2011年12月30日金曜日
静岡へ
【登呂遺跡】
教科書や資料集等ではおなじみのところですが、はじめての訪問です。思ったよりも、狭いのでびっくりしました。発掘は終わっており、立派な資料館が建っていました。資料館は一階は体験コーナー、二階が展示室、屋上が展望台になっていました。公園内には、水田や竪穴式住居跡や高床式倉庫などがあり、当時の面影を演出していますが、なにぶんまわりは民家ばかりなので、それを入れないで、写真をとるのがむずかしいくらいです。もう少し木々に囲まれていると雰囲気モデルのでしょうが、残念です。せっかくなので資料を3冊購入しました。小学生の頃から一度は行きたいと思っていたところにいくことができ満足でした。
【久能山東照宮】
着くと、業者の人が電球をつけておられました。「そうだ、ここは神社なんだ」と改めて認識しました。もともとは寺院、その後城、そして神社になったのですね。そう考えると、すごく歴史のあるところなんですね。
駐車場に車をおいて、15分ほど階段を登って頂上をめざします。年配の方もおられましたが、かなりきついです。足がパンパンです。思ったよりも、中国人など外国の方が多くて、驚きました。神社、そして家康のお墓を見た後、資料館にも行きました。神社仏閣に行って思うことなんですが、けっこうカップルが多いんですよ。ふもとを見ると、ビニルハウスばかり。イチゴを栽培しているのでしょうか。とにかくいい天気です。雪なんてまったくなし。こんなところで、一生過ごす人と、我々とは随分ちがった一生を送るのでしょうね。
ちなみに、今回はデジカメを忘れたので、すべてiPhone4での撮影です。よくブレるのがたまにきず。どうも使い勝手がちがいます。
2011年12月25日日曜日
三つのお願い 授業記録1
「三つのお願い(4年国語)」授業記録1
12月、2学期末の学級にとってとてもお忙しいときに、無理をお願いして、「三つのお願い」の授業をさせていただいた。今年初めてこの教材を知り、読むにつれて、その素敵さに引き込まれていったこと、そして、後でも書くが、日ごろ考えていた夢についての授業があわせてできるかなあと感じたことがその動機であった。今回は、実践記録の第1回目ということで、指導の全般についてまとめてみたい。
1 教材について
一月一日に自分の生まれた年とおなじ年につくられた一セント玉を拾うと三つのお願いがかなうという言い伝えがある。偶然一セント玉を見つけたゼノビアとビクター。ふたりは仲のいい友達どおし。あまり信じていないゼノビアは、一つ目のお願いを無駄にしてしまう。そして、真剣に考えようというビクターを二つ目のお願いで帰らせてしまう。友達を失ってしまったゼノビアはビクターを呼び戻すために三つ目のお願いを使う。母の言葉から、一番大切なものは友達ということに気づいたのである。
お願いを三つかなえるという話は多い。その多くは、二つは無駄にしてしまい。三つ目に本当に大切なものに気づくという内容が多い。それは、「もの」ではなくもっと「精神的なもの」、友達や家族の「幸せ」などが多い。
この作品をとおして、展開のおもしろさや友達のすばらしさなどを読み取らせるとともに、願いや夢についても考えさせたいと考えた。
2 指導について
本単元のゴールは、感想文を書くことにある。児童は、感想文に対して苦手意識をもっているため、書き方のひな形を示し、それぞれの指導の段階で考えたり、書かせたりしたものをつなぐことで感想文が完成するように計画を立てた。
一人称で書かれた文章なので、読み取りは比較的容易と考える。三つのお願いを比べて読むことをとおして、友達のすばらしさや本当の願いや夢とはどのようなものかを考えさせたい。そして、それをもとに感想文を書かせたい。
3 初発の感想
まず、児童に話の内容を予想させ、一文程度の簡単な文章に書かせてみた。文は、「主人公であるゼノビア、または、二人が○○することによって、どうなる」話と言う形で書かせた。さらに、もしもお願いを三つ叶えてもらえるとしたら、どんなお願いをするかを書かせた。
そして、範読後に、初めの感想を書かせた。三つ目のお願いで二人が仲直りした場面が印象に残ったようで、そのことを書いている児童がほとんどであった。もっとさまざまな場面について書くかと思っていたが意外であった。しかしそのことで、自分のかなえてほしいお願いとゼノビアの三つ目のお願いを比べさせることによって、本当の願いや夢とはどのようなものかを考えさせることにつなげやすくなった。
4 三つのお願いのくらべ読み
