2017年12月29日金曜日

What's a computer?

「コンピュータって何?」「What's a computer?」
 アップルのipadプロのコマーシャルが素晴らしい。というか、おもしろい。
 ipadプロを持って出かけた少女の1日を描いたもの。友達とビデオチャットしたり、写真を撮って宿題をしたり、移動中のバスの中でマンガを読んだり、そして、家に帰って宿題の続きをする。そこにあらあれた女の人(母親?)が「コンピュータで何やってるの?」と聞くと、「コンピュータって何?」と聞き返すという内容です。
 この普通に「コンピュータって何?」と聞き返す表情、ところがいい。PC時代とポストPC時代が入り交じった現在がうまく表現されている。某メーカーは、「PCこそがリアルなコンピュータ」であると言っているらしいが。そりゃ、その方たちにとっては、レポートを書くならPCを使うべきであるということなのだろうが、この少女には関係ない。やりたいことがあるならば、道具は何でもかまわないのである。というか、もうコンピュータなんてさわったことがないのかも知れない。コンピュータをさわる前に、携帯やタブレットを使う時代なのである。
 学校でも、タブレットが入ってきて、キーボードを使うことがめっきり減った。文字入力も、ローマ字打ちではなく、ひらがな打ち、最近は手書きが一般的である。検索にもタブレットを使う。起動が速いので、検索だけならば、わざわざコンピュータを開くこともない。大学生は、携帯でレポートや卒論を打ち込み、最後に書式やファイル形式を整えるときだけPCを使う時代である。
 今は、変化の時代。変化を怖れて、乗り遅れることがないようにしなければならないということか。その点で、アップルは変化を怖れないメーカーと言えるのかも知れない。ちなみに、CMとは別に1分に及ぶビデオも公開されている。こんな時代がすぐそこに来ている。
さすがに画質は悪い

2017年12月11日月曜日

冬のハイキング

 12月9日(土)公民館主催のハイキングに行ってきました。公民館から舞鶴カントリークラブまで往復です。道路に雪がうっすら積もっている状態でしたが、15名ほどの参加者がありました。見知らぬ方も多かったようで、町外の方もおられたようです。こちらは、デジカメ教室も兼ねていたので参加したのですが、好きな方はたくさんおられるのですね。カントリーまで行くと、青葉山も横に見える感じです。少し雲がかかっていましたが、この角度からもいい眺めです。手前に見えるのは、太陽光発電装置です。カントリーさんが利用しているのでしょうか。昼食は、こまごまクラブさんのおもてなしでした。
雲に隠れる青葉山、手前が太陽光発電装置

2017年11月24日金曜日

博物館めぐり

 11月23日(木)に、福井市に行く機会があったので、ついでに現在開催中の企画展に行ってきました。

①福井県立歴史博物館
 「泰澄 白山信仰における意義を探る」展
 クイズラリーをしながら展示を見ました。中山寺も紹介されていました。青葉山も泰澄が開山ということになっています。全問正解でしたので、缶バッチとポスターをいただきました。青葉山が699mとなってたので、693mであることを伝えておきました。
県立歴史博物館でもらった缶バッチです
②福井市立郷土歴史博物館
 「さよなら、江戸幕府」展
 大政奉還から王政復古にいたる貴重な資料が展示してありました。ことしは、大政奉還150年の節目の年ということで、全国で同様のイベントが開催されています。

③福井県ふるさと文化館
 「三好達治」展
 三好達治は1944年から五年間、三国に滞在し、三国を題材にした詩をたくさん書きました。また、福井県民歌や三国高校校歌の作詞でも有名です。ここでもクイズラリーをしながら展示を見ました。ヒントがないと答えられないような難しい問題が多かったです。というか、三好達治についてあまり詳しくないからです。清家雪子さんのオリジナルグッズが賞品でした。「月に吠えらんねえ」に登場するミヨシ君というキャラクターのコースター?でした。この漫画、読んでみたい。ここは福井県立図書館、福井県文書館と3館がいっしょになっているのですね。すごい人でびっくりしました。車が一杯でした。
 
 近いところに、こんな施設があってたいへんうらやましい。退職したら、1日中いたいです。近くならね。

 夜は、「釈宗演講演会」でした。正木晃さんという方の講演があり、大変勉強になりました。参加者が以前に比べて増えていることに驚きました。

2017年11月19日日曜日

キッサコ 一滴一会 〜土の人 風の人〜

 若州一滴文庫くるま椅子劇場で開催された「キッサコ 一滴一会 〜土の人 風の人〜」コンサートに行ってきました。お坊さんの姿というポスターの風貌から、どんな内容なのかと思っていましたが、後から修行したそうで、お坊さんが歌を歌い始めたわけではないということで、普通のフォークデュオでした。般若心経って歌もありましたが。全く知らなかったのですが、普通に楽しめました。お坊さんということもあり、声量には問題なし、というか、2人ともいい声でした。ユーテューブで検索すると、結構たくさん出てきました。自分の経験を歌ったり、地元の祭りの曲を作ったりと、いわゆるフォークという感じで、いい感じでした。
 ギターは何本か持っているのでしょうが、ギルドとヤマハでした。ヤマハはFG系。なんだろうTHE FG? かな。まさか、FG180ということもないか?妙に親近感がありました。一滴文庫はいい音が出ます。
 ちなみに、キッサコは「喫茶去」から来ているようです。「まあ、お茶でもお飲みなさい」というような意味だそうです。しかし、禅語としての本来の意味は「お茶でも飲んで去れ」あるいは「お茶でも飲んで来い」と叱咤する語だそうです。前者の方がいいですね。
CDのジャケットを拝借。当日感じもこんな感じでした。

2017年11月10日金曜日

33カ所 in 奈良(3)33カ所以外編

11月5日(日)、3連休の最終日。今日で、奈良ともお別れ。

 午前中に、見ておきたいところはないかと思い、「唐招提寺」に行きました。鑑真大和人のお寺です。当時の渡航は大変困難で、鑑真は6度目の渡航で日本に来られ、先週道場として建てたものが唐招提寺の始まりです。国宝の金堂は圧巻です。個人的は、十一面千手観音像が印象的でした。現在は身代わり像が公開されていて、本物の座像は毎年3日間しか公開されませんが、複製品ではありますが、教科書で見たのと同じ座像を見ることができます。これだけで十分です。

