2021年12月29日水曜日

今週のオオキンレイカ

 【今週のオオキンレイカ】

 今週のオオキンレイカ、というか今年のオオキンレイカについて。

 もうすぐ令和3年が終わろうとしています。今年芽を出したオオキンレイカは、もうすっかり枯れかけています。何とかすべて順調に育ってくれました。来年の春になったら、植え替えたいと思います。




 今年植え替えたオオキンレイカは、水やりをさぼったせいもあり、3分の1が枯れてしまいました。鉢ではないので、毎日水やりをする必要もないかと思ったことが失敗の原因でした。水道の蛇口から遠いことで、面倒だったこともあります。面倒と思ったのは、個人的なことなので、いいわけでしかないのですが。来年は、ホースを延長して、毎日欠かさず水やりを行いたいと思います。もしかすると、鉢のままのほうがよいのかも知れません。今年芽を出したオオキンレイカを植え替えるべきかも検討しなければなりません。

 今年度は、種の収穫が少なかったことも反省です。植え替えたオオキンレイカからは、種を取ることはできませんでした。この点は、来年度以降の大きな課題です。

 課題の多いオオキンレイカですが、次年度も継続して育成に取り組みたいと思います。

2021年12月23日木曜日

わたしはみたの―戦争と少女

【今日の1冊】「わたしはみたの―戦争と少女」篠原禮子:著 郁朋社:刊


 引揚関連の書籍には、総括的・概括的に引揚について述べた書籍と引揚てきた個人の手記がある。この本は、後者である。そして、手記を書いた引揚者がどこで終戦を迎えたかによってその内容は違うと感じる。篠原さんの場合は、終戦を「会寧」という町で迎えられ、イムジン河目前まで逃げてきたところで、「咸興」まで連れ戻された。途中、トロッコの中で弟が死に、お母さんがチフスに罹って死んだり、さらに、引揚げまであと一月のところでお父さんが病死したりという壮絶な人生を綴っておられる。死に際、3人の子どもに語りかけるお父さんの思いが非常に切ない。その、お父さんが教えた住所と名前を覚えていたことによって、祖父を出会うことができた。お父さんの願いが叶った瞬間でした。一方で、友だちや周囲の人々に引揚の体験を語っても、誰もとりあってもくれない現実があり、体験を語ることができなかったというのは悲しい事実です。引揚でも、帰国しても、辛い経験をしなければならない。こんな苦しみを2度と味わうことがないように、平和を守り抜いていきたいと思う。

 昭和11年生まれということは現在85歳。段々とご高齢になっていくわけですが、このような書籍を出版されていることで、引揚の体験を多くの方に伝えることができる。また、我々も知ることができる。同じような体験記をたくさん読んでみたい。

2021年12月12日日曜日

日引石

  12日(日)、午後、大坂から日引石を学びに来られた方々に同行して、青郷や内浦地区を巡りました。大坂の方で、高齢者大学で学んでおられる方々が、日引石のことを知り、そこに内浦出身の方がおられ、高齢者大学の先生と見学に行くことになったそうです。残念ながら、先生は都合により参加できなくなったようです。見学コースは、立石の地蔵さん、中山寺、日枝神社、西林寺、海見寺、そして、最後に、潮富荘で、日引区の上田さんや広野さんのお話しを伺いました。海見寺に行ったころに雨が降り出しましたが、それ以外は何とか天候にも恵まれました。旅行も目的なのかも知れませんが、こうやって高齢者の方が、現地に来て、学ぼうとしておられることに刺激を受けました。また、意外と地元のものが何も知らないという実態もあります。だから、余計にすごいなあと思います。



上の矢印の部分を拡大したものが下の写真です。
はっきりと日引の石工さんの名前がはいっています。
地蔵さんが日引石かどうかは諸説あるようです。
日引石にいくつかの種類があると考えるとどうなんでしょか。



日枝神社の宝篋印塔。上の部分がとれてころがっています。
なくならないといいですが。


小さい狛犬が前に立っているタイプ。
よく足で押さえているのはありますが。


熱心にお話を聞くみなさん。

2021年12月9日木曜日

三遊亭円丈さん

  11月30日、三遊亭円丈さんが亡くなられました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 

 師匠は、三遊亭圓生さん。著書に、「落語家の通信簿」があり、読んだことがあります。新作のイメージが強いですが、最近は、古典も演じておられたようです。個人的に、円丈さんで印象に残っているのは、パソコンマニアであったということ。確か、富士通のFM7かなにかのコマーシャルに出ておられたような記憶があります。パソコン雑誌『Oh!FM』に記事が掲載されたこともあったように記憶しています。パソコンやゲームをネタにした落語もあったように思います。

 また、狛犬マニアでも有名で、「日本本参道狛犬研究会」の会長を務めておられました。かなり以前に、テレビの番組で、神社に狛犬を奉納することが夢であるとおっしゃっておられました。実際にされていると思います。そして、その際、ブランド石と言うことで、笏谷石も紹介しておられました。そのことがきっかけで、笏谷石について調べるようになったことを思い出しました。

 そんなことをいろいろと思い出したので、「THE 狛犬!コレクション 参道狛犬大図鑑」(三遊亭円丈:著 立風書房:刊)を購入しました。アマゾンで中古品でした。あわせて、「狛犬さんぽ」(ミノシマタカコ:著 株式会社グラフィック社:刊)も購入しました。こちらは、最近の本です。改めて、たくさんの種類があることに驚いています。これを機会に、狛犬について、また調べてみようかなあ。実は、神社に行くと必ず狛犬の写真を撮るのが趣味でもあります。この2冊を持って、あちこち訪ねてみようかなあ。 


2021年12月5日日曜日

今週のオオキンレイカ

【今週のオオキンレイカ】

 大変久しぶりである。植え替えたオオキンレイカは、ほとんど枯れています。





 今年、芽を出した方も、かなり色づいてきました。

2021年12月4日土曜日

イーハトーブ農学校の賢治先生

【今日の1冊】「イーハトーブ農学校の賢治先生」 魚戸おさむ:漫画 佐藤成:原案・監修 細流舎:刊



 題名のとおり、宮沢賢治が県立花巻農学校で4年4か月、1580日、農業教師として教壇に立っていた間の物語を漫画にしたものである。

 賢治の授業は、あたたかく、たのしく、おもしろく、そして、あきさせないものであった。賢治先生は、生徒に「けっしてカマボコになるるな」といっていたそうである。カマボコ、つまり、机にへばりつくなということである。そして、教育とは、一種の創造活動であるといい、「わたしは、この仕事で疲れを覚えたことはない」といっていたそうである。授業に集中できない生徒をみると、叱ったり、チョークを投げたりせずに、ただチョークを、ガリガリとかんだそうである。生徒の行為は、自分の不徳のせいであると言っている。

 個人的に、感銘したことは、「議論は、相手を降参させようとするものではなく、言わんとすることがお互いにわかることである」という言葉である。

 教師としての宮沢賢治についてさらに深く調べてみたいものである。