それぞれのお願いついては、お願いの内容とそれがかなったときのゼノビアの見方と読者である児童の見方を比べながら読んで行った。たとえば、一つ目のお願いなら、ゼノビアの見方では、「おや、本当にかなうのかなあ」ということになるが、児童から見れば、「たまたま雲が切れ間から日光がさしただけ」ということになる。
5 ビクターの存在
しかし、二つ目と三つ目のお願いはどうしてかなったのか。二つ目は、確かに大声で言われたから怒って帰えることはあるでしょうし、三つ目もたまたまビクターも同じ思いだったからタイミングよくかなったといえます。しかし、そのタイミングは絶妙です。もしかすると、ゼノビアの願いをかなえるために、わざとやっているのかと思えるくらいです。そもそもビクター、一セント玉を見つけたときも、先に見つけたのはゼノビアなのに、何だろうと声をかけたのはビクターです。二つは大の仲良し、ビクターはゼノビアの目線を追っており、ゼノビアが何を見て、何を考えているかがすぐにわかってしまうのである。このビクターの存在があってこそ、この話は展開するのである。この二人の関係に是非注目させた。
6 夢とは
児童に夢について菅あげさせるために、まずワンピースの話を取り上げた。ルフィーの夢は「海賊王」になること。しかし、その「海賊王」とは何か。改めて尋ねられると、児童も戸惑ったようであった。「そうだ、何でもかんでも盗んだりしないしね。」「乱暴でもないし?」ルフィーは、人々の財産を巻き上げたり、むやみに命を奪ったりはしないことをおさえ、そんなルフィーになぜ仲間たちはついていくのかについて考えさせた。
さらに、渡邉美樹著「14歳からの商い」を紹介し、「自分のためだけの夢はつまらない」こと、人の笑顔や喜びが自分の幸せと考えられるような生き方をすることが大切であること、そのために今何をするかを考えることが大切であることについて考えさせた。
その上で、最初に書いたかなえてほしい願い事や夢を読み返し、再度、将来の夢について考えさせた。さらに、その夢でまわりの人を喜ばせたり、感動させたりしている場面を具体的にかかせた。世の中のため、まわりの人の役に立つ夢に変わった児童もいれば、夢は変わらないが、目的が変わったり明確になった児童もいた。
7 振り返り
夢を再度考えさせることをとおして、自分の夢に対する考え方がはっきりした、変わったという児童も少なくなかった。なによりも、夢について考え直し、再度夢について考えているとき、多くの児童が集中して真剣に感想文を書いていたことが印象的であった。自分の夢がはっきりした、夢が変わったという感想も見られ、大変うれしかった。この夢もまたいつか変わると思う。でも、その時も、今回のように真剣に考えてくれたらありがたい。そうやって、つねに夢を持ち続けてほしいと願っている。
8 お礼
これは、絵本版の表紙です。 同じ作者なのに、ゼノビアの顔、 こんなにちがいます。 |
次回は、実際に児童が書いた感想文をもとに授業の分析を行いたいと思います。いつになるかわかりませんが。
2011年12月12日月曜日
仕事をしたつもり
「けっこう一生懸命、仕事をしている」「まわりもそれを認めていて、避難する人はいない」「本人はその行為にまったく疑問を持っていない」「しかし、成果はほとんど出ていない」中身の薄い仕事に追われているだけなのに、つい「バタバタとしていて…」といってしまう。仕事をしたつもりとは、このような状態を指すそうです。
「何十枚も資料を作って、それで仕事をしたつもり」会議ではその資料を読み上げるだけ。
「中身より形にこだわる「ハコモノ志向」、「横並び意識」…耳の痛い話ばかり。そうそうやってるなあと思うことばかりです。考えることを止めているのかも知れない。そうして、安易に走っているのに、まわりからはほめられるちうような状況に陥っていないか点検しないといけない。まずは、まずは、真剣に考えることから始めるということかなあ。
「新明解国語辞典」PART2
【今日の本】「新解さんの謎」赤瀬川源平:著 文春文庫:刊
7版の購入を記念して、購入。本当にこの辞書のファンは多いなあと感心する。言葉の意味がおもしろい、例文がおもしろい、そして、例文に出てくる言葉の順序がおもしろいと、おもしろいこといっぱいの辞書である。
例えば、「ごきぶり」…台所を初め、住宅のあらゆる部分にすむ、油色の平たい害虫。さわると臭い。あぶらむし。きっとさわったんでしょうね。新解さんは?
「死体」…命がなくなって、そこに横たわっているからだ。そこって、どこ?