金堂でお参り

  帰り道ということで、宇治の平等院にもお参りをしてきました。鳳凰堂は思っていたよりも小さかったですが、見事なものでした。鳳翔館には、さまざまな宝物が展示されていました。栄華を極めると同時に、死や来世についても関心があったのでしょうか、極楽浄土が描かれているのが印象的でした。
鳳凰堂。外国寺がとても多い。
手前の池から望む鳳凰堂
鳳凰堂には、源頼政の墓もありました。

 その後、久我山のイオンで食事をして、帰宅しました。

33カ所 in 奈良(2)

11月4日(土)、午前中は「イオンモール大和郡山」で買い物。たまたま、楽器屋さんでグラスバンドのミニコンサートがあったので聞いていました。あと、楽天モバイルで、料金等の説明を受けました。
 昼食後、一旦ホテルに入り、車を駐車し、ホテルのバスで近鉄奈良駅まで移動し、そこから本日の目的地「興福寺 南円堂」へ。南円堂は、国内最大の八角円堂といわれ、平成9年に大修理を終えています。したがって、大変きれいでした。たくさんの人で納経所は大変込んでいました。
南円堂、六角だと思っていました
そのあとで、興福寺も見学しました。710年の平城京遷都とともに、藤原不比等が移したもので、平安時代には南都七大寺のひとつとして栄えました。ここでの目的はなんといったも「阿修羅像」です。子供がモデルなので小さいですが、大変きれいなお顔でした。

五重塔。観光客でいっぱいでした。
つぎに、「奈良国立博物館」に「正倉院展」を見に行きました。第69回ですが、はじめてです。今回の目当ては、「緑瑠璃十二曲長坏 」。きれいな緑色でした。「金銅水瓶」は保存状態がとおてもよかったです。「碧地金銀絵箱」もきれいでした。どれもどうしてこんなに保存状態がいいのかと不思議です。漆が塗ってあるそうですが、革製品など。自分たちが使っているものは少し放っておくと表面が変質してしまうのに。すごいの一言です。

 

2017年11月9日木曜日

三十三カ所 in 奈良(1)

11月3日(金) 三十三カ所参りのために、奈良県に行ってきました。

 はじめに、壺坂山 南法華寺(壷阪寺)。眼病に霊験あらたかといわれています。インドで制作された大観音像をはじめたくさんの大石造物が安置されています。

 

 つぎに、東光山  岡寺(龍蓋寺)。台風の被害で裏山が崩れて大変なことになっていました。

 3カ所目は、豊山 長谷寺。4時になってしまったので、ゆっくりと回ることができませんでした。長さ200m、399段の階段が有名です。急いで登ったので疲れました。

 最後は、番外 法起院。こぢんまりとした雰囲気のあるお寺です。ここは、チェックしてなく、偶然に長谷寺に向かう途中で見つけたので、とてもラッキーでした。

 大急ぎでしたが、充実したお参りでした。

2017年9月9日土曜日

関ヶ原

 少し前ですが、9月2日(土)「関ヶ原」を観てきました。いつもは、割引券等を使って観るのですが、ここでは普通に観たので、なんと1,800円もとられるのですね。改めてびっくり、高いなあ。まあ、映画の内容と値段は関係ありませんが。感想を思いつくまま書いてみます。
 三時間近い映画で、かなりの大作です。たった六時間の戦いですが、その前後を丁寧に描こうとするとそれくらいは必要なのでしょう。丁寧なところもあるのですが、正直もっと必要と思うところもあります。
 石田三成という人物は作品によって人物像が一定しない人物です。本当のところ、どんな人物だったのか?頭が切れる人物であるなら、仮に関ヶ原の戦いで勝ったとしても豊臣の天下が続くとも思えない。「義」って何だろう。秀吉への「義理」?家康への反発?わかりにくいです。島左近に促されて、徒歩で戦場を後にしたと描いています。そりゃ捕まる?まあ、馬で逃げても捕まると思いますが。余談ですが、岡田准一君は、どれを見ても同じに見える。黒田官兵衛に見えてしまう。残念。
 島左近もいつ死んだのか?本当に死んだのか?でも、最後の場面はきれいすぎるとも思うが、あれもありかと思えてしまう。あんな風に追い詰められるのだろうな?
 小早川秀秋の描き方も一定しない。今回は家臣に押し切られた格好である。
 薩摩は一貫してあのイメージで、わかりやすい。
 初芽という登場人物は必要なのでしょうか。最後の場面にも出てきますが、見守るだけですし。
 話は変わりますが、NHKの大河ドラマ。井伊家は歴史に翻弄されていますが、このあと、関ヶ原のころには、徳川四天王にまでなるわけです。四天王の中でも、さらに別格。大老になるのは井伊と酒井だけですから。関ヶ原の先陣を任されたのは、井伊直政と松平忠吉ですしね。今の番組の様子とは大違い。この後、すごい速さで出世していくのでしょうね。関ヶ原では、薩摩を追い、深手を負ってしまう。多分そうやって人一倍危ない目に会いながら手柄を立てて、認めてもらったのでしょうね。いまは、その過程にとっても関心があります。どうなるのだろう。しかし、家康は頼りない。まわりの家臣がうるさかったのだなあ。さらに、今川氏真。あのあともうまく生き残り、今川家は江戸時代もずっと続くのですね。それも結構な身分として。知らなかった。改めて歴史は面白いと感じました。
 最後に、役所広司さんの徳川家康、憎らしくていい感じでした。あのおなかはCGなんでしょうね。いくら役作りといっても、あそこまでは無理でしょう。やすが、いい役者さんです。すばらしい。

