け止めるか。死んでしまった金魚を植木鉢に埋めるところが面白い。

「おばあちゃんのくりきんとん」山中桃子:著 長崎出版:刊
 家族の死、大切な人との別れをどう受け入れるか。人が亡くなっても、心の中に思い出として生き続ける。おばあちゃんのくりきんとんがずっと受け継がれていくように。命のバトンタッチかな。




2009年12月26日土曜日

日本の教師に伝えたいこと

【今日の本】
「日本の教師に伝えたいこと」大村はま:著 ちくま書房:刊
 正直言って、若い頃は苦手でした。しかし、改めて著書を読んでみるとそのすばらしさがよくわかります。「戦後の国語教育の最大の失敗は”教えない先生”が増えたということです。」以前聞いた講演のテープでの一節です。子どもたちを育てるために教師が何をしなければならないかを大変わかりやすく説いておられる。当たり前のことのようだが、実はほとんどできていないことばかりです。例えば、「子どもを尊重する」という章を読むと、「教師がわかっていることはきかないということだ」と書かれています。私は、ふだん人権教育といいながら、本当に子どもたちを尊重してきたのだろうかと自問させられました。「研究会の功罪」では、教師のための研究会では子どもはよくなるはずがないと断言される。やってこられた方だからこそ言える説得力。本校の研修会でも読み合わせをしたいくらいである。私は、日々行っている授業の質を徹底的に見直す時期にきていると思わされた。

2009年12月23日水曜日

命に関する絵本あれこれ

【今日の本】
「ドラゴンとあおいチョウのたび」なかようこ:文 長崎出版
「いのちのまつり」草場一壽:作 サンマール出版
「アオガモの絵本」ふるたたかお:作 農文協
「てんごくのおとうちゃん」長谷川義史:作 講談社

 命はつながっているということ、生と死は隣り合わせであるということ、死は必ず訪れ、それは受け入れないといけないということなどを伝えるいい絵本ばかり。こういったものを子どもたちに読ませなければならない。ヒューマンサークル・ジュニアの最初にも読み聞かせをしようかなあ。 

2009年12月20日日曜日

黒グルミのからのなかに

【今日の本】
「黒グルミのからのなかに」ミュリエル・マンゴー:文 西村書店:刊
 命や死をテーマにした絵本を集めているところだが、また1冊新しい絵本をみつけた。
「死」があってこそ「生」がある。そのことが成長した主人公の姿をとおして読み取ることができる秀作です。


2009年12月1日火曜日

美山町音海


 美山町音海?郵便番号を調べるソフトで「音海」と入力し試しているとき、偶然見つけました。漢字も同じで、読み方も同じ。そして、美山町という山の中にあること。非常に興味深い。ということで、行ってきました。
 国道から車1台が通れるほどの道を進むこと約3km、確かにありました。畑仕事中のおばあさんに尋ねると、昔は20軒ほどあったそうだが、今では8軒ほどしかないそうだ。実際昼過ぎだったが、2人しか会わなかった。「いおり山荘」というペンション風の宿が1軒あり、テニスコートが3面あったくらいでした。
 帰りに、大野ダムのところで、レストランを見つけたので昼食をとる。「たまごかけご飯定食」なんて面白いメニューがあったのでそれを注文。お箸をみると。「いおり山荘」と書いてあり、同じ経営者とわかったので、今音海に行ってきたことを話し、どうして海がないのに、「音海」なのかと尋ねてみたが、よくわからないそうである。しかし、以前、北海道の方から「音海」さんという方が尋ねてこられたことをあったそうだ。
 いずれにしても不思議なものだ。美山町教育委員会等に尋ねてみるかな。他にも「音海」ってあるんだろうか。