もちろん、この本は第4版の内容をもとに書いているので、現在の辞書を使っている人にアーわからないかも知れないが、ファンにはたまらない話ばかりです。一気に読んでしまいました。
2011年12月6日火曜日
谷川俊太郎 新明解国語辞典
12月5日(日)谷川俊太郎さんの講演会(朗読と対談)に参加しました。
当日は大変な盛会で、520名ほどの参加があると聞きました。遠くは、福井市の方から参加された方もあったようでした。つい先日もテレビでお元気な姿を拝見したばかりのなのですが、もう80才になられたのですね。いつまでもお元気で、そして、自由に生きておられる姿に憧れます。
僕が高校生か大学生のころに、小室等さんが谷川さんの詩に曲をつけて、レコード(当時はLP版)を3枚出されました。そのことが、詩人谷川俊太郎さんを知ったきっかけだったと記憶しています。鉄腕アトムやスイミーなども知っていたと思うのですが、作者を意識することはなかったので。その後、今の職業についたころ、「ことばあそびうた」を知り、また、「にほんご」の教科書を知り、そして、スイミー」や「生きる」を教えるようになり、「朗読のテープ」を購読したりして、その存在の大きさを認識することになりました。
今回の講演会に参加して、改めてそのファンの多さにびっくりしました。このような機会を与えてくださった「風夢」の方々に感謝申し上げます。詩集でも読み返してみるかなあ。
「新明解国語辞典 第7版」
第7版が出たので、こりずに購入。思い起こせば、第3版からの長いおつきあい。毎回改訂のたびに購入している。本日届いたので、「早速帰って読もう」というと「辞書を読む?」との驚きの声も聞かれたが、まさに読む、読んで楽しい辞書なのである。とりあえず、「はじめに」を読み、中身もぱらぱらと読んでみた。今回は文法にも力がはいているようである。「はじめに」にあるように、「…かもしれない」を「フィフティーフィフティー」と外国の方に教えている例が紹介されているが、とんでもないことであると思う。そういった、微妙は言葉の使い方を知る上で、また、日本語の的確な理解と適切な表現を守り続ける辞書として、これ以上のものはないと思っている。国語の授業には欠かせない。しかし、カバーはちょと派手です。これは第6版の方が好きです。そして、若干大きくなりました?
2011年11月27日日曜日
ワンピースの言葉
ルフィーたちの名言、その背景にある哲学や思想について紹介。ワンピースはおもしろい。でも、全部見ているかというとそうではなかった。特に最近は。なかには毎週「ジャンプ」を買って読んでいる大人もいるようだが。
実はこの本には発売当時から興味をもっており、書店でも何度も手に取っていたのだが、一通り見直してから読んだ方がいいと思い買うのをためらっていたのだが、DVDにしろ、マンガにしろ、多すぎて全部見るのは無理と断念し、購入した。期待通りとてもおもしろかった。ルフィーたちの人間の自由と尊重を実践している姿・生き方を巧みに引き出している。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」「賢い者は他人の失敗にも学び、愚かな者は自分の失敗にも学ぼうとしない」などの引用も参考になる。
11月27日(日)「第9回名田庄食まつり」に行ってきました。お目当ては、「高石ともや 唄とトーク」。目の前で歌う姿を見るのは久しぶりである。少し早かったので、そばやへしこのおにぎり・からあげ等で軽い昼食を取る。12時からのステージでしたが、音合わせをやっており、実際には2時間30分くらいのステージを見た感じで、少し得した気分でした。他のアーティストの曲も交えて懐かしいフォークソングたくさん聞かせてもらい、いっしょにくちずさんでいました。ドラムと2名の簡単な編成。スピーカー等PAの環境が最悪でしたが、それをもろともしない演奏でした。「我が大地のうた」「春を待つ少女」など、学生時代によく歌った歌ばかりで、とても懐かしかったです。「自分をほめてあげたい」という言葉のもともとは高石さんの歌だったと、初めて知りました。いいなあ。ギター弾かないとなあ?指の手術、しないとなあ。懐かしい人にもたくさん会えました。
しかし、さすが名田庄。寒かったです。3時頃になると、すごく冷えてきました。一部ですが、きれいな紅葉もありました。
2011年11月20日日曜日
いのちの食べかた
現在、食と命をテーマに学習をしています。先日は、子どもたちと「ブタがいた教室」を視聴しました。その関連でこの本を購入しました。アマゾンで、中古品です。前半は、食と命に関することですが、後半はそこから発展して穢れや差別のことにまで発展していきます。中高生を対象にした本なのでしょうが、そう考えると、すこし性急な感じもします。
内容的には、子どもたちとの学習に使えることもたくさんあるので活用したい。
「肉だけじゃない。僕たちはいろんなものから、気づかぬうちに無意識に目をそらしている。見つめよう。そして知ろう。」そう、むずかしいことじゃない、目をそらさなければいいのです。こういうことを伝えたかったのでしょうね。
昨日、19日、三方青年の家に行ってきました。講演と歴史環境講座に参加するためです。講演会は、梅原猛文化講演会、演題は「法然と親鸞」でした。大乗仏教を第一の仏教革命とすると、法然・親鸞の仏教は第二の仏教革命と評価すべきであると言われた。仏教には男女差別があった。男女差別を廃する思想ははやり結婚の肯定になるのでしょうね。