2017年8月30日水曜日

野鹿の滝

 26日(土)第30回ジンジャカ アコースティックライブがおおい町流星館芝生の広場で開催されました。少し興味があったので行ってきました。と同時に、前から一度行ってみたかった「野鹿の滝」にも行ってきました。道の駅の人に聞くと、車で10分くらいということだたのですが、途中見落として、かなり奥まで行ってしまい。ナビではそろそろ道が切れそうになってしまい、さすがに間違ったと思い、引き返すとしっかりと看板があり、その下でした。そういえば、さっきも見たなと。
 朝方の雨のせいでかなり水量は多かったです。また、雨のせいで、枯れ葉や枝も落ちていました。30mくらいの滝なので、思った以上に立派でした。また、周辺の雰囲気もいい感じでした。写真を撮って、戻るとバイクの2人組が降りてきました。
 また、途中にダムがありましたが、そちらもいい感じでした。赤トンボ?がいたので、写真に収めました。ほとんど人がいないので、静かで落ち着いた感じでした。秋に来るとどんな感じなのかなあと思いつつ、コンサート会場に向かいました。コンサートの方は、人が思った以上に少なくて?、というかほとんど出演者だけという感じで、かなり寂しかったです。なんとも、もったいない感じでした。知っている方がでていたので、そこまで見ようと思ったら、トリだったので、結局最後までお付き合いをしてしまいました。みなさん、オリジナル曲を披露されていたことが印象的でした。みなさん、すごいなあと思いました。とても、真似できない世界です。
野鹿の滝。手前の木が邪魔?

滝に向かう道。落ち葉が目立ちます。

ダムと赤とんぼ?背景は水面です。空みたいにも見えますが。

ダムの全景

2017年8月14日月曜日

奥 華子

奥華子コンサートツアー2017弾き語り
         ~遥か遠くに見えていた今日~

 8月10日(木)、福井市響きのホールで開催された「奥華子コンサートツアー2017弾き語り ~遥か遠くに見えていた今日~」に出かけました。
 昨年開催された「奥華子10周年ありがとう!弾き語り全曲ライブ!」に続き、今年も見に行きました。響きのホールは、200人ほど課と思いますが、昨年の大阪の会場とは会場の規模こそ違いますが、“グランドピアノとキーボードのみ”という弾き語りのスタイルは同じで、独特の雰囲気を感じます。一人であそこまでできるのは本当にすごいと思います。なんと言っても、聴いた瞬間から心に染み入るメロディと歌詞、そして、まっすぐな歌声が素晴らしい。本当に、聴いた瞬間から圧倒されます。「遥か遠くに見えていた今日」に入っている曲が中心でしたが、ほぼCDと同じ雰囲気を出していました。路上ライブをやっていたので、すべてを自分でやってきたという自信のようなものもあるのでしょう。会場の盛り上げ方も心得ている感じです。響きのホールほどの会場が一番あっているのかなあと思います。距離感が。コンサート終わり、全員をハイタッチで見送るなんてことは普通のコンサートでは考えられないです。そういえば、大阪のコンサートではアンコールで会場中を走り回り、1人1人とハイタッチしていたなあ。すごいことです。
 事務所も小さくて、グッズのデザインまで1人でやっているらしい。「今日」を「TODAY」としたことを自慢してました。音響スタッフも会場ごとに依頼するのか、コンサート中に何度か指示を出していました。そのあたり大変だなあと思いました。アンコールの最後からの2曲目は「バースデイ」。実は、当日は自分の誕生日だったのでみなさんに祝ってもらえたようでした。8月生まれの人が3人いました?最後に、満員でないことが残念でした。もっとたくさんの人に生で聴いてほしい人です。来年も行くぞ!
 追伸 やっぱり眼鏡は赤に戻ったのですね。
CDジャケット

2017年8月7日月曜日

野尻銅山

 8月6日(日)、福井ライフアカデミー「小浜藩の野尻(三幸)銅山と住友 ー経済発展と環境問題を両立させた鉱山ー」に参加しました。 名前だけは知っていたけれど、詳しくは知らなかったのが、参加の動機です。
 まずは、野尻銅山の紹介。はじめは、1760年ころに小浜藩営の銅山として開坑しました。71年に一旦休山となりますが、1809年から大阪の住友の資本により再開となりました。1854年には、再度藩の直営になりますが、住友の使用人により稼業されていたそうです。安政年間には、全国屈指の産銅高でしたが、1870年に廃業しました。
 いくつかの疑問。
①三光・三幸とは。
 野尻銅山は別名、三光(もしくは三幸)銅山とも呼ばれます。三光とは?地名?三光とは、最初の坑道「三光間歩(まぶ)」にちなんだものだそうです。いわれはわかっても、もともとの名前の由来は不明です。
②どこにあったのか。
 福井県史通市編4に地図が載っているのですが、現在の地図とあわせることができないのではっきりとわかりません。「大飯郡詩」の地図には、しっかりと「野尻鉱山」の名前が載っています。また、住友史料館の絵図もあり、具体的なイメージは持てるのですが、建物の位置関係ははっきりしません。でも、インターネットで検索すると「野尻銅山に行ってきました」というページもあり、実際に行った方のレポートもあるので、それをたどると行けるのでしょう。一度訪ねてみたいです。 
③山師はどこから来たのか。
 山師は、最初は生野銀山からのようです。
④公害への対応は。
 藩営として始まったあと、一旦休山します。その理由は、公害問題です。亜硫酸ガスによる煙害は農産物や油桐などへ、銅による水害は農作物などへ被害を与えていました。水害については、側溝をほって対応しています。どこにあったかも、一応書いているのですが、小字名や川の名前等が詳しくわからないと正確にはわかりません、本郷の方ならわかるのでしょうが。
 いずれにしても、産業学習としても、また、公害学習としても、活用できそうです。もう少し詳しく調べてみたいです。大変参考になりました。
野尻銅山絵図 京都市住友史料館蔵

