2015年5月24日日曜日

The ZEN of STEVE JOBS

【今日の本】「The ZEN of STEVE JOBS」ケイレブ・メルビー:原作 柳田由紀子:訳

 ジョブズと乙川弘文との交流を中心に描いたジョブズの伝記?乙川弘文氏は、曹洞宗の僧侶であり、ジョブズのNEXT社の宗教顧問であり、ジョブズの結婚式の司った人として有名です。ジョブズはアップルを去った1986年頃から復帰する1997年頃まで頻繁に乙川氏の元を訪れて、「間とは」「壁とは」「誤りとは」「完璧とは」などについて問答を繰り返しています。90年代以降は疎遠になるようですが、「完璧」に関するとらえたかの違いがそこにあるような気がします。そのあたりは、もう少し勉強しないとうまく説明できませんが、そんな気がします。MACの新しい製品群の選定やIpodにラジオを機能はいらないといったやりとりはおもしろい。禅については、もう少し本を読んで深めてみたいと思う。

2015年5月20日水曜日

みんなの学校

 第七芸術劇場にて、「みんなの学校」アンコール上映に行ってきました。好評につき。再々上映も決定したようです。近くで上映の機会が少なく、あっても夏休みだったりするので、思い切って行ってきました。
 映画になっている「大空小学校」では、特別支援教育の対象となる子や、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学んでいます。そして、そんな学校を保護者や地域の人もいっしょになって作りあげているという印象を受けました。
 この学校は、どんな子でも見守ります。ほかの学校が見放した子も次々を受け入れています。映画を見て、「公立」の学校とは何か?どのようなものなのか?その使命はなにか?あるべき姿とは何か?いろいろと考えさせられました。
 そして、「公立」の学校が成果や効果をあげるとは、何を持って評価すればいいのかということも考えさせられました。今は、学力至上主義ですから、とにかく学力を上げることを重要と考える傾向がありますが、学校の役割はそれだけではないと思います。地域の子供たちに最高の居場所を提供することこそがその使命と考えます。様々な要求にこたえることが求められているが、本来の使命を忘れないことが重要であると感じた。
 最後に、感情的に起こるのは体罰であるという校長の言葉は、まったくそのとおりだなあと思いました。

2015年5月18日月曜日

北前船フォーラム

【第1回海の京都「北前船」フォーラムIN舞鶴】
 5月10日(日)第1回海の京都「北前船」フォーラムIN舞鶴に行ってきました。
  基調講演「北前船広域ネットワークの歴史と未来に」
        現代版北前船プロジェクト代表 明楽みゆき さん
  ミニ講演「北前船について」
        京都府立丹後郷土資料館 学芸員 吉野健一 さん
  パネルディスカッション 

明楽みゆき さん
これは、北前船による流通や文化交流に日本海沿岸に繁栄をもたらした歴史にスポットを当て、更なる観光資源として地域に根ざしたものとなるように立ち上げられた広域ネットワークが主催するフォーラムである。(チラシより)丹後但馬を結ぶ広域となっているが、是非若狭も含めたものとして展開して行ってほしいと思った。
パネラーのみなさん
北前船は、各地の特産物を寄港地に運んで価格差で利益を得る「買積」という営業形態ととっていたことで有名である。菱垣廻船などの運賃積とは違う形態である。このことが繁栄の理由でもあり、衰退の理由でもありました。また、極めて海難に弱かったのも特徴でした。そこで、船のバランスをとるために、日引石や笏谷石などが積まれたという話を聞いたことがあります。笏谷石といえば、福井県が誇る全国区の石ですし、日引石も全国に運ばれた高浜町の有名な石です。それ以外に、小浜や敦賀からもたくさんのものが運ばれているわけで、こういった流れに乗っていくことが大切なのではないかと感じました。
 今回の話では、海につながる川の存在も大きいことに気づかせられました。

【笏谷石】
 探しているときは見つからず、ある日、偶然に見つかることってよくありますね。5月11日(月)前から気になっていたものを見つけてしまい、衝動買いしてしまいました。それは、笏谷石でできた器です。上の北前船の話でもふれましたが、福井県のブランド石である笏谷石は現在は採ることができなくなりましたが、ファンが多いことから、個人が所有しているものを買い取り、加工してぐい飲みなどをつくっているのです。もちろん高価なのですが、水を入れると色が変わるのが特徴で、前からほしいと思っていました。焼酎用のカップを買いました。満足しています。高価でしたが。