講座は、鳥浜貝塚発見50周年記念パネルディスカッション「トリハマが縄文研究にもたらした成果と課題」。発掘にかかわった6名のパネラーによる話はとてもおもしろかった。そして、ためになりました。おもしろかったというのは、研究者の学問的な立場で見方やとらえ方が違うところであり、それをはっきりと出し合い、ときにはパネラー同士が批判し合いながら話が進むところでした。そして、それを町民のみなさんに公開するところもおもしろい。トリハマの成果として、空間保存、環境考古学の確立、季節性、定住性をあげられましたが、改めて縄文研究に果たした役割を認識しました。縄文の集落は、多くても30名程度、集落は20kmくらい離れていたということ、それはアボリジニーなどの各国の先住民族と共通していることなど、参考になりました。
2011年11月15日火曜日
せかいいちのおっぽ
にわとりのピコにはおっぽがありません。みんなにつつかれるからです。せまいとりごやの中でいじめられているのです。
「みんないじわるばかり。ぼくはいつもひとりぼっちなんだ」ピコは夜になると、いつもないていました。そんなある夜、ふくろうがやってきて、とりごやのそとにはもっとおおきくて、すばらしいものがいっぱいあること」を教えてくれます。初めて見る世界、そして、そこでたくさんのやさしい友だちに出会います。鳥たちから友だちのしるしに羽をもらい、気がつくと、どんな鳥よりも立派なおっぽになっていました。
ある日、きつねにおそわれているにわとりの親子に出会います。夢中で助けに入るピコでしたが、たくさんの羽のおかげで助かりました。おっぽが守ってくれたのです。
そんなピコのまわりに、みんなが集まってきました。もうおっぽがなくても、ひとりじゃないのです。
ピコの旅は今も続いています。そして、小さいにわとりをみつけては、「せかいはここだけじゃないよ。」「じぶんでひろげることができるんだ」って話ながら。
せまい世界のなかだけではだめ。もっともっと自分の知らない世界があるのです。本当にそう思います。そして、それは自分で広げることができるのです。
2011年11月9日水曜日
いのちをいただく
牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。でも、殺される牛と目が合うたびに仕事がいやになるのです。坂本さんは、「いつかやめよう、いつかよめよう」と思いながら仕事をしているのです。
そんなある日、1台のトラックが食肉加工センターにやってきました。明日、殺される予定の牛が積まれて。そこには、女の子がいて、牛に謝りながら、原をさすっているのでした。坂本さんは、「見なきゃよかった」と思います。そして、坂本さんは「この仕事はやめよう」と決心し、明日は休むことにしました。
家に帰って、そのことを息子のしのぶ君に話すと、しのぶ君はこう言いました。「お父さん、やっぱりお父さんがしてやったほうがいいよ。心がない人がしたら、牛が苦しむけん。お父さんがしてやんな。」と。参観日にお父さんの仕事は「普通の肉屋」ですと、ごまかしたしのぶ君がです。
「牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。」命に関する絵本を読み聞かせしているうちに、食の問題は避けて通ることがでいないと感じています。このテーマで学習ができないかと今考えています。
2011年10月31日月曜日
三つのお願い 2
改めて読んでみて、おもしろさにはまってしまった。全く勝手な読みで申し訳ないが、わたしなりに読んでみた。
まずは、疑問点の整理。
①1セントをみつけるところ
ここが不思議で面白い。本文はこうなっている。
・・・・わたしは、雪の中にぴかぴか光っている物を見つけた。
「レナ。あれ、なんだろう。」ビクターがきいた。
「お金みたいよ。」
不思議です。だって、ゼノビア(レナ)が見つけたのに、「あれ、なんだろう。」と聞くのはビクターなのです。普通は見つけた人(レナ)が聞くでしょう。なのに、ここではビクターなのか。
②2つ目の願い
1つ目の願いは偶然。では、2つ目の願いはどうしてかなったのか。本文は、こうなっている。
・・・・そのとたん、ビクターも飛び上がって、キッチンから飛び出したかと思うと、コートをつかんで、表へかけ出した。
③3つ目の願い
2つ目に続いて、この願いもどうしてかなったのか。
ほかにもいろいろあるが、この点を考えるだけでも、想像するのが楽しくなってします。
①の疑問。つまりは、ビクターはレナの目線を追っているのである。いつもレナの顔を見ているといった方がいいかも。だから、レナが見つけたと同時にビクターも見つけていて、さきに声に出してしまう。そして、なんで見ているの?何で知っているの?とも思わないで、「お金見たいよ。」と自然に答えている。ビクターはレナのことをいつも気にしている、気になって気になって仕方がない、多分好きなのでしょう。レナもどこまで意識しているかはわからないが、そうやって見てくれるビクターが当たり前になっている。2人はそんな関係である。
そうなると、②、③の疑問も簡単に理解できる。つまり、1セントの力を信じないレナに信じさせようとして、わざとしたのである。3つ目も、レナの思いこそは真剣であるが、それがかなったというより、ビクターがかなえたという点では同じである。
でも、これを、ビクターがだましたなんて言うと夢のない話になる。ビクターは一生懸命なのである。このあたりを子どもがどう読むか、興味津々である。今日はこの辺で、終わりにします。ところで、「どんぴしゃり。お願いがかなった。」って、だれの言葉でしょうか。この続きはまた。
2011年10月23日日曜日
パパ、どうしてお仕事いかないの?
