2013年12月26日木曜日

落語家の通信簿、絵本3冊

【今日の本】
「落語家の通信簿」三遊亭円丈:著 角川新書:刊

  落語家「三遊亭円丈」が、落語家を論評した本。前口上では、世界初と書いてある?
 名人から若手までの53人を論評している。落語界のしきたりや裏話が書いているのが興味深い。また、付き合いのあるなしなど、やはり落語協会等の団体や一門同士の壁というか隔たりのようなものを感じる表現があってそれも面白い。そして、円丈さんの個人的な好みが前面に出ていて好きです。批評とか通信簿というものは、こうでなくっちゃと思う。ちなみに、僕は古今亭志ん朝が好きである。円丈さんいわく、亡くなってからのCDやDVDがいいらしい。といわれても、僕場合、生前の記憶がほとんどないので、CDやDVDしか知りませんが。余談ですが、最新柳家小三治のDVDを購入した。今生きている人では、小三治さんがいいです。



【今日の絵本】久しぶりに3冊購入。

「いのちの木」ブリッタ・テッケントラップ:作・絵 森山京:訳 ポプラ社:刊
 森にすむひとりひとりにとって、特別な存在であるキツネ。その キツネが旅立ち、森の仲間たちは悲しみにくれます。しかし、キツネとの思い出をみんなでもちよるうちに、悲しみは変化していきます。 やがて、キツネがなくなった場所から、キツネと同じ色の芽が出てきました。そして、大きな大きな木になるという話です。

 誰でも、愛する人との別れを経験します。でも、 それは避けることができないことです。でも、その人のことを感じたとき、思ったとき、語ったとき、その人は、すぐそばにいるのかもしれません。
 この本を読んで、「忘れられないおくりもの」を思い出しました。

あとは、題名のみ紹介します。
「いじめっこ」ローラ・ヴァッカロ シーガー:作  なかがわ ちひろ:訳 あすなろ書房:刊
「こぐまのくうちゃん」あまんきみこ:文 黒井 健:絵 童心社:刊 

2013年12月24日火曜日

3連休


 
12月21日(土)職場の日帰り旅行。大阪・三田(兵庫)方面へ。
 昼食は、ホテル大阪ベイタワーでランチバイキング。夕食は三田屋本店でのステーキ、ロースハム。
 あとは、大阪市内自由行動が3時間。梅田から御堂筋線に乗ってアップルストア心斎橋店へ。目的は2つ。一つ目は、「Ipod classic」のバッテリー交換。二つ目は、「Ipad air」用のスタイラスペンの購入。

LOGICOOL ウルトラスリム キーボードカバー TK710WHまず、バッテリー交換は、機種が古くてできませんでした。1割引きで買い取ってくれるそうなので、思い切って購入しました。思わぬ出費ですが、こうすればヘッドフォンのリモコン機能も使えるのでまあいいか。 スタイラスペンは、売っていませんでした。アップルとしては、指で使うことを想定してますというあっさりとした答えでした。でも、、、、。ということで、しばらくは様子をみることに。ネットでもいろいろと話題になっているようなので。




 ということで、時間もあったので、店内を物色し、「Logicool Ultrathin Keyboard Cover」と「Mobee The Magic Charger」と「Smart Coverブルー」を購入。ペンがダメならキーボードも試してみようかと。また、カバーは折角薄いのだから、カバーだけでいいかと。そもそも傷がついてもいいんじゃないの?そんなにきれいに使わなくても。なら、保護シートも使わないことにしようか。そうすれば、SU-penも使えるし。マウスを載せるだけで充電できるのはいい。すこし軽くなって使い勝手もいいようです。

12月22日(日) 「永遠の0」を映画館で見る。
 昔の角川映画じゃないけど、「読んでから観るか。観てから読むか」ということで、今回は「観てから読む」になってしまいました。正確には、4分の1は読んだのですが。最後まで、読みたいと思います。映画としては、最後の数分間がいっきに展開される感じでした。特攻なんて、ほとんど成功しなかったんだろうと思っていましたが、本当だったんでしょうね。本当に無意味なことだったのでしょうね。そういうなかで、どんどん精神的にやんでいってのでしょうか。信念を持って生きるということのむずかしさ、人を愛するということ、また、生き残ったものの使命など、いろいろと考えさせられました。やくざの親分の刀の意味がそういうことだったのかとわかったときも感動でした。本ではどう書かれているのか,逆に楽しみです。

12月23日(月) 三田(兵庫)のイオン、アウトレット
 アウトレットでは、Nikonの店に。Dfを触ってきました。ちょっと大きいですが、いい感じです。D4の部品をそのまま突っ込んで感じです。シャッタースピードダイヤルの感じがいいですね。こういうのが欲しかったのです。Nikonの文字はやはりまっすぐの方がいいですね。高いけどね。あと、28−300もみてきましたが、今使っている、タムロンに比べると、こちらはかなり大きいです。重いし。24−85があるので、70−300という選択もありかなとか。とりあえず、当分はタムロンのままかな。

2013年12月18日水曜日

Mariya's Songbook

【今日のCD】「Mariya's Songbook(初回限定版)」
 デビュー35周年なんですね。「BEGINNING」が1978年でしたか?ちょうど大学1年生の頃だったと思います。友だちがLPを買ってきて、それを借りて聞いた記憶があります。確か僕は杏里の「アプリコットジャム」を買ったと記憶しています。海外録音が4曲程度含まれているという新人としてはラッキーなデビューだったと思います。そういえば、「夏の恋人」は達郎さんの曲でしたね。
 まりやさんは、当時、かなり注目されていたと思います。アイドル不在の時代で、桑江知子、杏里と3にんで、アイドルの替わりもさせられていた時代でもあったと。そのあたりは、中途半端な気もしますが。よく思えているのは、当時FMというとスタジオライブを公開する番組が多く、まりやさんもよく出ていたことを覚えています。グループサウンズから日本のオールディーズなで、内容もバラエティーに富んでいてとても面白かったことも。当時の音源が残っていないことが残念です。
 改めて、CDを聞くと、ライターとしての竹内まりやのすごさを実感できます。こんな人にも書いていたのかと、新たな発見があります。80年代のアイドルから森光子さんまで、数多くの歌手に曲を提供してきたんだなあと。個人的には、岡田有希子さんなんかが懐かしい。可哀想なことをしました。改めて竹内まりやの作品の魅力を再発見できました。話によると、全曲完全最新デジタルリマスターらしいのですが、このあたりは達郎さんの仕事なんでしょうかね。音もいいです。
 おまけですが、このCDには、初回限定版と通常版があって、前回の「クリスマスイブ」同様に2枚とも買ってしまいました。最近どうもおかしい。寝ぼけていて、注文したことを忘れてしまうのでしょうか。どうしようかな。

2013年12月15日日曜日

「舟を編む」「藁の楯」

【DVD】久しぶりにDVDを2作見た。
一つ目は「舟を編む」、2つ目は「藁の楯」。

「舟を編む」は、大渡海という辞書を作る話。原作はベストセラーだったらしいのですが、映画のほうは普通かな。原作を読んではいませんが。個人的に辞書は大好きで、「新明解国語辞典」などは、第3版から全部持っている。iOS版も持っているし、「広辞苑」はもちろん「明鏡」や「(学研版)国語大辞典」などを揃えている。iOS版の「大辞林」は重宝している。なかでも、新明解国語辞典は傑作。特に第4版、読んで笑える辞書である。物語文を教える際には、必ず2・3冊は意味を読み比べたものである。いくらコンピュータが発達しても、やはり手作業なんだなあと思って見ていた。
宮崎あおいさんやオダギリジョーさんもいいんだけど、いかしきれていない感じである。