2017年8月6日日曜日

COME ALONG

【今日のCD】COME ALONG 1・2・3
 8月2日に、山下達郎氏の「COME ALONG3」が発売されるので、1・2とともに3枚同時に購入しました。1・2は聞いたことがないわけではありませんが、発売当時、山下氏非公認ということもあり、購入はさけていました。今回は、公認ということなので、改めて購入しました。「さすがに30年近く前(1は1979年)のものなので今更・・・・。」とうことで公認した?というようなことをコンサートでも話していました。2は最近も聞いたのですが、1の方はしっかりと聞いたのは久しぶりでした。なんと竹内まりやさんがDJで参加していたのですね、知りませんでした。感想ですが、やはり「夏」のイメージを前面に出した曲が多い気がします。「CHEEP UP! THE SUMMER」以外は古い曲ばかりです。決して悪くはありませんが。DJは1・2に比べると控えめな感じがしました。公認と言っても、選曲には関わっていないのでしょうね。現在、カーステレオに3枚とも入れて聞いています。基本、ドラムとベースが同じ人なので、こんな風につなぐのはやりやすいT感じます。どうでもいいのですが、アマゾンで購入したのですが、1日前に届くのですね。すごいなあ。ジャケットは、鈴木英人氏、3枚ならべるととても統一感があり、いい感じです。若い頃の声は、いまよりも張りがあったように感じます。若々しい感じがします。なぜかカセットテープ版もあるそうです。カセットテープなんて持っているのかなあと思ったら、なんとプレーヤー付きもあるそうで、このあたりも完璧主義者らしいです。


2017年7月30日日曜日

はじめてのオーケストラ

【今日の本】「はじめてのオーケストラ」佐渡裕:著 小学館:刊
 先ほどのブログに追加しても良いのですが、別にしました。フィガロの結婚のコンサート会場で買いました。小学生になった娘さんが初めてコンサートに行く話です。そうか、小学生以下は入れないんだね。佐渡さんの娘さんが初めてコンサートホールに行ったときのことを絵本にされたのです。その感想がうまく伝わる本です。いいもの、本物との出会いは大切ですね。一応、サイン付きです。
サイン入り

篠山で「フィガロの結婚」

兵家県立芸術文化センター
先日書いた「木之本」と同じくらい大好きな町があります。それは、篠山市です。篠山城跡をを中心として、古いものと新しいものがうまく同居している様子が好きです。なんとも落ち着くことができる町で、「日本遺産」に認定されています。日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通
じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定するものらしく、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある文化財群を総合的に整備・活用し、国内外に発信することで、地域の活性化を図るものだそうです。篠山市の場合は、「デカンショ節」発祥の地であることをストーリーのテーマとし、平成27年4月に、第1号の「日本遺産」に認定されたそうです。そんな篠山で開催されたオペラ「フィガロの結婚」を見てきました。その話はもう少し後にして。
大正ロマン館
まずは、昼食。現在、丹波篠山ご当地グルメ推進委員会では「篠山まるごと丼」を
提供しています。篠山産の「コシミヒカリ」、「特産肉」、「山芋か旬の野菜」を使うことが条件だそうです。私たちは、「ささ福」さんに行き、猪肉黒豆とろろがのった「まるごと丼ランチ」をいただきました。金額は1,200円(税込)でした。ちなみに、5月10日は、「篠山まるごと丼の日」だそうです。0510で「マルゴト」だそうです。面白いですね。少し時間があったので、「大正ロマン館」に行きました。ここはむかし町役場があったところで、今は、簡単にいうと土産物屋です。玄関に「デカボー」がいました。8月15日、16日には「丹波篠山デカンショ祭」が開催されます。会場に向かう途中で「丹波の里本舗」で栗ソフトクリームを食べました。350円でしたが、値段に見合うだけのことはあり、とても美味しかったです。あとのお餅も美味しそうでした。
 さて、それでは本題の「フィガロの結婚」です。佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2017「フィガロの結婚」です。全4幕で、イタリア語上演・日本語字幕付きです。イタリア語なので、どうなることかと思っていたら、電光掲示板による字幕がでました。少しは内容を知ってはいましたが、やはり字幕は助かりました。演奏の前に開会式?があり、市長さんや佐渡さんの挨拶やお話がありました。その後、少年少女合唱団によるデカンショ節の披露がありました。そこで初めて知ったのですが、10回公演の千秋楽でした。会によって俳優?が違うようで、外国の回と日本人の回が交互にあるようでした。ちなみに、今回は日本人スタッフです。
 感想ですが、4時間があっという間でした。オペラをはじめから最後まで見たのは初めてでした。途中まで見たことはありましたが。休憩が3回会ったので、休憩なしなら3時間弱くらいでしょうか。普通のコンサートとは違いオーケストラが近く感じることができるのもよかったです。前の方の人は本当に間近で見ることができるのですよね。アンコールでフィガロ役の人が与論島の島唄を披露してくださるというおまけ付きであったこともラッキーでした。本当に感動しました。
コンサートのポスター
「フィガロの結婚」は、身分制度・封建制度を批判する戯曲として、皇帝の妹が嫁いでいたフランスでは上映が禁止されていた。当然、ウィーンにおいても同様であったと予想される。従って、このオペラの完成までには、幾多の試練があったと予想される。攻撃的な部分を削除することで、何とか完成にいたったのだと思います。映画「アマデウス」がそのあたりを詳しく(誇張して?)紹介している。映画では、オペラが長すぎて皇帝があくびをする場面があったが、そのためたった9回で公演が中止になったしている。そのときのモーツァルトの怒り様は印象的だ。「完璧なものをつくったのに、なぜ理解できない?観客は馬鹿だ」と。当時、4時間にも及ぶオペラはなかったのでしょう。でも、そのときのサリエリの言葉が印象的です。「あなたは客を買いかぶりすぎている!」全くその通りなのかも知れない。聴衆は天才ではないのである。そのあたりがわかればモーツァルトは苦労しなかったのかも知れません。でも、聴衆にあわせていたら、名曲は生まれなかったのでしょう。ある意味、フリーランスを目指しつつ、フリーランスになりきれなかったモーツァルトの人生そのものともいえるオペラといえるのではないでしょうか。こんな風に時代と闘っていたのでしょう。そんなことを考えなくても、名曲であることには間違いありません。3大オペラ、全部聴いて(見て)みたいものです。是非。目標にしよう。