2011年10月17日月曜日
動物モノのDVD、雑誌
久しぶりに舞鶴に行ったので(大げさ?)、これまた久しぶりにDVDをレンタル。
1作目は「死にゆく妻との旅路」レンタル後、職場で仕事をしながら視聴。さえない夫役を三浦友和、11歳若くガンを患っている妻を石田ゆり子。地味な2人の地味な感じの映画でした。石川県の七尾が舞台で、400万円?という借金をつくった夫とともに、日本中の温泉街等をなけなしの50万円をもって仕事を探しながら旅をする話。なんと最期に妻が東尋坊を見たいといい、そこに向かう途中でなくなってしまう話。切ない話ですが、それだけかな。こういう映画は決して2人では見られない。
2作目から4作目までは、動物モノ。「犬とあなたの物語」「ウルルの森の物語」そして、「きな子〜見習い警察犬の物語〜」。犬とオオカミの話。劣等生の犬「きな子」が、新米調教師(夏帆)と共に成長する話。ダメ犬が、ベテラン調教師(寺脇康文)の娘さんの危機を救うときに才能を発揮するという「モチモチの木」みたいな話。警察犬のテストに不合格したときに、ベテラン調教師が、「試験に落ちたことをきな子のせいにしていないか?」としかり、もう一人前の警察犬でジャンプをさせてみる場面がある。当然新米調教師ではジャンプできない。このあたりは我々の仕事や現状と似ているなあと考えさせられた。誰かのせいにしているうちは本物にはなれないのです。
【雑誌】
「NEWSWEEK 2011.10.19号 ジョブズ、天才の奇跡」
これは一応買っておかないと。
「仕事で差がつく『超』手帳術」GAKKEN
立ち読みで十分なのに買ってしまった。ワタミ会長 渡邉美樹氏の文章を久しぶりに読んだ。
渡邉さんによると、すべての物事は以下の4つに分類できるという。
①緊急で大切なこと。
②緊急だが大切でないこと。
③緊急ではないが大切なこと。
④緊急でもなく大切でもないこと。
多くの人は「緊急で大切なこと」がもっとも重要だと考え、優先しますが。実は最も重要なことは「緊急ではないが大切なこと」です。「緊急で大切なこと」だけに追われるばかりでは、現状を維持することしかできない。せいぜい、マイナスからゼロにもっていくのがやっと。そこからプラスに転じるためには「緊急ではないが大切なこと」をいかに
積み重ねていくかにかかっているという。なるほど、耳が痛い。
【伊弉諾神社祭礼】
本日16日(あっ、もう17日?)は小和田区伊弉諾神社の祭礼。ということで、久しぶりにF100を肩にかけて撮影に出かけました。龍舞と田楽舞を主に撮影。以前、撮影に行った時とは撮影の向き(角度)を変えて撮影。青葉山をバックに撮影できました。普段デジカメばかりなのですが、久しぶりのフィルムはなんとも味がありました。色の出方が違う?失敗もあるけど、それも面白い。
2011年10月10日月曜日
「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」
「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」正垣泰彦:著 日経BP社:刊
サイゼリヤ創業者である正垣泰彦氏の著書である。野菜がおいしいので有名なサイゼリヤ、デザートもおいしいサイゼリヤ、そして安い。そんなイメージのあるサイゼリヤ。その創業者の本といわれれば是非読んでみたい。
まず、題名がおもしろい。ここに著者の経営哲学が詰め込まれている感じがする。常に目の前の現実を謙虚に受け入れ、本当にお客が満足されていることは何かを見極めようという思いがつまった言葉である。これがなんといっても印象の残った言葉である。
印象に残った言葉があと2つある。
一つ目は、「人は自分が絶対正しいといえるほど、たいした存在ではない。どうしたらもっとお客さんに喜ばれるのかと、試行錯誤を繰り返すことでしか、自分本位からお客様本位に考え方を変えることはできない」という言葉。
二つ目は、「何かに取り組み、どうしても上手くいかないときに、自分が悪かったと考えるのは、最も建設的な考え方だ。世の中のすべての結果には、当然ながら原因がある。原因は自分の中にあるという前提で実験を行う方が成功する可能性は高くなるはずだ。」である。
お客様とは、子どもであり、保護者であろう。子どもたちが本当に喜んでいるのか、子どもたちの目線で教材や授業を見直すことが必要なんであろう。そして、うまくいかないときにこそ、自分の原因や責任がないだろうかと考えること、それは更に必要である。子どもや親の愚痴をこぼしているだけ?訳にはいかないのである。今本当に必要な考え方ではないだろうか。私も大いに反省し、改善していきたい。
2011年10月9日日曜日
スティーブ・ジョブズ2
前回はiphoneからの投稿だったのですが、今日は自宅からです。
訃報を聞いて、そして、それを伝えるニュースの特集などを聞いて、改めて彼の偉大さを認識しています。「がっちりマンデーのジョブズ特集のビデオやYouTubeでの様々映像、PODCASTでのプレゼン映像などを懐かしく見ていました。とりわけ、ニュースでもたびたび流れているスタンフォード大学でのスピーチは何度見ても感動的です。有名な言葉過ぎて、紹介することもないと思いますが、改めて好きな言葉を載せたいと思います。
「If today were the last day of my life,would I want to do what I am about to do today?」
「Stay hungry,Stay foolish.」
あえて、英語のままです。どう訳します?