「藁の楯」は、なんとも暗くて、後味が悪い。大沢たかおと松嶋菜々子がSP役なんですが、守るべき相手が「守るに値しない犯人」なのだ。まったく反省がなく、とんでもないその役を好演しているのが藤原竜也なのですが、ほんとうに憎たらしい役を演じている。あまりにうますぎて、かえって気味が悪いくらい。結局死刑になるわけですが、そのために松嶋菜々子演じるSPが死ぬ必要があるのか?大沢たかお演じるSPが刺される必要があるのかと。ほかにもいろんな人が犠牲になるが、そのすべてがスッキリしない感じです。仕事なんでしょうが。それも最初のほうは使命感が強い感じはするのですが?
でもなあって感じです。

2013年12月14日土曜日

Parallels Desktop 9 for Mac

【Parallels Desktop 9 for Mac】
 MACを使っていても、ときどきWINDOWSのソフトを使いたくなるときがある。
例えば、この季節。年賀状の季節には、「楽々はがき」が必要である。「ラベルマイティー」などもちょっとしたことに大変便利で重宝する。
 MACでWINDOWSのソフトを動かす方法には大きく3つある。
 一つは、BOOTCAMP。2つ目は、CROSSOVER。そして、3つ目にPARALLELなどの仮想ソフトがある。最近までCROSSOVERを使ってきた。再起動も、OSもいらないからである。しかし、起動できるソフトには限りがあり、一太郎はOKだが、楽々はがきやラベルマイティーは対象外である。そこで、BOOTCAMPに改めて挑戦しようと考え、WINDOWS7のアップグレード版を購入した。(VISTAを持っているので)しかし、マーベリックの場合、WINDOWS7が必要で、アップグレード版からはインストールができないことがわかった。(-_-;)
 そこで、思いついたのがPARALLELでした。何年か前、バージョン4か5の時に一度試してみたが、かなり重くて使い物にならなかった経験があるので、どうしようかと迷ったが、せっかく7にバージョンアップしてのが、もったいないのでダメ元で最新版を購入してみました。いつのまにかバージョン9でした。早速アマゾンで購入。
 インストールは簡単でした。VISTAから7へのバージョンアップもスムーズでした。ただ、表示はVISTAのままなのが、少し気に入りませんが。動作も非常に軽い。とりあえず、一太郎とラベルマイティーを入れてみましたが、問題なく動きます。ここ数年の進歩はすごい。
 さらに驚きは、「Parallels Access」このソフトを使うと、iPadからMAC上のソフトを操作することができる。まだ、少ししか試していないが、うまく使えば、iPad上でワードやエクセルを操作することもできるはずです。これはすごい。
 ということで、大変満足のPARALLELでした。Accessについては、もう少し使ってみて報告できたら

2013年12月1日日曜日

出雲大社

結婚式場!
こちらが本殿!
11月30日(土)日帰りで「出雲大社」に行ってきました。6時に東舞鶴駅前を出発し、約3時間半出雲に滞在し、22時に東舞鶴駅舞に帰ってくるという強行スケジュールでした。60年ぶりの遷宮(改修?)ということで記念にという意味です。しかし行ってみると、思っていたほどの規模でなく、意外と小さいんだなあという感想です。いつもテレビや写真で、大きなしめ縄のあるところをイメージしていましたが、そこは結婚式場で本殿ではないことも初めて知りました。丹後にある元伊勢神社の場合もそうですが、山の中のほうが宮津側のほうより趣がありますが、出雲大社も個人的には海が近いせいか趣がないような感じがします。もう少し奥まったところのほうがいいなあと感じたりしています。10月、神在月のため、縁結びのお守りが売り切れてありませんでした。そんなことあるんだとビックリしましたが、名前を書くと後で郵送されるようでした。でも、それならそこまで行かなくてもいいのにと思ってしまいます。大量には作れないのだろうか?いりおいろt発見があった旅行でした。

【今日の本】「生きるということ」黒井千次:著 河出書房新社:刊
 バスの中で読みました。63の短編からなる新書です。おもしろいと思ったところを何編か紹介します。
①先生からの質問
 著者の作品が教科書に載った際に、その解釈について、先生から手紙をもらうそうである。わからないことは作者に聞けばわかるということなのでしょう。それについて、黒井さんは「先生はどうして全力で考えて自分の責任で結論を出さないのか」といわれます。また、「作品は、作者の手を離れたら独立の命をもつ」とも。作者が死んでいたらどうするのかという文とともに、作者でなく一読者として考えをおくられたそうです。そうすると、一人の女の先生からは返事もなく、もう一人の男の先生からは「作者もわからないんと聞いて教室が大笑いになった」という返事をいただいたそうです。
 大笑いとは、どういう意味なんでしょうか。「なんだ、結局書いた人もわからないんだった、なら僕たち真剣に考えてバカみたい」とでもいうのでしょうか。読むとは、答えを探すことなのでしょうか。私たちは、そのような授業をしていないでしょうか。そんな読み手に育てていないでしょうか。考えさせられました。

②秘密と無駄と
 黒井さんは、読書の形が変わってきたいわれます。読書ってなんなんだろうと考えさせられました。 読書離れということがいわれますが、本当の読書の楽しみってなんだろうと。黒井さんは「一冊読み終えるごとに身長が1cm伸びるような気分で読み続けた」といわれます。読書とは「公明正大な営みではなく、限りなく個人的な営みである」と。そして、「秘密と無駄を失った暮らしは虚しいものになってしまう」と。

 実は、①の次の短編です。2つが一番印象的でした。感想文を書くためにしか本を読まないなんて生徒もいるのでしょうね。作者もわからないことだから真剣に考えてみようと考えられるようになりたい。僕はこう思う、私は違うと思うというように。そんな読み手を育てたい。読むという行為についていろいろと考えさせられました。「曇った鏡」という短編では、本を買わないで読むことが多くなったといわれ、そんな読書はその程度のものであるといわれる。「本は自分を映し出す鏡である」といわれる。本が面白いか面白くないかの感想は鏡に映った自分であると。鏡には強い光があたらないと自分の姿ははっきりと見えない。強い光とは、本をしっかり読むということである。そういう意味から、借りた本は曇った鏡であるといわれる。厳しい意見である。

2013年11月26日火曜日

ニコンDf

【ニコンDf】
 もしも1年前に出ていたら、間違いなく勝ったでしょう。こんなのがほしかったのです。デジタルとアナログが融合したようなモデルとでも言った方がいいのでしょうか。
シャッタースピードや絞りをマニュアルで決められる(操作できる)ところがいい。
 「D」は、やはりデジタルの「D」でしょう。では、「f」は?「F」なら、むかしのFシリーズのこと。我が家に少し前まであった「F3」などの「F」。でもそれなら大文字。「f」は小文字なので違う。調べてみると、フュージョンの「f」だそうです。とにかく、こんなものを発売するニコンがすごい。拍手!拍手!それに、NIKONの文字?まっすぐになりましたね。最近は、NIKONですもんね。これって、なんとなく、傾いている感じでいやでした。実際、傾いている?ニコンがんばれ!
 しかし、デザイン的には今ひとつ。厚みがありすぎ。頭でっかちな感じですね。あと、写真しか見ていないのですが、ボディーはプラスチックなのかな。アルミならいいのに。
 最後に願望をひとつ。電池のいらないデジタルカメラってできないかなあ?もう一台持っている「FM3a」のハイブリッドシャッターみたいに。無理と思うけど、できないかなあ。

