2023年1月8日日曜日

掛け軸その2

  前回は、僧侶(お坊さん)の書かれた掛け軸を紹介しましたが、今回は、画家による掛け軸です。

 作者は、横山華渓氏です。氏は、1815年、現在の高浜町中尾家の生まれ。江戸時代後期に活躍した画家です。養父である横山華山氏に学ぶ形で、画家としての才能に磨きをかけ、横山華山氏の死後、横山家を継承し、横山家を引っ張る存在として、横山家の流星に貢献し、画家として数々の名作を夜に出しており、その作品は現代においても、高く評価されています。また、無償で桑苗を提供するなどして、養蚕業を手厚く支えたことでも有名です。

 作品は、掛け軸ですが、それ以外にも、座敷の襖?開き戸にも氏の作品があります。両方を紹介します。掛け軸は三幅対、虎と共白髪と龍です。三幅ならぶと迫力があり、なかなかのものです。「これは大事にしないといけない。」と聞いた記憶があります。








2023年1月7日土曜日

掛け軸

  1月6日(金)、蔵の中に保管されている掛け軸を出して点検しました。10本ほどあることは知っていましたが、どんなものがあるのかは知らなかったからです。詳しい経緯などはわかりませんが、何点か作者(書いた人)がわかったので(多分?)紹介します。

 1点目は、相国寺派の第5代管長「大津櫪堂 承用」氏による「南無阿弥陀仏」。



 2点目は、建仁寺派の第4代管長「竹田黙雷 宗淵」氏によるもの。漢詩のようなものが書いてあります。



 ※この2点は、お願いして書いていただいたものだと思われます。

 3点目は、天龍寺派の第4代管長「関精拙 元浄/青峨室」氏によるもの。なんと書いているかは不明です。関精拙氏については、我が家には、もう一点額縁があり、奥の部屋に飾ってありますが、さらにもう一点あったことになります。氏による額縁は、区の寺院である洞昌寺にもあるので、この地を訪れておられたこのが伺い知れます。



 以前は、名前などを見ても、どなたが書かれたものか検討もつきませんでしたが、インターネットで臨済宗各派の歴代の管長名を検索することで作者がわかりました。この方法なら、まだわかっていない掛け軸や襖の作者もわかるかも知れません。

 いずれにしても、大切にしたいと思います。

2023年1月3日火曜日

初詣

  正月は、元日には区の神社の行事があり、3日までは子どもたちが帰省していたので、本日3日に初詣に行ってきました。もちろん、元日には、地元の神社に初詣に行くのですが、それとは別に毎年近隣の神社に行っています。今年は、柏原八幡宮と高座神社に行ってきました。柏原八幡宮を考えていたのですが、近くに高座神社もあるので、欲張ってしまいました。

 「柏原八幡宮」は、京都の石清水八幡宮の別宮として創建された神社です。来年で千年なるそうで、現在改修中で、本殿を見ることはできませんでした。三重塔や鐘楼があり、神仏習合の名残を残すめずらしい神社です。鐘は豊臣秀吉が大砲を作るために集めたそうですが、立派なものであったために残されたそうです。3回鳴らすと幸福が訪れるらしく、3回鳴らしてきました。神社なのに、不思議な体験でした。おみくじは、「中吉」でした。




みなさん、不思議に思わないのでしょうか?

 「高座神社」は、繭と蟻の神社だそうです。比較的小さな神社ですが、くじ引きがあったり、甘酒を振る舞ったりしておられました。水に浮かせると字が浮き出るおみくじでした。こちらは「吉」でした。






小さい神社ですが、このようにいろいろと工夫されています。