話は変わって、今日は映画に行って来ました。見たのは「神様のカルテ」と「アンフェア」。「神様のカルテ」の方は、医者である夫と写真家である妻の関係や御嶽旅館に住む住人同士の交流と見ながら、人と人が互いに支えあうということ、人と人がつながりあうということについて考えていました。逆に、「アンフェア」は人って怖いなあ、誰を信じたらいいのっていう感じで、ある意味正反対でした。しかし、宮崎あおいさんはそこにいるだけでまわりを幸せな雰囲気にしてくれる、そんな存在感のある女優さんです。不思議です。
明日は【今日の本】に戻ります。
2011年10月6日木曜日
スティーブ・ジョブス死去のニュースを聞いて
2011年9月20日火曜日
一つの花 まとめ5 N先生へ
最後に、ひとつ。先生の認識では、次は「まず本からですね。」なのですが、私の発想では、例えば、あの本を読むことは先生にとっての、今回の「実践のまとめ」の1部、「まとめのまとめ」「総まとめ」だと思っています。「異動するまでに読めるかなあ」なんて言ってないで、今「まとめとして」読まないと、例えば、次の「ごんぎつね」の実践は「ない」と思います。それは、③の一部?なのです。休みが続くのですから、是非読んでみてください。そんなむずかしいものではありませんし。「餞別」にするつもりはありませんから。
追伸 ごんぎつね」といえば、なんとなく「ごん」の気持ちがわかるようなこのごろです。今読んでいる本が分厚いので、本の紹介は休みです。
2011年9月19日月曜日
ゴールデンスランバー、Dropbox
数日前に貸していたDVDが戻ってきたので、それからずっと、何度も何度もみています。
話の内容はというと、首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の2日間にわたる逃亡劇を描いた作品なのですが、一つ一つのなにげない会話や出来事がとても印象的で、それらがすべて伏線となって絡み合っていく展開にいつのまにかのめり込んでしまう作品です。見るたびに、新しい発見があり、何度みても面白いです。また、主人公の昔の彼女や大学のサークル仲間たちとの関係、絆の深さがこの作品のなかで大きな役割を果たしていきますが、このあたりの人間関係も見所です。
ところで、タイトルである「ゴールデン・スランバー(Golden Slumbers)」は、1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されたポール・マッカートニーの曲で「キャリー・ザット・ ウェイト」→「ジ・エンド」、「ハー・マジェスティー」と続くメドレーのオープニングを飾る曲です。映画の中にも、この作品について語っている場面について語っている場面がありますが、当時僕は10歳なので、原体験としては知らないのですが、中学生のころ、ビートルズを聴きはじめ、解散前後のメンバー間の確執などを聞いて、あれこれ考えていたことを思い出してしまいます。なんとか昔みたいなバンドのスタイルで演奏しようと持ちかけていたポールの思いと、バラバラになっていた昔のサークルの仲間がこの事件によって、その絆を取り戻すところがオーバーラップして、なんとも切ない感じがします。もちろん、ポールの思いは実現せず、ビートルズは解散しますが。他にもビートルズの曲が何曲かかかるのですが、すごく懐かしい。やはり世代なのかなあ。
とにかく何度みても面白い。今日も見ていたので、この1週間で3度ほど見ている。原作も読んでみようかなあ。こんなに面白いのに、貸した相手は見ずに返すなんて、それも自分から見たいと言ったくせに。もったいない。是非見てほしいものです。
【Dropbox】
iphoneを使うようになって、クラウドと言えば、Evernoteを使ってきた。写真や音声メモ、簡単なメモなどを同期するときには、とても便利で使ってきたのですが、ワードで作成した文書などを同期するには、適さず、その場合はGmailで本人宛に送信していたのですが、ダウンロードの必要があり、面倒でした。そこで、前からインストールはしていたのですが、使っていなかった、Dropboxを試してみたところ、これがとても便利でした。ドライブと同じようにそこに保存し、職場のパソコンやiphoneからも自由に見ることができる。無料で2Gなので、普段使う分にはなんの問題もありません。ネット環境さえ整えば、メディアもいらなくなりそうです。EvernoteとDropbox、そして、Gmail、それぞれの良さをいかしつつ利用するのがいいのでしょうね。
【キットカット】
昨日、久しぶりに「キットカット」に行ってきました。液晶が不良のため使っていなかったPOWERBOOK G4を処分するためでした。買い取りという話もありましたが、まともなものでも1000円と言うことなので、無料で引き取りということにしました。店内を見てまわって、目に止まったのはMacbook Airの11インチモデル。これはいい。メモリーを4Gする必要はありますが。あと、もう少し安くならないかなあ。円高なんだし。