2013年11月25日月曜日

茶の本

【今日の本】「茶の本」岡倉天心:著 大久保喬樹:訳 角川ソフィア文庫:刊


 キンドルなら、無料でダウンロードして読めるのですが、なにせ旧字体なので、大変読みづらい。そこで、新版ということで、現代文で書かれたこの本を購入して読んだ。大久保喬樹さんの訳?は大変読みやすかった。また、解説がつくのも大変ありがたい。
 なんとも壮大な内容である。岡倉天心は、茶を「東洋文明が到達した最高の哲学、世界観」として紹介しており、その発展を老荘思想、道教、禅をルーツとする東洋の長い歴史から説明している。明治の時代によくぞ、このような教養豊で、深い思想の持ち主がいたことだ。社会科の教科書には、福沢諭吉と岡倉天心を明治の2大思想家として紹介しているが、再認識させられた。
 驚くのは、これが当時英語で書かれたということで、その英語力たるや素晴らしいものである。現代語版を買ったが、時間があれば、キンドルの旧字体、また、英文でも読んでみたいものだ。

【今日のCD】
 「クリスマス・イブ 30th Anniversary Edition」
 「宮澤賢治が聴いたクラッシック」
 クリスマス・イブは、ファンとしては当然の買い物か?アコースティックライブ版は、できれば、佐橋、伊藤、難波、山下の4人でのバージョンが聴きたかったので、少し残念。DVDはありがちな話ですが、牧瀬里穂が出てくるあたりが、にくい演出です。今年もチャートに入るのでしょうか。すごいなあ。ところで、アマゾンで購入したのですが、LP版を誤って買ってしまいました。どうしようかな?
 宮澤賢治の聴いたクラシックのほうは、当時の音源であることが面白くて購入。音が小さかったり、雑音があったりするが、それが面白い。こんな音を聞きながら、「セロ弾きのゴーシュ」を書いていたのでしょうか。そう考えると、もっと面白い。解説書もありがたい。



2013年11月18日月曜日

歴史フォーラム、国吉城

【歴史フォーラム】
 11月17日(日)平成25年度美浜町歴史フォーラム「古代若狭の交通、往来、地域社会」に参加しました。
 開催挨拶、基調報告のあと、フォーラム(講演)が5本あり、その後、座談という構成でした。今年で10回目だそうであるが、このような規模(内容)のフォーラムを町単位で続けておられることに驚いた。また、交通というテーマで、比較的若い研究者の方を招き、新しい研究成果を聞くことができ、有意義であった。
 古代若狭の交通を考える上での課題として、①若狭の駅家(うまやと読む)の所在と変遷、②若狭西部の交通路、③若狭と近江、越前の交通路の3点をあげられ、それらについて5名の方々が自分の研究に沿って、持論を展開された。正直なところ、駅家という言葉すら知らず、駅制と伝制といわれても正直わからず、ついて行くのが精一杯でした。

【若狭国吉城歴史資料館】
 その後、というか、座談をきかずに会場をあとにして、もう一つの目的地「若狭国吉城歴史資料館」を訪ねました。ここも、一度は行ってみたいと思いつつ、近くまで行くのですが、なかなか機会がなく、訪ねることができませんでした。入館が4時30分まででしたので、座談には出られませんでした。
 国吉城は、朝倉勢を相手に壮絶な籠城戦を行い、一度も負けなかったことで有名です。信長の朝倉攻めの最前線の城としても有名です。そのときは、浅井長政の裏切りで撤退を余儀なくされましたが、その後姉川の戦いで浅井朝倉軍を打ち破ることとなります。
 ちょうど、国吉城ゆかりの戦国武将展②として、「織田信長展」をやっており、入場料が無料でした。少しラッキー。この朝倉攻めのとき、高浜城の逸見駿河守も信長に味方して参戦しています。もしも、この後、本能寺で信長が死ななければ、逸見氏も信長の家臣として、高浜ももっと栄えていたかも知れません。歴史というのは実に気まぐれな者です。本を何冊かを買って、帰りました。今日も一日けっこう有意義な一日でした。



2013年11月13日水曜日

白山平泉寺、高野山金剛峯寺

 11月9日(土)「戦国越前若狭朝倉氏ゆかりの地をめぐる講座」に参加するため、白山平泉寺を訪ねました。白山平泉寺歴史探遊館で福井大学の松浦義則先生の講演をお聞きした後、ガイドさんの案内のもと、平泉寺を見学しました。近くまでは来ているのですが、なかなか訪ねることができなかったので、この機会に是非と思い参加したわけです。「日本の道百選」に選ばれている「石畳の参道」、「かおり風景百選」に選ばれている「苔の美しい境内」、「歴史の道百選」に選ばれている「白山善定道」、そし
て、「国の名勝」んい選ばれている「旧玄成院庭園」など見所は満載です。個人的には、石畳が気に入りました。当時のままの石畳をみて、その上を実際に多くの僧が歩いたのかと思うと感動ものです。

 10日(日)、京都交通社のバスツアー「紅葉の高野山 奥の院と金剛峯寺」に参加しました。日帰りなので、ゆっくりと見学することはできませんでしたが、ツアーなので、ガイドさんから丁寧な説明を受けることができ、大変貴重な経験をすることができました。紅葉は終わりかけていましたが、少しだけ紅葉気分を味わえました。また、見学中は雨も上がり、傘なしで見学もできました。写真は、本当は撮影禁止かと思いますが、奥の院を遠く橋のあたりから撮影したものです。

 さらに、11月10日とえいば、初代「iPod」が発売された日です。初代「iPod」は、2001年10月23日に発表され、11月10日にアメリカで販売が開始されました。日本での発売はその1週間後の11月17日でした。その後の音楽シーンを大きくかえることとなる初代「iPod」が発売12周年を迎えたことになります。私の場合は、2代目?10GBのものを中古で買ったのが初めでした。当時はファイヤーワイヤーでの接続(同期)でした。その後、シャッフル、160GBのものと購入しました。アイチューンズの簡単さは当時ビックリでした。未だにすごいです。最近では、あまり持ち歩いて聞くことはなくなりましたが、時々電源を入れいてみています。そういえば、最近iPhoneにおされているようですが、新製品の噂はないのでしょうか。少しさびしい。
 そういえば、2001年のジョブズのプレゼンでは、ビートルズの曲に混じって、確かサザンオールスターズの曲もかかっていたと思います。忘れられたBIG WAVE?
だったと思うのですが、違っていたかなあ。


2013年11月4日月曜日

岡倉天心

11月2日(土)「空前絶後の岡倉天心展」に県立美術館に、その後、国際交流会館に「国際シンポジューム  欧米における東洋文化思想のひろがり」にも行ってきました。
 国際シンポジュームというだけあって、アメリカからの講師がおり、同時通訳が行われました。個人的には、はじめて、イヤフォンをつけて話を聞いたわけです。
 話を聞いて、改めて岡倉天心という人物が文化行政、美術指導家、そして、思想家として、大きな足跡を残していたことに気づかされました。そして、福井県との接点についても。横山大観らの美術作品については知識もなく、あまり深く理解できませんが、「茶の本」は読もうかなあと思いました。早速注文!
 でも、「空前絶後」とは、「今までに例がないほど珍しいこと」ですが、なんかすごい題名ですよね。持ち上げすぎではないか。
 話は変わりますが、同時通訳の音声ですが、カメラマンたちがシャッターを切るたびに「バチバチ」というノイズが入ったのですが、もう少し撮影ひかえてほしいなあと感じました。同じ人をそんなにたくさん写さなくてもいいのに。

