この本を読むことになったきっかけは「ちがうの!」でした。誰にでも一度はあるような話でとても印象的だったので、この本を借りて読みました。独りよがりな気持ちから相手を引っぱっているつもりが、実は相手がいたからこそがんばれたということに気づく。きっと相手の子もがんばりたかったのでしょう。そう、誰でもが「いまよりも少しでもいいから、もっともっと素敵ななりたい」と思っているのです。どうなってもいいなんて誰も思ってはいない。そのことに気づいたのでしょう。
だれもが「もっと素敵ななりたい」と思っている。そのことに気づくことができる自分でありたい。また、子どもたちであって欲しい。読み聞かせにぴったりの本です。