モバイルには最適なも知れない。ここはいいなあ、ホッとします。お客さんもたくさんいるし、iphoneやipadのおかげで、MACを購入する人が増えているのでしょうね。いいことです。
2011年9月10日土曜日
はんぶんずつ すこしずつ
くまじいさんは、さかなとりの名人。ある日、とても大きなサケをとりました。くまじいさんは半分をフライにして、もう半分はきつねにあげます。きつねは半分をにて食べて、もう半分はうさぎにあげます。うさぎは半分をバター焼きにして、もう半分をねずみにあげます。ねずみの一家は16ひき。ねずみのお母さんはさけ入りのおにぎりを16個つくりました。そして、おいしいといってみんなで食べました。次の日、ねずみのお母さんはうさぎにお礼をいいましたが、うさぎがきつねに、きつねはくまじいさんにもらったことがわかり、みんなでくまじいさんにお礼を言いに行きます。すると、くまじいさんは風邪をひいて、うんうんうなっていました。そこで、みんなでお礼にマフラーを編んで送るという、なんとなくあったかなお話です。
教科書に載ったときは、マフラーの色がまばらだったということですが、この本ではそうではありませんでした。ばらばらだとみんなが少しずつあんだ感じが出るかなあと思いますが、いい話です。
2011年9月5日月曜日
教師のプライド
井上さんといえば、読者論などの国語科の先生というイメージもあるのですが、国語科の教科調査官としてのイメージが強くて、少しお堅い方というイメージがあったのですが、エッセイ集ということもあり、この本はかなり気楽に読むことができました。「先生と呼ばれることが楽しくて、この職業を営んでいることが嬉しくて、つい隣の人に伝えたいような気持ちにもう一度なってほしい」「教師と呼ばれる人たちを応援したい」そんな気持ちが伝わってきます。印象に残るところがたくさんありましたが、そんな中で一つだけ紹介すると、先生方に取り組んでほしいこととしてあげられている2つのことです。
1つは、自主学習力の育成。2つめは、基礎・基本の確実な定着と個性の充実の関連、連動。基礎・基本を指導することと個性を発揮することを連動するように学習指導を展開できないかということ。教師主導の授業について真剣に見直す時期に来ているのかも知れないと感じました。
ざっと読んだのですが、もう一度じっくりと読んでみたいと思える本でした。
2011年8月28日日曜日
名前をうばわれたなかまたち ちいさな死神くん
【今日の本】
2011年8月27日土曜日
スーザン・バーレイの絵本
【今日の本】スーザン・バーレイの絵本2冊
2011年8月21日日曜日
教育の方法
【今日の本】「教育の方法」佐藤学:著 左右社:刊
2011年8月20日土曜日
授業づくりをささえる
2011年8月18日木曜日
たんぽぽのこと
【今日の本】「たんぽぽのこと」竹内敏晴:文 長谷川集平:文・絵 温羅書房:刊
小学校低学年向けの絵本?絵がとても素敵です。短い文と絵が想像力をかき立ててくれます。
「よしくんと話したのは きょうがはじめてです。」思い出しながら走るわたしのことがいろいろと想像できる絵です。いかにも絵本らしい。風にゆられて、あいさつするタンポポの場面もいいです。タンポポは朝はひらいていなくて、昼になるとひらくのですよね。それが、わたしにとってはものすごい発見でした。そのことをよしくんに教えてあげようと思いながら、走る絵もいいです。
公園に着くと、よしくんがいじめられて泣いています。どんな風に声をかけようかと悩むわたし。だいぶたってから(多分夕方になって)、いった言葉がかわいい。「たなかさんのうらにさ たんぽぽがさいてるんだよ。」「あした、みにいくんだ。よしくんもいかない?ちょっとよりみちしない?」この「ちょっとよりみちしない?」がいいなあ。二人のほほは少し赤くなっています。それは、夕日のせいだけじゃないんです。たぶん。
これって、でも、読むのむずかしいなあ。こんなお話がうまく間を取って読めるようになりたいなあと思わせてくれる絵本です。
2011年8月11日木曜日
RAY OF HOPE
【今日のCD】「RAY OF HOPE」山下達郎
山下達郎さんの6年ぶりの新作。1月以上前に予約していたので、8月9日に届きました。6年ぶりと言うことで、知っている曲(もうすでに持っている曲)が多い気もしますが、改めて聞くといいものです。タイトルにもあるように、「希望という名の光」が中心的な存在なのでしょう。アカペラを含めて3回出てきます。この間、3月11日の大震災などを受けての構成ということなのでしょうね。達郎さんの願いが前面に押し出されている感じがします。そんな中、「俺の空」なんて曲は面白い。でも、できれば、全作新曲なんていうのも聞いてみたい気もする。
ボーナストラックとして、【JOY1.5】がついています。これもいい。「JOY2」が実現しそうで楽しみです。PRO TOOLの音源等は違う。厚みと荒さがあり、それはそれで楽しい。30年ほど前に、はじめてLPレコード(多分ムーングロウ)を買ってからのファンですが、そのころはFMでライブを聴くことが多かったので、達郎さんのライブ音源は楽しみです。気長に待ちましょう。待つことには慣れましたから。
