2013年10月24日木曜日

スティーブ・ジョブズ1995 ロストインタビュー

【今日の本】「スティーブ・ジョブズ 1995 ロストインタビュー」講談社:刊

 1995年といえば、ジョブスがアップルを追放されて10年。その翌年にはNEXTをアップルに売却しアップルに返り咲き、その数が月後には、PIXERの映画「トイストーリズ」がヒットするわけですが、インタビューの時点では、まさにどん底の時代でした。そんなときに、ジョブズが何を考えていたのかは、とても興味深いことです。読んでみると、落ち込んでいるわけではなく、実に冷静に自分やアップルのことを考えていること、そして、アップルからの追放やNEXTの失敗から多くのことを学んでいるように感じます。
 また、当時から日本の企業や日本のものづくりの仕組みなどにかなり関心があることも伺えます。ライバルであるマイクロソフトについて「マイクロソフトは日本人のようだ」と書いています。「諦めないという点で日本人のようだ」と。このあたりは、日本企業は改めて自覚する必要があるのかも知れません。
 いずれにしても、よくぞテープを残しておいてくれたという気持ちでいっぱいです。

【アップルイベント】
 新しいipad、OS、マックプロ、マックブックなどが発表になりました。今回のキーワードは「FREE」、つまりタダ。なんとOSがタダになりました。これは本当にビックリ。だって新しいOSですよ。「WINDOWS8.1」がタダと考えてみればわかります。もともと2,000円で販売していたこともかなり安かったのですが。これからは、ハードを売って儲けるのでしょうか。そして、iworkとiLIFE。そこは以前にアナウンスがあったのでビックリではありません。
 なんと言っても目玉はiPad。ひとつはAir。薄く、軽くなりました。もうひとつは、mini。やっとレチーナディスプレーになりました。両方ともほしい。