話は、転勤した小学校で、学校では一切声を出さない場面緘黙症の女の子がいる3年生の担任となった先生が、子供たちに寄り添い、悩みながら実践していくという内容です。子どもの生きる力を信じ、教師としてどう生きるかがテーマになっています。特に、管理主義の強い現場で、親たちと協力して全力で子どもに向き合う先生の姿を描こうとしている。特に、安川君の家庭への関わりなどは、そこまでと思う気もしますが、課題解決には必要なことなのでしょうね。全体として、子供たちの可能性を信じるという信念が見てとれます。従って、ハッピーエンドというような場面やすぐに子供たちが変化するということは描かれていないように思います。それはそれで、現実なんだろうと思います。
沢口さんは、とてもやさしい雰囲気を出していますが、なんというか台詞がゆっくりでした。科捜研のイメージがあるので、なんとなく違和感もある。決して悪いというわけではありませんが。こういう映画では、新人や無名の人がいいのかも知れません。
実は、原作を持っているのですが、ぜんぜん読めていないので、この機会に是非読んでしまいたい。きっと2時間では描ききれない部分があると思われます。
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