【今日の1冊】
「シベリア抑留画集」福間行信:著 報光社:刊
シベリア抑留体験者による自費出版本。抑留体験について、イメージするには画集が一番であると思う。文章では想像しにくいことが、細部まで理解できる。森林の伐採作業などは特に。本格的な画家さんの絵は抽象的でわかりにくい面があるが、漫画タッチの絵はその点具体的で理解しやすい。
「在外邦人引揚の記録 この祖国への切なる慕情」飯山達雄他:著 毎日新聞社:刊
飯山達雄さんによる満州地域撮影写真と三宅一美さんによる朝鮮地域撮影の写真を掲載した写真集。山本美津子さんの記事と山本さんを撮影した飯山さんの記事が読みたくて引揚記念館で借りました。このような貴重な資料を借りることができるのは大変ありがたい。当時、飯山さんが家族の捜索を後回しにしてでも、大陸に残されいてる邦人の実態を写真にとってGHQに訴えてやろうと決意した思いが伝わってくる記事である。同じような思いで行動した方々がたくさんおられるわけで、その人達について更に詳しく調べてみたいと思いました。ところで、飯山さんは奥さんと出会えたのでしょうか。そのあたりには、あまり触れていないようなのですが?
昭和21年7月 奉天で撮影された「男装の少女」山本美津子さん。その目は、戦争の悲しみを訴えているようであった。
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