2013年10月24日木曜日

スティーブ・ジョブズ1995 ロストインタビュー

【今日の本】「スティーブ・ジョブズ 1995 ロストインタビュー」講談社:刊

 1995年といえば、ジョブスがアップルを追放されて10年。その翌年にはNEXTをアップルに売却しアップルに返り咲き、その数が月後には、PIXERの映画「トイストーリズ」がヒットするわけですが、インタビューの時点では、まさにどん底の時代でした。そんなときに、ジョブズが何を考えていたのかは、とても興味深いことです。読んでみると、落ち込んでいるわけではなく、実に冷静に自分やアップルのことを考えていること、そして、アップルからの追放やNEXTの失敗から多くのことを学んでいるように感じます。
 また、当時から日本の企業や日本のものづくりの仕組みなどにかなり関心があることも伺えます。ライバルであるマイクロソフトについて「マイクロソフトは日本人のようだ」と書いています。「諦めないという点で日本人のようだ」と。このあたりは、日本企業は改めて自覚する必要があるのかも知れません。
 いずれにしても、よくぞテープを残しておいてくれたという気持ちでいっぱいです。

【アップルイベント】
 新しいipad、OS、マックプロ、マックブックなどが発表になりました。今回のキーワードは「FREE」、つまりタダ。なんとOSがタダになりました。これは本当にビックリ。だって新しいOSですよ。「WINDOWS8.1」がタダと考えてみればわかります。もともと2,000円で販売していたこともかなり安かったのですが。これからは、ハードを売って儲けるのでしょうか。そして、iworkとiLIFE。そこは以前にアナウンスがあったのでビックリではありません。
 なんと言っても目玉はiPad。ひとつはAir。薄く、軽くなりました。もうひとつは、mini。やっとレチーナディスプレーになりました。両方ともほしい。

2013年9月30日月曜日

アウトバック

日陰なので、シルバーに見えない?
9月27日(金)ガリバー舞鶴店にて、「スバルレガシーアウトバック」を購入。
グレードは「2.5アイボリーレザー」、色はシルバー。もちろん中古。一度乗ってみてもいいかなあと思っていた車だったので、今回思い切って購入。

 これまでに乗ってきた車をふり返ってみると、
1台目…スターレットS(FR、4KⅡエンジン。エアコンもオーディオもなし。)
2台目…ジャスティー(初めてのスバル。パートタイム4駆、はじての4駆。)
3台目…レガシーTiS(ツーリングワゴン。1800cc)
4台目…セレナ(ワンボックス。弟から中古で購入。磁石で動くカーテンあり。)
5台目…ステップワゴン(ナビ、CDチェンジャー、MD、バックモニターなど、何でも
    ありの仕様車。17万キロ走ったあたりで、エンジントラブル。)
6代目…ステップワゴン(シートが気に入っていたので、同じ型を中古で探してもらう。
    3列目への乗り降りはこれが1番。はじめてDVDがついた。)
7代目…レガシーアウトバック
ナンバーはわざと消しています!

今回の購入の理由
①ホンダのセールスマンが車検を1年勘違いして、もうその気になったこと。
②春に息子が石にぶつけて,左側がへこんでいること。
③次女も大学に進学し、大きな車が必要ないこと。

アウトバックにした理由
①冬に向けて、4WDが欲しかったこと。
②インプレッサのハイブリッドを購入しようと思っていたが、試乗してあまりの燃費の悪さに新車の購入をあきらめたこと。新車との差額でガソリンを買ったと思えばよいこと。
③基本的にスバルファンであること。
④レガシーツーリングワゴンとフォレスターなども検討したが、古さを感じさせないこと、地上高が高いこと、ボディーがあまり大きくないことなどから、アウトバックに。

今のモデルはもう少し大きくて丸い感じがする?
私はこの昔のモデルが好き。
実際に買ってみて
①平成16年式の中古車とは思えないほど、きれいなボディー。革張りシートなど、内容もけっこうきれい。
②マッキントッシュのオーディオがついていたこと。正確には、その名前をつけている、多分クラリオン製のオーディオだと思うのですが、少なくとも前のよりはいい音がします。
③2500CCのエンジンはけっこう運転が楽。その分燃費が?でも、ほとんど期待していないけどね。
④オートバックスで「ポータブルナビ」と「バックカメラ」を購入。ただし、DVDは見られません。マッキントッシュのオーディオを活かそうとするとはめ込みはダメなので。
⑤ETCは、中古車に附属のものを使う。音声案内がいまいち。まあいいけど。

実際に遠出をしてみて、
①本日、勝山市の「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」まで行ってきましたが、つかれることもなく、スムーズに運転できました。革のシートも堅めなので気に入っています。
②ナビもしっかりと働いてました。安物で、地図も3年前のものなのですが、けっこう使えました。
③中古車をネットで選ぶのは、賭のようなもので、いくら写真がきれいでも本当かどうかはわかりません。年数が経っているので、オーディオなんか大丈夫かなあと心配でした。しかし、ガリバーさんはけっこう信頼できるかなあ?データ通りの車でした。掃除もきれいにしてもらってピカピカでした。
④不満もないわけではありません。タイヤは3本はブリジストン、あと1本はどこのメーカーかな?新品でしたが。あと、足マットの止め金が取れている。特に滑らないようですが。あと、後ろのバンパーにこすり傷があるので、同じ色を作ってもらうことにしました。
⑤もう少ししたら、いい車が出てくると思うので、それまでこれでつなごうと思います。
 

2013年9月22日日曜日

「巻き枯らし間伐」「石川鷹彦」

21日(土)午前中は、青の里地球まるごと会議主催「森の中の癒し教室」、「巻き枯らし間伐」作業に参加しました。
 「巻き枯らし間伐」の考案者である鋸谷 茂氏から直接教えていただけると聞いて、是非参加したいと思い、参加しました。これまで、本を読んで知ってはいましたが、実際に見るのは初めてでした。本ではなかなか理解できなかったのですが、直接お話を伺い、よく理解できました。また、鋸谷さんのお話もたっぷりと聞くことができ、大変参考になりました。山や森は100年単位でものを考えていかなければならないこと。われわれの学習や取り組みなんてもっと短い範囲でしか考えられていないことを反省させられます。人間はなかなか利口になれないものです。大工さんが、効率をもとめて、プレカットなどに頼ったことで、どんどん仕事をなくしているという話はわれわれの仕事にも当てはまる部分があるように感じます。コンピュータや機器に頼ってばかりいると、そのうち取って代わられると。

 夜は、石川鷹彦コンサートにいってきました。元「ふきのとう」山木康世さんとのジョイントが半分以上ありました。石川さんは自分で歌うわけではないので、こういう形でも十分に存在感がありました。個人的には、「ふきのとう」いうと細坪さんのイメージが強いので、山木さんのあの太い声はちょっと違うかなあと思うのですが。そういえば、「ふきのとう」の曲はやらなかったなあ。石川さんの話に戻すと、やっぱりうまいなあというのが感想。もうそのひとことにつきる。70歳になっても変わらない音色、ビブラート、ハマリングON、OFF。あの吸い付くような弾き方。本当にお元気です。若い人がたくさん出てくるけど、いまでもナンバー1です。

2013年9月15日日曜日

アップルストア パリ オペラ座

【アップルストア パリ オペラ座】

少し(かなり)時間が経ってしまったが、今回のフランス パリへの旅行で是非尋ねたかったのが、パリのアップルストアです。オペラ座とルーブル美術館が行程にあるので、どちらかを尋ねる計画でした。買い物の関係でオペラ座で時間があったので、そちらに行きました。店の中は、とても賑わっていて満員でした。といっても、日本のアップルストアと同じで、特に目新しいものはないのですが、何か記念にということで、iphone用のケースを買いました。エッフェル塔をデザインしたい

