2010年6月28日月曜日

教師の話し方・聴き方

【今日の本】「教師の話し方・聴き方」石井順治:著 ぎょうせい:刊
 石井順治氏の本は「学びの素顔」「学び合う学びが生まれるとき」に続いて、3冊目となる。
 読み始めると真っ先に「聴けないこのいる教室」という見出しが目に飛び込んでくる。まさに、本校の課題であるわけだが、結論としては「聴けない子のいる教室」には「聴けない教師がいる」ということなのです。聴ける教師への転換が必要です。
 また、子どもたちの中に起こる人間関係にまつわる問題の原因に、コミュニケション能力・対話能力がある最後に、のではないか。したがって、話すことと聞くことに取り組むべきと感じている。そんなときに、まさにぴったりな本であった。最近、授業ではペアや班での話し合いがよく見られるようになった。そんな取り組みのもとても参考になるだろう。
 最後に、発言する人が少ない研究会のことに触れている。発言しない人が問題とされるが、実はほとんど発言を独占している人の話し方に問題があるという指摘。なるほどなあ。

2010年6月21日月曜日

残念な人の思考法

【今日の本】「残念な人の思考法」山崎将志:著 日経プレミアシリーズ:刊
 なんといっても題名が印象的。そして、そうなんだよなあと思える。至る所に残念な人がいるように思える。子どもたちもそうだ。印象に残った文章を一部引用する。
 「残念なビジネスパーソンが、人から与えられた目標の達成に向けて他人のペースで仕事をしているのに比べ、できる人は、自分が決めた目標を達成するために、自分のスケジュールで仕事を進める」
「時間がなくても考え方と前提条件は絶対に共有しなければならない」

 最近、「残念な人」という言葉が口癖になりつつある。

2010年6月12日土曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

【今日の本】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海:著 ダイヤモンド社:刊

 高校野球のマネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んで、仲間たちと甲子園を目指す話。
実はこの本、iPhone版で読みました。改めてiPhone版で読むことの利点について考えてみました。
1 値段が安い。本だと1,600円、iPhone版は800円。
2 いつでもどこでもちょっとした時間に読める。例えば、病院の待ち時間。
3 携帯に便利。
4 辞書検索機能があるので、読めない漢字や意味のわからない言葉を大辞林やGOOなどで調べることができる。
難点は、線が引けないこと。
 今度は藤沢周平さんい挑戦!「蝉しぐれ」を購入しました。ところで、これってアプリなんですか?