忍城を石田三成が水攻めにしたという史実をもとに和田竜さんが書いた小説を映画化したもの。領民から「のぼう様」と呼ばれ慕われる成田長親が、たった500人の軍勢で2万人の三成軍に挑む話。小説の方は随分以前に読んでいたので、是非見てみたいと思い、敦賀まで行ってきました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-Av4rGLpHfGlmFhV-5qMpPbJqRhLRBu9uxKVuPHtQf-8RXj324VJEz6StJMF5-gBNhvmNEqLq_sBqUb919PBV59OnCIfwqwfb8WvRJAnQxoB-3jRElJRWeDcTWUXYaqSvYOz22Wg2kajv/s200/TKY201209230116.jpg)
感想ですが、やはり石田三成は秀吉の水攻めを真似したかったんでしょうね。それはさておき、戦うと言い出したのが長親だとわかったとき、「のぼう様じゃあ助けてやらにゃしょうがねえ」と城にこもるという能天気な感じがよかったです。でも、一番いいのは、長親の「イヤなものはイヤなのじゃ!」というところです。急に気がかわったようにも見えますが、実はとても芯のある大事なことがわかったいる人物という感じがします。百姓たちの前で、『戦になってゴメン!』と泣くところも。そんな人が本当にいたかはわかりませんが。すべて、萬斎さんのキャラクターそのものです。最後の2つの要求もいかにも「らしい」感じがします。
水攻めのシーン、迫力です。でも、津波をイメージさせますよね。調べてみると、そのために、公開が延期となっていたそうです。いろいろと障害もあったことと思いますが。公開されてよかったです。久しぶりの映画でした。
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