2014年7月21日月曜日

円教寺(書写山)

7月21日(月)海の日
秋には紅葉が綺麗でしょうね
西国33カ所 第27番 書写山こと円教寺に行ってきました。土曜日に念仏を唱えたこと、日曜日に「軍師官兵衛」を見たことがきっかけでした。ナビで書写山をセットしていざスタート。目的地に到着と思いきや行き止まり。そこは登山コースで?、看板を見ると「書写山ロープーウェイト」で検索しましょうとのこと、再度セットして、ロープーウェイト駐車場に到着。15分おきに出ているらしく、ほとんど待たずに山上駅まで。そこから約1km徒歩で登ると到着しました。
 さすがに、「西の比叡山」と呼ばれるだけのことはあり、見事な立派な建物でした。秀吉が三木城の別所長治を攻めたときに陣地にしただけのことはあります。当時からこれだけのものがあったのかなあ?紅葉が多く、秋に来ると綺麗と思われます。本多家の墓も立派でした。
 帰り道の気づいたのですが、舞鶴道の上り(反対の車線)がずっと混んでいました。すごい混みようです。高速が通ったことで夏に渋滞にならないか心配になりました。
 なぜか、夏休みにもかかわらず、小学生がたくさんいました。先生も引率でしたので、サマースクールか何かでしょうか。子どもの声って、ずごく響くんだなあと気づきました。

【今日の本】
「じゆうをめざして」シェーン・エヴァンズ:著 ほるぷ出版:刊
 自由への地下鉄道という、人々のネットワークで黒人奴隷たちを逃がそうとした組織の話。

「いじめのきもち」村山士郎:編 童心社:
 小中学生がいじめを綴った作品を編集したもの。どの作品も思いをそのままに言葉にしています。そして、表現することで自分との出会いを作り出しているのだと思います。ただ、作品は深いインパクトがあるものは少ないように思います。というか、それだけいじめを綴るということがむずかしいと言うことなんだと思います。こういう作品から、本当の思いを受け止めることこそがわれわれの仕事なのだと思うし、そのことがとても困難なことなのだと言うことを改めて認識しました。

「よかたい先生」三枝三七子:著 学研:刊
 僕が原田先生のことを知ったのは、「きばる」という団体からミカンを購入したことがきっかけでした。でも、あまりくわしくは知りませんでした。また、川本輝夫さんについても、以前ビデオを買ったのですが、多分みたと思うのですが、あまり記憶になく、今回初めてどんな人かわかりました。感想文の課題図書と言うことで、多くの子どもたちに読まれることを期待したい。また、絵本「みなまたの木」も是非読んでみたい。



2014年7月13日日曜日

伝記

【今日の本】
「新美南吉ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊
「正岡子規ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊

 最初に、読んだのが「新美南吉ものがたり」。作品は知っていても、作者についてはあまり知らないことが多い。新美南吉もその一人。(逆に、作者については、よく知っているが、作品はあまり読んだことがない人もある。)南吉の童話には郷土岩滑の地理や習俗が多く盛り込まれていること、例えば、中山の城m壮烈の風習、矢勝川のはりきり網、六地蔵など。兵十のモデルがあることもわかりました。宮澤賢治も同じですが、南吉も死後に有名になったわけです。賢治には草野心平、南吉には巽聖歌。「自分の作品が何十年後日にみんなに読まれるようになれば、自分はそこで再び生きることができる」そんな風に考えていたことも初めて知りました。
 正岡子規は、私にとっては、「逆に、作者については、よく知っているが、作品はあまり読んだことがない人」である。「ノボさん」や「子規最期の八年」などを読んではいるが、作品のほうはなかなか進まない。闘病生活については知ってはいたが、改めて壮絶だったんだなあと思わされた。
 気がつくと、二人とも結核でなくなっていることが共通点であることに気づいた。短いからこそ、その命が燃え尽きるまでにという思いで取り組んだのであろうか。2人とも記念館や博物館があるので、是非訪ねてみたい。


「校長という仕事」代田昭久:著 講談社新書:刊

 かの有名な和田中学校で藤原さんのあとを引き継いで校長となった方。藤原さんのあとだけに、やりにくかったと思われる。しかし、ただ継続するのではなく、「5年の任期が終わったときには、次の校長は民間校長でなくてもできるように」というのが教育長からのミッションだったらしい。
 印象に残ったところを書き出すと。
 「モンスターペアレントという言葉は、学校と保護者との関係を分断させる、危険な言葉であり、学校現場では決して使うべきではない。」
 「携帯・ゲーム・テレビの視聴時間と学力には関係がある。」
 「集中力と記憶力と学力には関係がある」
 「集中力と記憶力と忍耐力には関係がある」
 「社会関心力と学力には関係がある」
  ※「社会力」・・・社会で起こっている出来事に興味や関心があり、自分なりの意見が持         てること。
 「コラボレーション力と学力には関係がある」
  ※コラボレーション力・・・意見の違う相手とも力をあわせて、課題を解決していく力。   相手の意見にしっかりと耳を傾け、自分の意見と調整しながら、最終的には、解決   の方向性を探っていけるようにする。
 「学びに対する意欲と学力には関係がある」
   ※意欲・・・競争動機、理解動機、感染動機・・・あんな人になりたい。

 子どもたちがネット依存に陥るのは、ネットでしか本音が言えないとか、ネットでつながっていないと不安だとか、人と人との対面でのコミュニケーション力が脆弱なことによる。
 将来あんな人になりたい、そのために勉強をしたいという意欲。自立貢献。
 これからの学校は、子どもたちの希望をはぐくむ場、校長とは、「みんなの力を結集させ、未来を担う子どもたちの希望を育むこと。