【今週のオオキンレイカ】
成長の様子をいろんな角度から撮影してみました。今年まいた種からは9個の芽が出ました。
【今日の1冊】
「ひねもすのたり日記」第2巻と第3巻 ちばてつや:著 小学館:刊
引き揚げに関する本を読んでいるとき、ふと「ひねもすのたり日記」第1巻が目にとまり、続編があるのではと思い、Amazonで中古品を購入しました。
第2巻は、中国大陸からの引き揚げ、日本へ帰ってきます。その千葉県・飯岡でのてつや少年の成長と、マンガとの出会いが描かれています。実家に向かうお父さんの足が重くなるところや突然の帰宅に驚くお母さんの表情が印象的でした。つらい体験なのですが、千葉さんのユーモアたっぷりな描写に思わず笑ってしまいます。ご自身の体験に基づく話は別として、終戦当時の子供たちは元気だったという例として、靴磨きをしている子供が描かれていますが、戦争孤児について学んでいる私からすると、元気ばかりではないのではないかと思ってしまいます。
第3巻では、高校生となったちばさんがマンガ家として人生を踏み出していって様子が描かれています。最後の方で、野球マンガに向かっていく様子が描かれていますが、次号では、キャプテンなどにつながる話になるのかなあ。楽しみです。ということで、第4巻を今日、予約しました。
【今日の1冊】
「画集 「一兵士のダモイへの道」 吉田勇:著 文理閣:刊
吉田勇氏が、「満州」と「シベリア」での体験をもとに描かれた画集です。戦争が終わっても、こんな苦しみや怒りがあったことを知ってほしいという思いから描かれた作品です。満州やシベリアの世界は、まさしくこのように白と黒の世界だったのでしょう。
記憶をもとに描かれた作品ですが、大変リアルで素晴らしい作品ばかりです。とても貴重です。古本屋で見つけました。大切にしたいと思います。
吉田勇氏は、1923年12月、奈良県大和高田市に生まれる。1944(昭和19)年10月23日に大阪23部隊に入隊。直後、満州東満平陽960部隊に配属。1945年8月9日、ソ連軍の攻撃により抑留。抑留中は大草原にて草刈り作業に従事。1946年7月23年、舞鶴に帰還。1987年10月、舞鶴引揚記念館に絵画を寄贈、1988年には、絵画展を開催。舞鶴引揚記念館との関係が深い。
【今週のオオキンレイカ】
今週は、雨の日が多かったですが、オオキンレイカはすくすくと成長しています。葉が大きくなったので、ポットを入れるトレーを2つ追加して、ポット同士の間隔を離しました。昨年蒔いた種の芽は4つになりました。気温が高くなると、もう少し発芽すると思います。
先週に引き続き、語り部養成講座の2日目が開催されました。先週同様、体験者さんからの報告が大変印象に残りました。印象に残っていることを書き上げると、
①お父さんは、終戦の1日前、8月14日に出征した。たった1日だけなのに、他の兵隊と同じように扱われた。
②小さい子供が死について考えた。友だちの家族が青酸カリの入ったパイナップルを自決した。「パイナップルが出たら死ぬんだね?」、「私、病死がいい。」と。小学校の1年生の夢は、靖国神社に祀られることだった。
③ 満州にいた人数や引き揚げ者が概数で語られること。正確に把握されておらず、一人一人の命が軽んじられているようで悲しい。
④たくさんの人たちの犠牲の上に今生きている私たち。歴史をしっかりと伝えること、引き継いでいくことが大切。
講座の前に、令和3年度第1回企画展「開戦と満州と抑留と」を見学した。今年は、太平洋戦争開戦80年の年である。開戦の年に生まれた人が80歳になるわけで、戦争を体験した方々はさらに高齢であるわけで、戦争体験者の生の声を聞くことが困難になっている。そんな中、体験者の生の声を聞くことができたことは大変貴重な経験であった。体験を継承する活動に少しでも貢献できたらと思いました。
【今週のオオキンレイカ】
暖かくなって、日々どんどんと成長しています。葉が大きくなってきたので、そろそろ鉢と鉢の間を離さないといけないようである。
さらに、今週はうれしいことに、昨年収穫した種が新しく芽を出しました。いまのところ3つですが、少しずつふえていくことと思います。よかった、よかった。
舞鶴引揚記念館で開催された「語り部養成講座」に参加しました。戦争や引き揚げについて語り継ぐ活動に何か少しでもお手伝いできたらという思いで申し込みました。
今回は、第1回目ということで、開講式や語りの会の概要紹介等に続いて、「体験者は語るⅠ」として、シベリア抑留体験者の方のお話しをお聞きする予定でしたが、体調不良で欠席となったため、ビデオを視聴することとなりました。大変貴重な体験となりました。96歳と高齢の方でしたが、いつまでもお元気で、貴重な体験を語り継いでいただけたらと思います。
【今日の1冊】
「中学生の質問箱『禅って、なんだろう?』石井清純:著 平凡社:刊」
個人的には、禅に興味があるので手に取ってわけです。いま、禅は、欧米で流行しています。それは、「マイルドフルネス」ということで、禅の考えや実践を心理療法に活用したものだと考えます。また、社会のグルーバル化や多様化に対応する有効なツールとしてもてはやされているとも考えます。欧米で禅が流行しているきっかけは、2人の鈴木氏にあります。1人は「禅と日本文化」が有名な鈴木大拙氏、もう1人は「禅マイルド ビギナーズ・マインド」が有名な鈴木俊隆氏です。「禅マイルド ビギナーズ・マインド」は、スティーブ・ジョブズの愛読書でもありました。さらに、氏の「生涯の師」であり、アップル製品の革新的製品の設計思想にヒントを与えたとされる乙川弘文氏も有名です。
彼らは、みな曹洞宗の僧侶であり、欧米で流行している禅も曹洞宗の禅といえます。臨済宗と曹洞宗の違いについてもこの本ではふれています。ここではふれませんが。
かなり内容の濃い本だといえます。その他のシリーズも読んでみたいと思いました。
【今日の1冊】
「初等教育資料 4月号」東洋館出版社:刊
【今日の1冊】
「音楽が未来を連れてくる 時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち」榎本幹朗:著
レコード、ラジオ、カセットテープレコーダー、ウォークマン、CD、iPOD、iTUNE、音楽配信など、さまざまな技術が生み出されてきた。最近ではヘッドフォンの技術の進歩がめざましい。最近は、APPLEミュージックやAmazonミュージックなどの音楽配信サブスクが主流である。とはいえ、サブスクはほとんど利用していない。いまだにCDを買ったりレンタルして、それをパソコンやipodに入れて聴いている。一部、itunesストアーで購入したものも混ざっているが、どう管理すればいいのかわからいでいる。どうも、自分のものにしないと気が済まない。古いのでしょうか。自動車でもipodをブルートゥースで飛ばして聴いている。携帯のギガ数を多くしたので、これからはサブスクにするという方法もあるかな。そうすると、手元に置かなくてもよくて省スペースで便利である。
本の内容からは外れた話をしてしまいました。