久しぶりにCDを買いました。大滝さんのCDボックス以来です。
2011年8月6日土曜日
3つのお願い いちばん大切なもの その1
2011年7月30日土曜日
子ども・ことば・授業 第20号 ひろい読み1
2011年7月29日金曜日
第13回授業づくり・学校づくりセミナー
2011年7月25日月曜日
一つの花 まとめ4
2011年7月22日金曜日
一つの花 まとめ3
2011年7月18日月曜日
一つの花 まとめ2
2011年7月15日金曜日
一つの花 まとめ1
2011年7月10日日曜日
感想文
2011年7月8日金曜日
一つの花 3場面
2011年7月7日木曜日
解釈の修正
2011年7月6日水曜日
一つの花 2場面後半−2
2011年7月5日火曜日
一つの花 2場面後半−1
2011年7月3日日曜日
吉越式クラウド仕事術
【今日の本】「吉越式 クラウド仕事術」吉越浩一郎:著 アスキーメディアワークス:刊
2011年7月2日土曜日
一つの花「第1場面」
2011年7月1日金曜日
一つの花・戦争
2011年6月29日水曜日
一つの花、本の帯
本の帯について考えてみた。本の帯は何のためにあるのだろうか。これまであまり意識してこなかった。学生時代は、栞代わりに使っていた。だから、昔読んだ本のほとんどの本には帯は残っていない。新書版や文庫版の場合は、立って読んだりすることも多く、そのカバーすら邪魔で捨てていたように思う。だから、本の帯なんて、あまり重要でなかったのではないだろうか。
2011年6月27日月曜日
子規、最後の8年
【今日の本】「子規、最後の八年」関川夏央:著 講談社:刊
2011年6月19日日曜日
アンネの木
【今日の本】「アンネの木」イレーヌ・コーエン=ジャンカ:著 くもん出版:刊
2011年6月5日日曜日
アンネ・フランク その15年の生涯
「アンネ・フランク その15年の生涯」黒川万千代:著 合同出版:刊
2011年6月4日土曜日
絵本4冊
2011年5月16日月曜日
コスモスとバラ
【コスモス畑プロジェクト】
2011年5月3日火曜日
7つの制約にしばられない生き方
【今日の本】
2011年4月29日金曜日
ノート・メモ フル活用術
気がつくと、4月もあと2日。今日からゴールデンウィーク。早いような、でもうっくりと時間が過ぎているような、あまり達成感のない1月でした。
2011年4月16日土曜日
A LONG VACATION 30th Edition
2011年4月12日火曜日
新学期
2011年3月7日月曜日
一歩を超える勇気
2011年3月6日日曜日
お江と春日局
いま「学級革命」から得られるもの
2011年2月24日木曜日
ガラシャ
2011年2月20日日曜日
それから
2011年2月19日土曜日
ちょっとまとめて
2011年1月26日水曜日
「捨てる」で仕事はうまくいく
2011年1月22日土曜日
「戦争」が生んだ絵、奪った絵
2011年1月16日日曜日
そうか君は課長になったのか。
2011年1月7日金曜日
2011年 正月から大変でした
今年は大晦日から元旦にかけて、大変なことが起こり、とても正月気分ではありませんでした。
というのも、年末に帰省していた長男が大晦日に大学のある島根県松江市に向けて出発したのですが、ご承知のように記録的な大雪に遭遇し、ガス欠やバッテリー切れで立ち往生し、あわせて携帯のバッテリーの切れかかるという災難に遭ってしまったのです。9号線で二晩過ごすというはめになってしまいました。やっとのことで居場所を確認し、JAFに連絡しても200件待ちの状態、警察や市役所、県庁、国土交通省など、ありとあらゆるところに連絡をとりました。やっとのことで、アパートの手前まで来たのですが、学生が多いためか人通りが少ないようで1m近い積雪で、やむなく道路脇に自動車をおいて帰るほどでした。
今回のことで、様々なことを学びました。
1 やはりJAFにはお守りとして入っておくべきである。
2 バッテリーを充電するコードや携帯を充電する装置を用意しておくこと。
3 ガソリンは早め早めに入れておくこと。
今回たくさんの方々にお世話になりました。
9号線に立ち往生しているとき、「菱食(りょうしょく)」という店の方々に、自動車の移動を手伝ってもらったり、店に入れていただき休ませていただいたり、携帯電話の充電をさせてもらったりしたそうである。
また、「国土交通省の管理事務所」の方には、ガソリンを無料でいただき、バッテリーのチャージもお世話になったそうである。わたしが電話したときはチャージはむずかしいといわれたのですが、現場にいかれた方がわざわざ取りに帰っていただいて対応していただいたようでした。本当にありがとうございました。
想定外のことで初期対応が遅れたというような新聞等の報道がありますが、現場の方々は持ち場持ち場でやれることが精一杯していただいたと思います。この場をお借りしてお礼申し上げます。
昨日になり、やっとアパートの駐車場に入れたようです。周辺のみなさまにもご迷惑をかけました。