2013年6月22日土曜日

そろそろ会社やめようかな

【今日の本】「そろそろ会社やめようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」山口揚平:著 アスキー・メディアワークス:刊

 タイトルが長い!「好き」なことをして「食う」ていくためにどうすべきか?
ある意味で、自由であることは、かならずしも幸福ではなく、不幸なのかも知れない。選択には勇気が必要である。ましてや、我が国では、個人が自由に生きることに対する寛容度はとても低い。しかし、ニートに代表される職を持たない若者は働く意味や生きる意味を失っているのかも知れません。そうすると、この本がいうように、好きを追求すること、やりたいことがなければ、やるべきことを追求させるというのは納得できる。
 儲けるための土台は大事です。儲からなければ実現しない。そのためには仕組みが必要。なるほどなあ?小さい町の小さな本屋さんがなぜ儲かるのかといえば、教科書販売で儲けているから。つまり、顧客は個人だけではないということです。うまく、隙間に潜り込めばいいわけです。このあたりは参考になるかな。
 いまさら起業でもないので、これ以上の紹介は必要ないかなあと思うが、要するに最後は人の問題である。優秀さとは、有能さと謙虚さのかけ算であるという言葉が印象的でした。また、信用=(専門性+確実性+親密度)÷利己心という式もありました。能力を磨くより、プライドを下げる方が手っ取り早いというのも納得である。

2013年6月20日木曜日

オフィスが使えないipad PART2

 前回の続きである。先に結論から、ipadはオフィスは得意ではない。しかし、わたしは、そのことにいらだったりはしない。怒ったりもしない。それぞれに得意分野があるのである。コミュニケーションのツールとして、従来のパソコンやオフィスが十分にできなかったことに活用していきたい。
 書くことよりも書いたものを見せ合うこと、互いに見せ合い、意見交流をすることを意識して活用したい。実際、誰かとディスカッションする場合でも、作成した書類を見せながらそのとおり説明するだけではなく、意見交換しながら、修正したり、追加したりすることが多いはずである。そんなとき、書類や写真やPDFにすぐに書き込めること、書き込んだことをその場で確認でいることが重要である。講義やプレゼンでも、質問等があれば、さまざまな方向に展開する。プレゼンを用意しても、「その後は必要なし」となり、突然違うテーマになることもある。そんな場合に臨機応変に対応できることが人にも機械にも求められている。
 授業においても同様である。このように進めようと考え、プレゼンを用意していても、児童生徒の理解状況、つまずき、または興味関心でどんどんと予想もしない方向に展開してしまう。そうなると、時間をかけて準備したものも無駄になってしまう。このような場合に臨機応変に対応できるかが重要になる。その場で、資料を読み込んで画面に提示する必要も出てくる。スキャナがないとか、カードが読めないでは済まされない。そんな場面でipadが活躍するのである。また、活躍させたい。何度も言うが、臨機応変がキーワードである。
 そこで、最近活躍しているソフトが「NOTE ANYTIME」である。広い画面に、とりあえず見せたい資料等を数枚貼り付けておいて、あとは手書きで文字を書き込んだりしながら、授業を進めることができる。無料であること(一部の機能は有料)、動作が軽いこと、メーカーのサポートが優れていることなど、長所をあげればきりがない。従来の電子黒板はもう必要ないと感じる。こんなに簡単にしかも安く実現するのである。
 オフィスが得意でないipadは、このように近畿応変にコミュニケーションのツールとして活用されていくことになる。そんな新しい使い方を模索していきたい。