2017年7月24日月曜日

きのもとイチオシスタンプラリー

 1日中、年休。午前は二時間程度の会議があったが、午後から木之本に足を伸ばしました。
冨田酒造
関ヶ原が映画になると言うことで、「石田三成に逢える近江路」「いざ!関ヶ原 石田三成応援スタンプラリー」というパンフレットがでていたりします。木之本でも「きのもとイシオシ!スタンプラリー」というイベントが行われています。北国街道木之本宿内の店舗で買い物をし、スタンプを3つ集めると抽選会に参加できるものです。ということで、「山路酒造」で桑酒、「つるやパン」でサラダパン、「冨田酒造」で七本槍純米大吟醸を購入しました。抽選日に行くか、また、いけない人は参加賞がもらえるらしいのですが、どうするかは考え中です。
 ちなみに、山路酒造は日本で5番目に古い酒屋として知られており、「桑酒」は島崎藤村や雨森芳洲も飲んだと言われています。冨田酒造の七本槍のラベルの字は、ここに逗留した「北大路魯山人」よるものであることで有名です。さらに、3軒の醤油屋があり、酒、酢とともに醸造業が盛んであったことがうかがえます。北国街道木之本は豊かだったのでしょうね。同時に、水がきれいと言うことなんでしょう。とにかく、木之本は短い街道ですが、奥が深いです。周辺もふ
くめてじっくりと歩きたいところです。
木之本地蔵院の身代わりカエル
木之本地蔵院は、賤ヶ岳合戦の時に、秀吉の本陣だったそうです。知りませんでした。手水のカエルが目立ちますが、「身代わりカエル」として有名です。古戦場にも足を運びたいと思います。また、三成がかくまわれていた「法華寺跡」や「大蛇の岩窟」も見に行きたいと思います。関ヶ原で敗れたあと、この木之本、古橋村まで逃げ延びてきたわけです。夏に映画「関ヶ原」が公開になるので、こちらも是非見てみたいです。

2017年7月23日日曜日

山下達郎「PERFORMANCE 2017」

 7月21日(金)、山下達郎「PERFORMANCE 2017」に行ってきました。会場は、名古屋国際会議場センチュリーホールです。過去2回、金沢公演に参加しました。金沢は、比較的チケットが取りやすい会場だったと思います。しかし、今年の金沢公演は、最後から2番目であり、申し込みが多くなるのではないかと思い、それで取れないと困るので、ダメ元で名古屋に申し込んだところ運良く?チケットがとれました。また、次の日が土曜日ということで、ついでに名古屋で働いている娘に会うことができるというのも名古屋を選んだ理由でした。まさに、一石二鳥です。
 会場に行くと、本人確認の会場に通されます。前回までは、2名で申し込んだ場合、1名の本人確認でよかったのですが、今回は2人共確認が必要でした。チケットの転売を防ぐために、だんだんと厳しくなっています。悪いことはやめてほしいものです。
 かなり時間があるので、先にグッズの購入です。ツアーパンフレット、TシャツC(インディゴ)、フェイスタオル、刺繍ハンカチを購入しました。マスキングテープも買えばよかったと後悔しています。
 やっとコンサートの感想ですが、一言で言うと、好きな曲を演奏されたという感じでした。肩に力が入っておらず、本人も楽しんでおられる様子でした。有名な曲?ばかりで、聴いている方も安心して聴ける感じでした。座席も5列目で、すごく近くで見ることができました。そして、いつもながら演奏は完璧!こんなライブができるバンドは他にないのではないでしょうか。本当に完璧な演奏です。伊藤広規さん、難波弘之さんはいうまでもなく、プロ中のプロである佐橋佳幸さん、柴田俊文さん、そして、小笠原拓海さんや宮里陽太さんの比較的新しいメンバー、そして、三谷泰弘さん、ハルナさん、ENAさんのコーラス。一人一人がしっかりと仕事をしている感じです。とくに、宮里陽太さんのサックス、改めていいです。欲を言うと、小笠原拓海さんのドラムソロがもっとあってもよかったかなあ。伊藤さん難波さんの3人での「ターナーの機関車」をはじめて生で聴けたことも感激でした。やっぱりこの3人はピッタリと息が合います。「レッツダンスベイビー」のクラッカーも、金沢なんかより多い気がしました。「ハイティーンブギ」は懐かしかった。「スパークル」から「ラストステップ」まで、3時間半に及ぶコンサートでしたが、あっという間でした。来年も行くぞ?!
コンサートのポスターを撮影したもの

2017年7月18日火曜日

FUJIFILM X-T2

【今日の買い物】

〈FUJIFILM X−T2〉
 ボーナスがでたら?、ボーナスが出る頃には?購入しようと考えていた「T2」。少し前には、草津に行ったついでに、「カメラのキタムラ草津野村店」で購入しました?してしまいました。最初は、取り寄せで1週間かかるということでしたが、中古があるということなので、早速見せてもらい、状態がよかったので即購入しました。新品よりも少しだけ安いことが魅力でした。ほんの少しだけ。人気があるので。できれば、同時に、「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」があれば買おうと思っていたのですが、そちらも取り寄せということなので、あきらめました。T1が手元にあるわけで、使い分けも考えなければ?あとは、「フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro」もほしいです。これらは、またお金を貯めてから。あと、書き込みの速いSDカードも買います。今年の夏は「T2」を持って撮りまくるぞ。あっさりとした買い物で、興奮が伝わりませんが、使ってみての感想も引き続き書きます。
  
つぎは、MacBook用の買い物!
〈USBハブ 3.0対応〉
 MacBook Air 11には、USBは2個なのですが、1個は常にSSDがつながっているため、増設しようとハブを買いました。いろいろとつけるとモバイルではなくなり、かっこ悪いのですが、同時に2つつなぎたい場合もないとは言えないので。エレコム製です。ジョウシンはエレコム製が多かった。実は、T2用にSDカードを購入しようと探したのですが、お目当てのメーカーがなかったのでやめました。
  
