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学びをひらく
2008年10月24日金曜日
ことばの教育と学力
「ことばの教育と学力」秋田喜代美・石井順治著 明石書店
少しずつ読んでいたためやっと読破。東海国語教育を学ぶ会の石井順治先生の「ことばの教育は、教師のことば・教室のことばの見直しから」がもっとも印象に残った。
「聴くことより話すことに偏る教師」、「思想のない型より話の中身を」、私たち教師の陥りがちな問題点を的確に指摘している。また、秋田先生や庄司先生の紹介されたいる実践を是非みたいものである。久しぶりに中身の濃いテキストに出会った気がする。
次は「ことばを味わい読みをひらく授業」石井順治著に挑戦である。
2008年10月20日月曜日
東大合格生のノートはかならず美しい
「東大合格生のノートはかならず美しい」太田あや著 文藝春秋社
この本は東大合格生の200作以上のノートを分析した結果を報告しているらしい。どちらかというと「合格」に関心があるようだが、個人的には「ノートの美しさ」という点に興味があって購入した。紹介されている「東大ノート7つの法則」を書き上げてみる。
1 とにかく文頭は揃える
2 写す必要がなければコピー
3 大胆に余白をとる
4 インデックスを活用
5 ノートは区切りが肝心
6 オリジナルのフォーマットを持つ
7 当然、丁寧に書いている
実は、土曜日に偶然ショッピングセンターの文房具売り場で「ドット入り罫線ノート」を発見した。この本の中に、その開発裏話が書いている。正直、私より中学生と高校生の娘に是非読んで欲しい本である。なにげなく、夕食前に紹介したら興味を示した。厚さの割に低価格。他の本も見習って欲しい。
2008年10月18日土曜日
ダモイ遥かに
「ダモイ遥かに」 辺見じゅん著 メディアパル刊
もう1月前になるが、平成20年9月7日(日)引揚最終船入港50年・引揚記念館開館20周年記念事業「子どもたちからのメッセージ・記念講演」の折りに購入した本、約1ヶ月たって読み終える。2日間で一気に?読み終える。「ダモイ」とは、帰国のこと。山本幡男さんは、過酷な捕虜生活の中でも希望を捨てず、いつも仲間を励まし続けた。その山本さんの遺書を家族のもとに届けるために命がけの行動をおこなう。遺書そのものでは取り上げられるので、みんなで分担して「暗記」するわけですが、そこが一番好きな場面である。それでも「生きろ」という言葉が大変印象的でした。
当日は都合により講演会が中止になってしまい、大変残念でした。
素朴な質問。クロの墓は本当に舞鶴にあるのでしょうか。
ダモイ遥かに 辺見じゅん著
2008年10月15日水曜日
落語にアクセス
「落語にアクセス」小野幸恵著 淡交社
「読む」というより「ながめる」といった方が正しいかも。落語の聞ける劇場を紹介しつつ、落語についても紹介する内容。ものには歴史がある。落語にも歴史や背景がある。そのあたりを理解することで落語のおもしろさが増す。一度寄席にいってみたい。
今日はさらに、まんがで読破「明暗」夏目漱石も読んだ。マンガなんて邪道と思いつつ、おもしろそうだったので買ってしまった。これは、きちんと文庫本で読みます。
2008年10月14日火曜日
気骨の判決
「気骨の判決 東条英機と闘った裁判官」清水 聡著 新潮社
昭和20年3月1日、大審院裁判長 吉田 久氏は、「翼賛選挙」の無効を訴えた訴訟で「選挙は無効とする」という画期的な判決を出した。判決の朝、氏が「もう、帰ってこられないかもしれない」と語ったように、当時の状況を考えるとまさに命がけの行為であったと考えられる。 このような裁判官がいたことが驚きであるが、さらに、氏が福井県の出身であったことがもっと驚きである。(7月10日の福井空襲のころも福井市におられ、長女が亡くなっている。)白川 静氏、先頃ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎氏、そして、吉田 久氏と本県の誇りとする人がまたひとりふえた。
「正義とは何か」という問いに、「正義とは、倒れているおばあさんがいれば、背負って病院に連れて行ってあげるようなことだ」と答えられたそうである。吉田さんの人柄がうかえることがである。
2008年10月10日金曜日
「現在、審査中」
このブログが利用規程違反をしていたらしい。今日になってやっと編集できるようになりました。自分が、いったい何をしたのでしょうか。なんともどきどきものでした。だって、googleからのメールって全部英語なんですよね。なんて書いているか、まったくわかりません。20日以内に消されるらしいことはわかりましたが、そのあとがさっぱり。「消される」なんて。
とりあえず、使えるようになったようなので、本日より再開します。停止中の書きかけの部分を更新したら、今日の日付になってしまいました。とういうわけで、順番が逆です。
「気をつけ、礼」PART3
「気をつけ、礼」を読み終えた。最後の2話です。先生が嫌っていた生徒は、先生を反面教師に、そして、今教職についている。ガンに冒された生徒は、昔自分をレギュラーから外した教師に会いたいという。報われたり裏切られたり、それもすべて思い出。教職についた生徒が教師を許していなかったところはとてもリアルである。
全部読み終えて思うのですが、この話はすべて実話をもとにしているんじゃないか、と。なんとなく苦い感じもするが、そんな失態激励を受けて成長しなければならない、いうことでしょうか。
大人にも先生が必要です。先生には先生が必要です。絶対。絶対。
2008年10月7日火曜日
「気をつけ、礼」PART2
「ドロップは神様の涙」「マティスのビンタ」を読む。
重松さんって、小学校高学年から中高生の気持ちを書くの本当にうまいなあ。
保健室登校の児童をめぐる養護教諭と担任とのやりとりや保健室登校の児童の様子など、現場で見てきたようなリアリティーがある。例えば、「今日の学級会でみんなにお詫びの手紙を書いてもらったの」担任が手紙を見せる。そのとき、すうっとうしろに引っぱられていくような感じになり、「なんでそんなことするんですか」と心の中でさけぶ。本当そうなんだよね。こんな風に、本当に気持ちがわからないことが多いのです。
そして、「マティスのビンタ」。中学生のころ、すこし世の中のことが見えるようになり、生意気になり、大人を批判的にみることってありました。今思うと、「ごめんなさい」を言わなければならないことがたくさん?あるなあと思い出させられました。
2008年10月1日水曜日
気をつけ、礼。
『「気をつけ、礼」重松 清 新潮社』を読み進めている。
重松さんは「青い鳥」依頼かなあ?少し前、題名になっている「気をつけ、礼」を読み、昨日から再度読み始める。実はこの本、「どうして大人には、先生がいないのだろう?」という帯の言葉が印象に残ったので衝動買い。内容と関係なく、「そうだ、そうだ!」と納得していた。
昨日は「白髭のニール」の章を読んだ。人は誰かとであうことで人生を変えられてしまうほどの影響を受けることがある。この話に出てくる先生もそんな人だ。ところで、「ニール」とは、ニール・ヤングのことだ。ぼくもニール・ヤングは大好なので。今、聞いているところ。ロールし続けることこそ重要なのです。
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