かにもパリらしいデザインを選びました。ところで、これを買いのが一苦労でした。何せ日本と違って天井が高く、このケースは一番上の段にあったので、どう頑張っても届かないのです。言葉がしゃべれなくても、レジに持っていけば大丈夫と思ったのですが、なかなか大変。娘は別行動で、独りだったので余計に。何とか店員さんに声をかけ、やっとのことで購入できました。これもいい経験でした。でも。本当に満員のお客さんでした。改めてすごいなあと感じました。





2013年9月3日火曜日

スティーブ・ジョブズ


【今日の本】
「スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT)」八坂 考訓・ 堀ノ内 雅一:著 集英社:刊
 いわゆるマンガによる伝記シリーズ。ジョブズの伝記はいくつもあるので、少し見方を変えて紹介しようかな。
 ジョブスは他の子どもとはかなり違う、変わった子どもだったのであろうと思えます。今でいうと、LDなのでしょうか。でも、両親(養父母)と先生の接し方が彼の才能をうまく引き出したといえます。
 「君は特別素敵な子なんだ」問題児と指摘されても、「この子にあった授業をしてください」と学校に申し出る。両親は、ジョブスの才能を認め、本人の意志を尊重して、育てました。4年生の担任の先生との出会いも重要です。そんな環境の中、彼は自信をつけていきました。
 あとわかったこととして、「偉大な大工は見えないからといって、縁の下に悪い材料を使ったりしない」というのはお父さんの言葉だったのですね。また、有名なスタンフォード大学のスピーチについては、自分のことはどう言えばいいのかわからないということで、奥さんに相談していたのですね。奥さんや子どものことは今まであまり知らなかったので、少し興味を持ちました。ジョブスが愛した人って、ある意味すごい人なんでしょうね。
 以前にも、ジョブズのマンガを紹介したけれど、是非多くの人に読んでほしい本です。子どもたちにも。

2013年8月27日火曜日

フランス旅行

【フランス旅行】
8月26日、11:30発、AF0291便でフランスに出発。
順調なフライトでしたが、丁度6時間くらいのところ、シベリアを越えたあたりで、急病人が出たということで、急遽日本に戻ることになる。最初は札幌ということでしたが、最終的に関西空港に戻ることになり、9時10分ごろに到着。旅行としては、一日無駄になってしまいました。残念。今のところ明日の予定も未定です。大丈夫かなあ。ということで、今晩は、ポートピアホテルに宿泊。すごくいいホテルです。

【図書館戦争】
その飛行機の中で見ました。先にアニメの方は見ていたのですが、実写版は始めて。
率直な感想をいうと、アニメとこんなに違っていいのかと。専守防衛といいつつ、あんなに撃ち合っていいのか、派手すぎないかと思う。やたらそういうシーンを入れすぎ?意図的とさえ感じます。やはり アニメの方がイヤミがない。自由を守るためなら、手段をえらばないといういうのは。どちらかというと、アニメの方がストレートに、というか嘘がないと気がして描いている気がする。ただ、はだしのゲンの件もあり、われわれ大人は創造力をもって、対応して行く必要があると感じます。松江市の場合は、撤回になったそうですが。

2013年8月19日月曜日

「自分で考える力」の授業

【今日の本】「自分で考える力」の授業 狩野みき:著 日本実業出版社:刊


1 自分の意見の作り方3ステップ
(1)ステップ①〈あること〉について、自分はどれだけ理解してい   るのか、確認する。
(2)ステップ②〈あること〉について、理解できていないことは何   か把握し、「理解できていないこと」を解決するために      調べる。
(3)ステップ③自分の意見を持つ。

 日本人は、①と②の「きちんと理解すること」を実行しづらい文化に生きているから。理解したつもりになっていることが多い。

2 クリティカル・シンキングについて
  「批判的思考」と訳すことが多いが、「物事の是非を慎重に判断すること」。情報や他人の意見や 主張だけでなく、自分の意見や主張も対象になるところが最大の魅力である。
  そこで、重要視されるのが「根拠」根拠の内面は正しいのか、根拠が根拠になっているのか。
 理解しているフリをしていないか?

3 理解を深めるための4つの手順。
(1)本当に理解できているかどうかチェックする。
(2)理解できていないことは何かあげてみる。
(3)理解できていないこと、をなくすための、効果的な質問を考えてみる。
(4)実際に質問するクセをつける。

4 本当に理解できているかどうかチェックする7つの方法(1)5歳児に説明するつもりで話してみる。
(2)カタカナ語を掘り下げる。
(3)英語に訳してみる。
(4)理解度チェックシート
(5)5W1 Hでツッコミを入れる。+to whom、Hm much
(6)信号色のマーカーで吟味する。
(7)急に意見を求められたら「よい質問」をする。

5 よい質問をするための12か条
(1)「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」
(2)「何のために?」「なぜそう言えるの?」
(3)情報にツッコミを入れる。
(4)必然性を問う。
(5)データの正当性、妥当性を問う。
(6)あいまいな言葉をチェックする。
(7)似て非なるものを引き合いに出す。
(8)物事の両面を確認する。
(9)きっかけ、起源について尋ねる。
(10)⑩なぜ「今」なのか問う。
(11)長期的な展望について聞く。
(12)インタビュワーになったつもりで、背景を尋ねる。


6 反論されたときのルールを知ろう
(1)絶対的な正しい意見などない。
(2)相手にとってわかりやすい言葉と流れで
(3)これら話す内容のマップを示す。
(4)大事な箇所は表現を変えながらくり返して
(5)定的な口調は避けて
(6)反論=人格否定ではない。
(7)NOは相手からの質問だと思おう。
(8)相手の話をさえぎらない。
(9)わかったつもりは、NG
(10)相手の意見の丸呑みは尊重ではない。



2013年8月12日月曜日

ホテルローヤル

【今日の本】「ホテルローヤル」桜木/紫乃:著 集英社:刊
 直木賞受賞作品ということで、たまたまITUNES STOREでみたので、電子ブックなるものを体験してみようと思い、購入。ipadで読みました。まだ少し慣れない感じ。内容はよくわかりません。ホテルで繰り広げられる孤独な愛?という感じかなあ。値段も書籍だと1,470円で、こちらは1,100円ということで若干安いかなあ。どこでも読めるのでいいのだけれど、先にも書いたとおり、まだ慣れない。慣れてくると便利に感じるのだろうか。読んだ後、売ることもできないしね。ついでに、ジブリに触発されて「風立ちぬ」も入れてみました。こちらは、「i文庫」にあったかも知れない。無料ですから。本をタブレットで読む時代が本当にくるのでしょうか。

2013年8月3日土曜日

いじめで遊ぶ子どもたち


【今日の本】「いじめで遊ぶ子どもたち」村山士郎:著 新日本出版社:刊

 なんとも大胆な題名である。今の子どもたちの実態を的確に表現している言葉であり、同時に、その子どもたちをつかむことのむずかしさをうまく表現している。
 
 今の課題は、「子どもたちをどうとらえていけばいいのか」ということになると思う。
例えば、いじめを例にすると、「いじめ、いじめられる関係」の中で遊び的に行われていて、つかみにくいという実態がある。その中では、いじめの事実をどのようにして把握するかが課題であると。
 大切なことは、まず、子どもたちの事実をとらえること、そして、その理解を深めること。いじめは見つけにくい。それを認知するためには、教師と子どもの信頼関係が前提である。子どもたちが日々何に喜び、何に悲しんで生活しているのか、そのことを教師が身近かに感じるような関係づくりが必要。さらにその子の内面の真実、一番わかってほしいことを理解しようとすることが大切であると。