〈USBメモリー 64GB〉
 USBメモリーを使う機会は以前に比べるとずいぶん減っています。しかし、「MacBook Air 11」を使っていると、せっかく「USB3.0」対応なのに、それを使わないのはもったいないというと思い、購入しました。実際のところ、持っているパソコンではAirのみが3.0対応だけなのですが。ビデオ映像等をコピーする際には断然速いので。エレコム製が安かったので、64GBを購入しました。

2017年7月2日日曜日

テェンソーデビュー

STIHL バッテリーチェンソー MSA 120 C−BQを購入しました。
 
 家の周りや古屋敷の木を切るために、チェンソーを購入しました。エンジン式や電動のものもあり、そちらの方が安いものもあるのですが、メンテナンスの煩わしさ、小型で扱いやすいことも考え、バッテリータイプにしました。オイルはサービスでいただきました。
 充電は、意外に早くできました。早速、古屋敷の梅の木やザクロの木などを切ってみましたが、直径10cmくらいまでなら、全く問題なく切れました。快調、快調です。
 作業時間は30分程度なので、たくさんは切れませんが、残りは次回ということにします。チェーンの調節やメンテも簡単で、とりあえず掃除をし。テェンソーオイルを注入して作業終了です。切った木はとりあえずそのままにしておきました。
 少し高い買い物でしたが、思った以上に簡単に使えました。いい買い物です。
 STIHLというロゴもかっこいいです。チェンソーデビューでした。

 

花戦さ

【花戦さ】
 7月10日(土)映画「花戦さ」を観てきました。池坊専好と千利休の交流を軸に、安土桃山時代の文化に焦点を当てた作品ですか。池坊専好役を野村萬斎さん、千
利休役を佐藤浩市さんが演じていました。余談ですが、千利休というと佐藤さんのお父さんである三国蓮太郎さんが印象に残っています。野村萬斎さんといえば、「のぼうの城」の主演がありましたが、どうしても狂言師のイメージがつきまとうという感じです。今回は顔のアップが多く、その表情を見せようというねらいがあるようです。秀吉役の市川猿之助さんにも歌舞伎のイメージが強くて、それぞれいい演技なんでしょうが、また別の人だったらどうだったんだろうと思いながら観ていました。これが悪いというわけではないのですが。
作中の絵
晩年に近づくに従って暴走する秀吉がうまく描かれています。でも、だから、あんなことで納得するのだろうかと疑ってしまいます。逆に、佐々木蔵之介さん演じる前田利家はいい人です。石田三成は??。どうもキャラクターが一貫しない。8月には岡田准一が「関ヶ原」という映画で同じく石田三成を演じますが、そちらは純粋な悩める武将というイメージです。(映画館にパンフレットがありました)。れんという役の森川葵さんは、全く知りませんでした。でも、最後に生きていたというのも必要ない感じがしました。また、最後のCGも。秀吉の支配に対する京都の町衆の動きはよくわかったと思います。したがって、その報いはとても残忍でした。なので、余計に最後に死んでいなかったというのは・・・。さっきも書いたのですが、本当に違う役者だったらもっと違う印象になったような気がします。
等伯の絵
秀吉が嫌った猿の絵は、長谷川等伯の絵を模したものでしょうか。秀吉がひいきにしていたと思うので、話とは関係ないですよね。京都のお寺(名前?)でみたことがあります。大胆なハスの水墨画が出てきますが、若手の作家が書いているのだそうです。文化を前面に出した戦国時代の映画というもの珍しい気がします。こういった映画がふえることは期待します。

2017年6月29日木曜日

漫画「塩狩峠」

【今日の本】漫画「塩狩峠」原作:三浦綾子 作画:のだますみ 監修:三浦光世

 三浦綾子さんの代表作「塩狩峠」、暴走する列車を命がけで止めた実話をもとにした名作の漫画である。正直に言うと、三浦綾子さんの名前は知っていましたが、作品を読んだことはありませんでした。漫画ということもあり、すぐに読めると思って購入しました。そして、今、原作(文庫本)を読んでいます。原作を読んでみると、この漫画が原作に忠実であることがよくわかります。戦前、教師であった三浦さんは、戦後辞職され、作家をめざされます。結核にかかり十数年間の闘病の末、当初、反発をしていたはずのクリスチャンになられます。信仰がベースにあるわけですが、派手でなく、素朴、地道な生き方に共感を覚えます。YouTubeにドキュメンタリーがアップされていたので、さきほど観ました。この漫画の監修であるご主人との2人3脚での作家活動、「光あるうちに」という題がピッタリな感じがしました。夫婦は、そして人生は、こうありたいと思います。人生を全うする生き方にも。あと
数冊文庫本を購入して読みたいと思います。

2017年6月18日日曜日

レーダー探知機購入

「COMTEC ZERO 701V」

正式名称は、「OBDⅡ接続対応 超高感度GPSレーダー探知機」というらしい。簡単に言うと、レーダー探知機。25年ほど前に一度購入したことはあるが、当時はほとんど使い物にならなかったが、最近は、ずいぶんと高機能になったということを聞いたので購入を決めた。実際に高機能のようで、その分値段も高くなっていた。ドライブレコーダーとセットのもの、つねに画面に地図を表示するものが主流のようであるが、機能を絞って、工事費用とこみで2万円を超えるあたりのものにしました。最新データが無料ダウンロードというのに惹かれました。警告をならすときだけ地図等を表示するタイプ。30分くらいで装着完了。実際走ってみると、いろいろ教えてくれて、とりあえず満足。時計表示も見やすくていい感じです。

【今日の本】驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」〜上場企業と「半農半X」が共存する魅力〜 蒲田正樹:著  扶桑社新書:刊

