「落語家の通信簿」三遊亭円丈:著 角川新書:刊
落語家「三遊亭円丈」が、落語家を論評した本。前口上では、世界初と書いてある?
名人から若手までの53人を論評している。落語界のしきたりや裏話が書いているのが興味深い。また、付き合いのあるなしなど、やはり落語協会等の団体や一門同士の壁というか隔たりのようなものを感じる表現があってそれも面白い。そして、円丈さんの個人的な好みが前面に出ていて好きです。批評とか通信簿というものは、こうでなくっちゃと思う。ちなみに、僕は古今亭志ん朝が好きである。円丈さんいわく、亡くなってからのCDやDVDがいいらしい。といわれても、僕場合、生前の記憶がほとんどないので、CDやDVDしか知りませんが。余談ですが、最新柳家小三治のDVDを購入した。今生きている人では、小三治さんがいいです。
【今日の絵本】久しぶりに3冊購入。
「いのちの木」ブリッタ・テッケントラップ:作・絵 森山京:訳 ポプラ社:刊
森にすむひとりひとりにとって、特別な存在であるキツネ。その キツネが旅立ち、森の仲間たちは悲しみにくれます。しかし、キツネとの思い出をみんなでもちよるうちに、悲しみは変化していきます。 やがて、キツネがなくなった場所から、キツネと同じ色の芽が出てきました。そして、大きな大きな木になるという話です。
誰でも、愛する人との別れを経験します。でも、 それは避けることができないことです。でも、その人のことを感じたとき、思ったとき、語ったとき、その人は、すぐそばにいるのかもしれません。
この本を読んで、「忘れられないおくりもの」を思い出しました。
あとは、題名のみ紹介します。
「いじめっこ」ローラ・ヴァッカロ シーガー:作 なかがわ ちひろ:訳 あすなろ書房:刊
「こぐまのくうちゃん」あまんきみこ:文 黒井 健:絵 童心社:刊