 そして、子ども理解の取組に生活綴方の教育手法を生かしていきたいと作者は言う。

 教師が子どもを観察したり、聞き取ったりして理解した事実と、子ども自身が表現したものも子どもの事実とみなすこととでは大きく違うのではないか。
 教師の観察には、願望や思い込みが入りやすい。もちろん書いたものにも、事実と違うことが含まれる場合もありますが、それらもふくめて丸ごと受け止めていくことが子どもに安心を与えることにつながる。そして、何よりも表現する過程で自己と向き合い、自己教育力を引き出すことができる。さらに、それを教室で読み合う土壌をたがやすこと。子どもたち自身の見方も変えていく。

 これらは、まさに生活綴方の手法、そのものである。

追伸 最近、生活綴方を生活綴り方と書くようだが、なんとなく違和感がある。そういえば、文部科学省では、子どもを子供と書くように統一させるようだ。特にこだわるつもりはないが、でも違和感はある。


2013年7月26日金曜日

タブレット革命

【今日の本】「タブレット革命」松村太郎:著 アスキーメディアワークス:刊

「180度のコミュニケーション」という言葉が印象に残りました。ゲームのように2人が並んで同じ画面をみるのではなく、一つの画面を見ながら、相手と会話ができるようになる。やはり、コミュニケーションのツールとしてのタブレットという位置づけが明確になる言葉です。
 「iwork for ipad」に書かれていること、あまり知りませんでした。iworkはほとんどパソコンでしか使わないのですが、ipadでも使ってみる価値はありそうです。というか、せっかく入っているのだから使わないと損です。

2013年7月23日火曜日

脳を創る読書

【今日の本】「脳を創る読書」酒井邦嘉:著 実業之日本社:刊


 タイムリーな題名、内容であった。デジタル教科書の問題点について考えていたところだし、子どもたちの読書量をいかにふやすか、読書のよさとは何かについて考えていたところでもあったので、とにかく面白く読めた。副題の「紙の本」が必要なのかというところも改めて読書の大切さに気づかせくれた。ipadが普及しつつある今、改めて教師として考えなければならないことを示してくれた一冊であった。重要な文章とかきとめておく。

  読書は、足りない情報を想像力で補って、曖昧なところを解決しがら自分のものにしていく過程だから、常に言語能力が鍛えられることは間違いない。

  逆に読書量が少なければ、想像力で補おうとする機会が得られないため、読んでも深い理解が得られず、言葉に直接反応するだけに終っしまうだろう。その結果は、その人の書く文章に如実に表われてくる。他人の書いた文章を読むという経験が不足している結果、自分の文章を客観的に読むことができない。

  想像力で補うことが必要とされないものにばかり接していると、結局、想像力が身につかないことになる。電子書籍などの文明の利器は、残念ながらその地道なプロセスの代わりはしてくれない。

  電子教科書を使うようになったら、考えるための時間、そして、表現力を伸ばす時間をむしろ多くとらなければならない。実際に手を動かして文字を書いたり、絵を描いたり、ものを作るといった時間のことである。インターネットへの接続を断ち切り、授業時間は考えることだけに集中させるのである。自分で考え、そして表現するための教育の機会を失ったら、人間的な創造力が身につかないまま大人なるおそれがある。電子化のために子どもを教育の犠牲にしてはならない。

  電子化が悪いのではない。効率のみを追求する使い方が悪いだけだ。

  ※最後の文章は、特に、肝に命じておかなければならない。すばらしい本だ。

2013年7月21日日曜日

999ひきのきょうだい アップル帝国の正体

【今日の本】「999ひきのきょうだい」紀村研:著 ひさかたチャイルド:刊

 春、カエルのお母さんが999個のたまごを生みました。でも、1個だけ、いつまでもたまごのままでおたまじゃくしにならないたまごがありました。春の池で繰り広げられるユーモアたっぷりのお話です。
 じつは、この間ブログの更新をしていなかったので、ここに書くのが遅くなりましたが、ずいぶん前に買った絵本でした。ちょうど学校で田植えをしたころでした。田んぼから、かえるのたまごを持ち帰ったので、似たような話で面白いなあと思って、読んだ絵本でした。シリーズもあるようです。気が向いたら読んでみようかなあ。

 ほかにも、アップしていない本はたくさんあります。
「週間 新発見!日本の歴史01〜04」朝日新聞社:刊
「保存版 ふるさと舞鶴 舞鶴市制施行70周年記念写真集」郷土出版社:刊

「アップル帝国の正体」後藤真義・森川 潤:著 文藝春秋:刊

 帝国という言葉にインパクトを感じる。日本企業は植民地化されているのか?企業同士のビジネスなんだと思うけど。かつてのマイクロソフトのように。しかし、ipadやiphneには、本当にたくさんの日本メーカーの部品が使われている。そして、テレビ販売等で経営が不振となったソニーやSHARPにとって、いまやAPPLEとの取引が経営そのものを支えているという実態だ。しかし、APPLEだって1997年にジョブズが復帰する前は、もっと悲惨な状況だたはず。長い時間の単位で見れば、同じようなことの繰り返しともいえるのではないか。でも、今のAPPLEの成功はすごい。まったく独り勝ち状態である。小さい企業であるから、ハードとソフトを一体販売している企業だからこそ可能だったんだと思える部分もある。ソニーがipadのようなもをつくろうとしても、デジカメやビデオカメラ、それぞれに有名ブランドを抱えているので、一体化することはむずかしい。デジカメはデジカメで、ビデオはビデオで社内で競い合って売れるものをつくらないといけないから。何でも、徹底的にこだわって作り上げるところは見習うべきです。改めてすごい企業になったなあと感心しました。  なまこをとっている漁師さんがipadを使っているという話は衝撃でした。          

ほんとうにいいの?デジタル教科書

【今日の本】「ほんとうにいいの?デジタル教科書」新井紀子:著 岩波書店:刊

2015年までに「デジタル教科書」をすべての小中学校全生徒に配備する。前政権下での原口総務大臣の発言である。すべての生徒にということなのだから、当然教科書に取って代わるものなのだろうか、また、どうして総務大臣なのか、本当に実現するのかなど疑問も多い。そもそも「デジタル教科書」とは、どのようなものなのか?現在学校で購入しているものを指すのか?単に紙をデジタル化したものなのか?このあたりがよくわからない。そんな疑問から、この本を手に取った。印象に残った文から。

 「課題は、文章を論理的に読み取ったり、抽象的な概念を理解したりする部分であり、そこで学力格差が生じている。学力格差が具体と抽象の間の溝を跳び越える能力の差に由来するのだとしたら、アニメーションやドリル型デジタル教材は学力格差を埋める上であまり役に立たない。」
 「もともと読解力の乏しい人や抽象能力に課題がある人がハイパーリンクの存在によって読みを助けられるというケースは想像以上に少ない。」
 「明確な即時のフィードバックが得られることを常として育った場合、結論がすぐに出ない論議や、評価指標(ルール)が見えにくい課題に、違和感を覚えたとしても不思議ではない。あるいは、現在のゲーム機のような強い視覚的・聴覚的刺激に慣れすぎた脳が、文字で書かれた文章の読解や日常的なコミュニケーションから刺激を受けにくくなるというのは妥当な仮説だろう。」
「活用とは、基礎となる知識の仕組みを論理的に言語化して理解した上で初めて築ことができるものだからである。」
「小学生にとって、まず必要なのは、フェイス・トゥ・フェイスの指導のなかで、思考力や判断力の基礎となる学力や、学ぶ方法(ノートの取り方、予習復習の仕方、資料の探し方など)を身につけることだろう。また、先生の話や級友の意見をよく聞き、自分の意見をクラスの中で発表できるようになることだろう。そして、高学年に進むに従って、非言語的な表現を言語化できるように、また、バックグラウンドが異なる人々に自分の考えを伝えることができるようにトレーニングを積んでいく。顔を見たこともなく、言語も異なるインターネットの向こう側の人とコミュニケションするのは、このような基礎ができた上でのことである。」