 「あやべ特別市民会員証」とともに送られてきた本です。ほとんど知っていたことですが、改めて読んでみると、すごい市だなあと感心する。とはいっても、知らなかったこともたくさんある。
 合気道の発祥の地。神林と綾鷹。水源の里。アンネのバラの唯一の育苗地。黒谷わしと平家の落人など。さら、以前に購入したが読まずに放っておいた「イカの哲学」の波多野一郎さんがグンゼの創業者の孫に当たるということ。これは読まなければならない。そもそも波多野という名は秦氏からくるのか。岡林信康が4年間住んでいた老富地区は今後ゆっくりと散策してみたい。さらに、平家の落人伝説に関心があるので、黒谷も訪ねてみたい。また、グンゼの関係者に講演をお願いしたいなどなど、どんどんと興味がわいてきた。面白い市です綾部は。

2017年6月17日土曜日

あやべ特別市民になりました

「あやべ特別市民」になりました
 
 きっかけは、「綾部市天文台パオだより」に募集のチラシが入っていたことでした。もちろん入会金も必要ですが、ちょっと面白そうと思ったので、応募しました。
 でも、考えてみると綾部市には、いろいろと縁やゆかりがあります。
「まゆピー」です
そもそも「綾部市天文台パオ」の会員ですし、となりの「中丹文化会館」もちょこちょこ訪ねています。時々映画をやっていて、最近では?「あん」を観ました。「グンゼ博物苑」にも訪ねたことがあります。また、「日東精工」の方に講演会に来ていただいたこともあります。「人生のねじを巻く77の教え」という本を読んだことが縁でした。また、「アンネのバラ園」があることでも有名で、見学に行ったこともあります。「半農半X」もここ綾部の塩見さんが書かれた本であり、以前読ませていただきました。さらに、「綾部温泉」もよく?利用していますし、下にある「あやべ山の家」には学生時代にサークルの合宿で何度か行ったことがあります。おおい町の佐分利地区を越えると温泉までは大変近い距離にあります。途中の「老富地区」は岡林信康が住んでいたことでも有名です。
 というわけで、考えてみると、本当にいろいろと縁があります。年に3回「ふるだと産品」が送られているのも楽しみです。施設使用券も同封されているので、また温泉に行きたいと思います。
 また、送られてきた封筒の中に「驚きの地方創生 京都・綾部スタイル」という本が入っていました。改めて綾部の魅力を読ませていただきます。

2017年6月14日水曜日

「ホロコーストの記憶」を歩く

【今日の本】「ホロコーストの記憶」を歩く 石岡史子・岡裕人:著 子供の未来社:刊
 
 今回、この本で新たに知ったことは、「つまずき石」である。ヨーロッパの街を歩くと、石畳に10cm四方の真鍮のプレートが埋め込まれているそうで、それには、名前と生まれた年と死亡した年が刻み込まれているそうである。それは、ホロコーストで犠牲になった人が確かにそこに生きていた証なのである。「市民が憩う公園や道端、観光名所のとなりで、現代アートと見間違うような、ホロコーストの記念碑にであう。こんなふうに負の歴史を記憶することができるんだという発見と希望がある」と著者は述べている。
 先日読んだ「歴史の中の石造物」と共通する部分があるように感じた。戦後70年の月日を経て、ホロコーストの記念碑が、今を生きる人の手によって、つくられている。失われたひとつひとつの命を記憶するものとして、また、虐殺にいたるまでの日常の出来事を伝えるものとして。道ばたに何気なく立っているお地蔵さんのように。つくった人がどんな思いを込めているのかを想像しながら見ることができる心を持ち続けることが大切である。この本は、ホロコーストをめぐる旅のガイドブックでもある。一度、訪ねてみたいものである。せめて何カ所だけでも。
 話は変わりますが、昨日温泉に行ったのですが、ずっと以前に買った温泉用の眼鏡を持って行きました。これが思った以上に便利で、効能など書いた掲示物がしっかりと読むことができることに感激。持って行こうとして、忘れてばかりだったのですが、これからは必ず携行したいと思います。余談ですが。

2017年6月9日金曜日

107 SONG BOOK

107 SONG BOOK
 高石ともやとザ・ナターシャセブンが、1976年に発売したレコード集。その名の通り107曲が選ばれている。1971年ごろから制作が始まり、すべての作業をメンバーとスタッフが手作りしたもの。当時学生だった僕は、高石さんはもちろん、グループのことも知っていましたが、特に友だちに好きな子がいて、何度かレコードを聴かせてもらいました。しかし、11枚すべてを聞いたわけではありませんでした。他のアーティストのレコードも同様ですが、お金がないので買うことはできなかったし、当時レンタルレコード屋もありましたが、メジャーでないのでおいてはいませんでした。しかし、好きな歌がたくさんあり、よくギターを弾きながら歌っていました。
 数年前から、何とか手に入らないかと思い、インターネットなどで検索しましたが、手に入りませんでした。ところが、今年に入って、CDとして復刻されたことを知りました。ツタヤで検索すると確かにありました。すぐにすべてをチェックしレンタルを申し込みました。しかし、月に4枚という契約なので、すぐには全部そろわず、やっと3日前に11枚すべてがそろいました。やっと念願がかない、涙涙です。
 話は、グループの話に戻りますが、メンバーはいろいろと変わっていますが、僕にとっては、高石ともやさんと坂庭省悟さんと城田じゅんじさんの印象が強いです。楽器のイメージでは、城田さんのバンジョーが印象が強いです。また、宵々山コンサートのインパクトが強いです。1985年に活動を停止しているが、1998年に再結成されていたのですね。知りませんでした。その後、2011年に自然消滅しているそうです。
夜のヒットスタジオにて。
このレコードの何がすごいかというと、まずは、この当時、11枚のレコードをセットで販売していること、それも、すべて手作りで、手売りまでしたこと。しかし、そんなレコートなのにレコード大賞企画賞を受賞していることです。内容でいうと、なんといっても第8集がほぼバンジョーの教則本であることが印象的です。そして、おまけ編である「完成記念発表会」を聞くと、当時のことがよくわかります。とにかく懐かしいです。
 「YOUTUBE」には、夜のヒットスタジオに出演したときのビデオがアップされています。城田さんのバンジョーや坂庭さんのマンドリンを聞くことができる貴重なビデオです。何度見ても飽きません。
 ちなみに、ナターシャセブンに曲を提供している「笠木透」さんのレコードも5枚、最近聞きました。この笠木さんは数年前に亡くなりました。本当に残念です。よく考えてみると、高石さんの曲で好きな曲のほとんどは笠木さんがつくっていることに気がつきます。ちなみに、笠木さんといえば、中津川フォークジャンボリーの企画・運営を行った方です。
 経済的にも余裕があることで、こういったCDを手に入れることができる。聞くと本当に懐かしい。同時に、いい曲が多くて、しっかり聞くぞう。

