8月23日(日)京都府宮津総合庁舎にて、文化財講座「狛犬の聖地・丹後半島」に参加。
以前から狛犬の写真を撮るのが趣味だったので、おもしろそうと思い、参加。丹後半島が狛犬の聖地と呼ばれていること。丹後半島が石造狛犬史上初の流行地と呼ばれていること。従って、籠神社や高森神社などに、他の地域ではほとんど見られない中世狛犬が多数存在することなど、はじめて知ることばかりの講演会で、たくさんのことを学ばせていただいた。感想などをまとめてみた。
1 改めて、狛犬とは?
狛犬の正式名称は「獅子・狛犬」。奈良時代の舞に「獅子舞」「狛犬舞」というものがあったらしい。平安後期になると、偉い人から見て右側に「口を開けた金色の獅子」、左側に「銀色で角がある狛犬」を置くと決められていたようだ。宮中で生まれた「獅子・狛犬」が江戸時代初期に「神殿狛犬」、その後、「参道狛犬」となり、普及していったようだ。
2 狛犬の種類
平安時代は「木製」だったが、次第に外に置かれるようになると、「石製」または、「陶器製」「金属製」などになった。「陶器製狛犬」としては、舞鶴市の高森神社の狛犬が有名である。金属製のものは、現存するものは少ないようだ。
3 石造狛犬
石造狛犬については、「丹後狛犬」が全国初となる石造狛犬造像の重要な作品群であるらしいく、最古と見なされる宮津市籠神社の狛犬や紀年銘遺品最古の丹後の高森神社の狛犬がある。※どちらが、最古かについては、諸説あるようだ。ただし、採石地は不明だそうで、早急な調査を期待する。是非!ちなみに、石の獅子の最古のものは、東大寺山門の獅子だそうだ。
その後、「丹後狛犬」、「若狭湾狛犬」、「越前狛犬」、「加賀狛犬」と日本海側に広まったそうで、今回の講演会のテーマにつながる。ちなみに、越前といえば、推し?の「笏谷石製狛犬」である。
4 その他の狛犬?「神使」
狛犬と同じように神社に置かれているさまざまな動物は、神社のお使い、「神使」と呼ばれる。たとえば、稲荷神社の「きつね」、天満宮の「牛」、日吉神社の「さる」などが有名である。京丹後市金比羅神社内の木島神社には「ネコ」の神使がある。特産品である「ちりめん」を食い荒らすネズミをネコが退治することから神使としてされているのだそうだ。その他、京都宇治の三室戸寺の「うさぎ」も有名である。
前々から気になっている狛犬らしきものがあるので、写真を見せて講師の方に尋ねてみたが、よくわからないが、狛犬に似せてつくったものではないかということであった。是非、解明したい。