 これらの意見を参考に活用を考える必要がある。

2013年6月22日土曜日

そろそろ会社やめようかな

【今日の本】「そろそろ会社やめようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」山口揚平:著 アスキー・メディアワークス:刊

 タイトルが長い!「好き」なことをして「食う」ていくためにどうすべきか?
ある意味で、自由であることは、かならずしも幸福ではなく、不幸なのかも知れない。選択には勇気が必要である。ましてや、我が国では、個人が自由に生きることに対する寛容度はとても低い。しかし、ニートに代表される職を持たない若者は働く意味や生きる意味を失っているのかも知れません。そうすると、この本がいうように、好きを追求すること、やりたいことがなければ、やるべきことを追求させるというのは納得できる。
 儲けるための土台は大事です。儲からなければ実現しない。そのためには仕組みが必要。なるほどなあ?小さい町の小さな本屋さんがなぜ儲かるのかといえば、教科書販売で儲けているから。つまり、顧客は個人だけではないということです。うまく、隙間に潜り込めばいいわけです。このあたりは参考になるかな。
 いまさら起業でもないので、これ以上の紹介は必要ないかなあと思うが、要するに最後は人の問題である。優秀さとは、有能さと謙虚さのかけ算であるという言葉が印象的でした。また、信用=(専門性+確実性+親密度)÷利己心という式もありました。能力を磨くより、プライドを下げる方が手っ取り早いというのも納得である。

2013年6月20日木曜日

オフィスが使えないipad PART2

 前回の続きである。先に結論から、ipadはオフィスは得意ではない。しかし、わたしは、そのことにいらだったりはしない。怒ったりもしない。それぞれに得意分野があるのである。コミュニケーションのツールとして、従来のパソコンやオフィスが十分にできなかったことに活用していきたい。
 書くことよりも書いたものを見せ合うこと、互いに見せ合い、意見交流をすることを意識して活用したい。実際、誰かとディスカッションする場合でも、作成した書類を見せながらそのとおり説明するだけではなく、意見交換しながら、修正したり、追加したりすることが多いはずである。そんなとき、書類や写真やPDFにすぐに書き込めること、書き込んだことをその場で確認でいることが重要である。講義やプレゼンでも、質問等があれば、さまざまな方向に展開する。プレゼンを用意しても、「その後は必要なし」となり、突然違うテーマになることもある。そんな場合に臨機応変に対応できることが人にも機械にも求められている。
 授業においても同様である。このように進めようと考え、プレゼンを用意していても、児童生徒の理解状況、つまずき、または興味関心でどんどんと予想もしない方向に展開してしまう。そうなると、時間をかけて準備したものも無駄になってしまう。このような場合に臨機応変に対応できるかが重要になる。その場で、資料を読み込んで画面に提示する必要も出てくる。スキャナがないとか、カードが読めないでは済まされない。そんな場面でipadが活躍するのである。また、活躍させたい。何度も言うが、臨機応変がキーワードである。
 そこで、最近活躍しているソフトが「NOTE ANYTIME」である。広い画面に、とりあえず見せたい資料等を数枚貼り付けておいて、あとは手書きで文字を書き込んだりしながら、授業を進めることができる。無料であること(一部の機能は有料)、動作が軽いこと、メーカーのサポートが優れていることなど、長所をあげればきりがない。従来の電子黒板はもう必要ないと感じる。こんなに簡単にしかも安く実現するのである。
 オフィスが得意でないipadは、このように近畿応変にコミュニケーションのツールとして活用されていくことになる。そんな新しい使い方を模索していきたい。

2013年5月31日金曜日

オフィスが使えないipad?PART1

「タイピングできず、ドキュメントを作成できず、マイクロソフトオフィスが使えないipadユーザーの多くは苛立っている」ビルゲイツがテレビ番組で語ったそうです。確かに、オフィスが使えると、いや、オフィスも使えるといいなあと思うことはある。もちろん、オフィスで作った文書等を編集することはできるわけだから、この意見は単純にオフィスソフトが動かないということを語っているわけだが。
 しかし、「多く」が本当に苛立っているのだろうか。少なくとも、自分は「NO」である。それは棲み分けの問題である。私は、仕事では。WINDOWSとMAC、そしてipadを使い分けている。ipadでプレゼンをすることはあっても、ipadでそれを作成することはない。テキスト形式でメモをすることはあっても、最終的に文書にまとめるのはパソコンである。それぞれに得意な分野があるので、それを使い分ければいいことである。CPUのスペックや容量が少ないタブレット等においては、機能を絞り込むことこそが重要である。何でもできる=何もできないということになりがちである。IPODやAPPLETVの成功をみればわかる。
 さらに、そこにはICTに対する考え方、仕事の仕方、ツールとしてどうとらえるかという点で考えないといけない問題があると思う。
 本校にも、ipadが児童生徒1人に1台導入された。これらをどう使うか?それを単にパソコンの代わりとして使うのか、それにふさわしい使い方を考えることができるかが重要なわかれ道になるだろう。単純にいうと、オフィスソフトやメールソフトなどが得意とすることは「書くことと読むこと」であり、私たちももっぱらその目的のために使ってきた。プレゼンは少し違うが、あらかじめ作ったものを一方的に発表することで満足していなかっただろうか。仕事の面でも、今時は、連絡や指示はすべてメールや文書になりつつあり、それが仕事上の主たるコミュニケーションになるつつある。
 しかし、コミュニケーションでは、「話すことと聞くこと」が重要である。FACE TO FACEでのコミュニケーションが基本であり、ここにこそ、ipadの活躍の場がある。書いたものをタブレットに表示しつつ、直接友達や大人たちと会話すること、そして話し合うことのためのツールとして活用する。まさに、ICTのツールである。
 ipadは文書を作ることより、いろいろな人たちとつながったり、会話を深めるためのツールと考えた方がよい。その考えるとさまざまな可能性が見えてくる。それについては、PART2で詳しく書きたい。時間がないので。

2013年5月27日月曜日

社長は少しバカがいい。

【今日の本】「社長は少しバカがいい。」鈴木 喬:著 WAVE出版:刊

 僕にとっては、がっちりマンデーで有名なエステー株式会社会長 鈴木 喬さん。毎年、正月特番でお目にかかる名物会長。とてもユニークな方という印象である。ミゲル君のコマーシャルやムシュウダのCMでも有名である。何となく、アップル好きという印象を受ける。ご本人の「ジョブズがなくなってしまった。もうこの世には俺しかない」と話しておられるらしい。
 
「社長にしかできないことをやるから社長なんだ」という言葉があった。また、「社長とは決断業だ」とも。この人は、ほとんどビジネス書は読まないようだ。そのかわり、「経営は歴史に学べ」とおっしゃる。面白い。ヒットラー、マキャベリの引用は参考になった。「人間には、怖れられている者よりも愛している者のほうを、容赦なく傷つけるという性向がある。」鈴木さんは言います。「まず、怖れられろ。慕われるのはその後だ」と。
 あっと思わされたのは、「会社では現場に行くとは工場へ行くことであった。」しかし、本当の現場とはお客さんのところである。そうだようなあ。


2013年5月15日水曜日

整理整頓

【今日の本】
「仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困っているきみへ」美崎栄一郎:著アスコム:刊
「仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか」小松 易:著 マガジンハウス:刊