 

2017年6月8日木曜日

歴史のなかの石造物: 人間・死者・神仏をつなぐ

【今日の本】「歴史のなかの石造物  人間・死者・神仏をつなぐ」

 「この石造物は、どうして造立されたのか。」ということを考えるのが好きである。誰が、何のために、どういう思いや願いを託して作ったのかを想像することは楽しいものである。一般的に石造物の造立は、「願主」「大工」「導師」がセットになって行われるイベントであると著者は語る。なるほどと思わされる視点である。こうやって調べていくと、思いもよらなかった様々な歴史的事実を知ることもできる。著者は「石造物」を「宝物」と呼ぶ。私たちの身近には、たくさんの石造物がある。道沿いに立つ地蔵さん、供養塔など。先日も首のない仏像お地蔵さんを見つけた。どうして、首がないのかと考えるのが楽しい。白井区には「青葉山」と書いた灯籠がある。耕地整理の石塔は新しいものである。これらは読んだり、見たりすることで調べることができる。発掘などの調査は不要である。ちょっと調べてみようと思えば、すぐに始めることができる。その気軽さもいい。自分の趣味にぴったりの本を見つけることができた。内容は難しかったけれど。ちなみに、「日本石造物辞典」という本があるらしい。大変興味があるが、2万円以上もするらしい。ほしいがちょっと手が出ない。いずれにしても、自分のライフワークにしたいテーマの一つである。カメラを抱えて、まちあるきをしてみたい。

2017年6月4日日曜日

白山平泉寺

【今日の本】「白山平泉寺」勝山市:編 吉川弘文堂:刊
      「白山平泉寺物語」平泉隆房:監修 大庭 桂:原作 明珍博子:漫画

 白山平泉寺は白山信仰の拠点であり、奈良時代の僧「泰澄」が養老元年(717年)に開山したと伝えられています。平泉寺は、その後大きく発展し、戦国時代に最盛期を迎えますが、天正二年(1574年)、一向一揆との戦いで全山消失してしまい、当時の姿はほとんど失われてしまいました。この「白山平泉寺」が今年2017年、開山1300年を迎えます。そのことを記念して勝山市が発行したのがこの本です。また、漫画の方は、2007年、平泉寺町まちづくり推進協議会が平泉寺の歴史を漫画でわかりやすく紹介するために発刊されたものです。
 個人的には、白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」(平成24年オープン)を25年に訪ねました。そのときは講演会だけだったので、もう一度訪ね、ゆっくりと見学しました。一大宗教都市という感じでした。木漏れ日にしっとりと濡れた苔が大変印象的でした。また、石畳も印象的でした。一乗谷朝倉遺跡も同様ですが、何時間でもいたいという気持ちにさせてくれます。
 高浜町関係では、「青葉山」が泰澄の開山とされていますし、「中山寺」も泰澄が創建したとされています。今年の青葉登山では、大師洞に行くことにしようかな。

まほろばの看板
拝殿
石畳
泰澄によって祀られた妙理大権現
大師洞



2017年5月29日月曜日

ひめ風

 5月27日(土)、福井市フェニックスプラザに「ひめ風」のコンサートに行ってでました。記憶では、南こうせつさんは大学生以来(「夏の少女」がヒットしていたころ)、伊勢正三さんは高浜町で10年ほど前に(尾崎亜美、小原礼、佐藤?さんたちとのジョイント)見て以来でした。
CDジャケットから。
本当にこうせつは変わらない。
 かぐや姫と風の曲のみという懐かしい内容で、参加している人を見ても、ほぼ同世代ばかりでした。ヒット曲ばかりなので、会場全体が大合唱という感じでした。なんともいい感じのコンサートでした。さすがに、正やんは声が出なくなったけれど、こうせつは昔と全く同じ声でびっくりしました。すごいなあ!まあ、どちからというと、正やんのファンの方が多いような気がしましたが。
 1曲終わるたびに、こうせつが正やんの歌詞を面白おかしくいじっていましたが、それがおかしかったです。というのも、半分は真面目というか?正やんの歌詞には時々おもしろいものがありました。
 旅、男と女、別れといったところがテーマでしょうか?でも、ときどき男どおしの別れというのもあり、また、それが照れくさいという詩もあります。「照れくさいものさ、男どおしなんて〜」なんてね。また、題名にも面白いものがあります。「アフタヌーン通り25」なんていうのがあり、たぶん高校生だったのですが、「25」って何だろうと考え込んでしまいました。国道25号線?、あるいは25時?なんか違うなあと悩んでいたら、風の本「風をたずさえて」に答えが載っていました。なんと、午後だから「25」?5×5=25だからでした。よれを読んだときは思わず笑ってしまいました。何じゃそりゃって感じ。極めつけは、「古都」!「別れた人には京都が似合うと、初めて気づいた木屋町通り」嵐山や大原でなく、木屋町通り。全くイメージに合わない。まあ、カップルが多いので、逆に寂しくなり、分かれて一人になったことを思い出す?これもさっきの本に書いてありました。作詞しようと観光パンフレットを見ていたら「木屋町通り」という言葉が見に入ってきたらしく、語呂だけで選んだそうです。一生懸命、悩んで損した気分でした。と、そんなことを思い出してしまいました。また、それも懐かしい。