 また、更新が1ヶ月になってしまった。この間、仕事がふえたことで、1日出張があると、机の上が書類の山になることが多く、ただでさえ仕事の遅い私としては、毎日が大変である。ということもあり、ついついこのような本を読んでしまう。なにがって、とくに参考になることもないのですが、なんとなく。仕事は後回しにしないこと、そして、整理に励むこと、そのあたりが重要です。こだわりを捨てる(少なくする)ことも大事で、いろいろ検討して、結局例年通りということも多い。まわりに迷惑をかけずに、円滑に進めるためにはこういうことも必要であろう。

 整理と言えば、昔使ってたフロッピーディスクなどの処分も進んでいる。思い切って捨てている。つい先週はMOを処分した。必要な?バックアップだけをとり、あとは危険物として捨てる。USBが普及するまでは、フロッピーと同じように使えて、容量の多いMOを使っていた。1枚230M、640Mだから、当時としては十分でした。これを処分するということは、ドライブもいらないということか。3月には、ビデオテープを処分。まだ、8mmビデオもたくさんあるが、これも処分かなあ。結構、面白い番組が残ってはいるのですが、でも絶対見ない。こういう気持ちが捨てられないことにつながるのだろうなあ。思い切ってすてるべし。

2013年4月15日月曜日

映画「遺体 明日への10日間」

【今日の映画】「遺体 明日への10日間」
 14日(日)に、久しぶりに映画館に足を運びました。映画というとDVDで見るというのが当たり前になっているような生活なので、本当に久しぶりです。題名は「遺体 明日への10日間」、石井光太さんの原作を読んでいるので、是非観たいと思っていました。というか、そもそも映画を撮影しているという雑誌の記事から興味をもって、原作、そして、映画というのが本当の順番です。あの本を映画にするのはむずかしいだろうなあと思っていました。もっというと、映画にすることがいいことなのだろうかとも思いました。地震や津波のシーンや遺体を描くことは本当にむずかしいだろうと。
 しかし、実際に映画を観てみて、虚構であるからこそ、より事実に近づいているというか、事実とは違う事実?真実?が描かれているようでより感動しました。虚構であるが故の力というものを感じたわけです。死について、そして生きると言うことについて、深く考えさせられました。実は、今年に入ってから、2005年にテレビで放映された「救命病棟24時」の第3シリーズを繰り返し観ています。もう4回くらい、DVD6枚分です。東京が大震災に見舞われるという状態で戦う救命医たちの姿を描いたものですが、大震災という状況が同じこともあり、いろいろと感じさせられます。そこでも、死生感というものが描かれています。そして、それに携わる人々のすばらしさに感動します。
 西田さんの言葉。「遺体に声をかけてあげる(生きているのと同じように)と、人間性を取りもどす。」なるほどなあ。本当にそうなんだろうなあ。

2013年4月14日日曜日

たった1%の仕事のコツ

【今日の本】
「たった1%の仕事のコツ」河野英太郎:著 ディスカバー・トゥエンティワン:刊

 正確には「99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ」といいう長いタイトルになる。
・仕事がデキる人というのは、常に早め早めに動く人です。
・「とりあえず」ではんく、「まず」と言え。
・議事録は会議開催当日に必ず出すこと。
・「マジカルナンバー7」箇条書きは多くても7項目以下に抑えましょう。
・kissの原則、「Keep it Short & Simple」
・私は会議終了後15分以内に、紙の資料は必ず破棄することにしています。
・早朝型、4時台に起きて7時まで仕事をする。前日は早く寝る。
・「あいつは使えない」という表現は、「あの人は役に立たない」という意味ではなく、「私にはあの人を使う能力がない」という意味だ。「あいつ」と指さした手の指のうち3本は自分に向かっている。
・Nothing is too late to start
・「継続は力なり」ですが、「力が必要な継続」は継続しない。
・最後は「やれることしかできない」と考える

 以上が、印象に残った表現なのですが、本の帯にあるように「読んだ人から仕事が変わる」は少しオーバーな気もする。30万部突破は本当だろうか。これは帯の勝利である。そういえば、4年生の学習に本の帯をつけるってのが、ありました。あの年は、あれから始まった気がする。余談ですが。

2013年4月3日水曜日

10倍ラクするスマートフォン仕事術

【今日の本】
「10倍ラクするスマートフォン仕事術」こばやしただあき:著 技術評論社:刊
スマートフォンを使う上で、著者が意識していることが参考になる。
1 使う目的を明確にする
2 増やさない
3 一元化する
4 使い分ける
5 一度で済ませる
6 自動化する
7 安心のために備える

自分は、何に使っているのか?
・メールの確認
・スケジュールの管理
・情報収集
・写真や動画の撮影

 一番耳が痛いのは、「増やさない」「実行したいことに対して、なるべく1つのアプリだけを使う。」でした。どうしてもあれこれとダウンロードしてしまう。「お試し」というフォルダーをつくるという方法が参考になった。
 今回特に参考になったソフトは「Cal2todo」。カレンダーの一日がリストになり、それぞれの横にチェックボックスがあるので、カレンダーをtodoに利用できる。仕事の管理がやりやすくなります。これは便利。仕事もスケジュールに入れればいいのですから。

2013年3月24日日曜日

僕の死に方

【今日の本】
「僕の死に方 エンディングダイヤリー500日」金子哲雄:著 小学館:刊


 今日の本とは言っても、実際に読んだのは随分前である。ブログを書いているのが、【今日】である。「ほんまでっか!?TV」での、あの明るいキャラクター。ダイエット中と言いながら、実は癌と闘っていたなんて。突然余命を宣言された時、悲しみと絶望に打ちひしがれたに違いない。しかし、彼はやがて「癌」と前向きに向き合う。葬式の準備まで行った彼は、まるで自分で自分を看取ったかのようでだ。奥さんの支えも相当なものである。奥さんによる「あとがき」も実にすばらしい。素晴らしすぎる。
 考えてみると、「癌」はある程度時間が読めるということがわかる。つらいが、その間に準備もできるということだ。ただ泣いて過ごす日々が必要ではあるが。なかなかそうはできない、でも考えておかなければならないことであろう。実際は、こんな風に冷静には読めなかったのですが、文章にすると。こうなってしまった。

2013年2月11日月曜日

遺体 震災、津波の果てに

【今日の本】「遺体 震災、津波の果てに」石井光太:著 新潮社:刊

 2011年3月11日。釜石を襲った津波は、死者・行方不明者1100人もの犠牲を出した。この本に描かれたのは、各施設を埋め尽くす圧倒的な数の遺体。そして、次々と直面する顔見知りの遺体に立ちすくみながら、人々はどう弔ったのか?「旧二中」を中心とした遺体安置所をめぐる極限状態の記録である
 印象的だったのは、民生委員の千葉さん。そして、葬儀社で働いた経験のある彼の言葉かけである。千葉さんは、こう言います。
 「遺体は人に声をかけられるだけで人間としての尊厳を取りもどす。」
 「遺体は誰からも忘れ去られてしまうのが一番つらい。だからこそ。僕も含めて生きて  いる者は彼らを一人にさせちゃいけない。」
 千葉さんが、「ちょっとつらいだろうけど頑張ってくれな。そうだ、もうちょっとだ。」と語りかけながら死後硬直した身体をさすると、「遺体は言うことを聞くかのように手足を伸ばすのです。
 最後にこんな言葉がありました。「現地にいる身としては、被災地にいる人がこの数え切れないほどの死を認め、血肉化する覚悟を決めない限りそれ(復興)はありえない。復興とは家屋や道路や防波堤を修復して済む話ではない。人間がそこで起きた悲劇を受け入れ、それを一生涯十字架のように背負って生きていく決意を固めてはじめて進むものなのだ」と。覚悟という言葉が重く感じられました。
 手にした本で「17刷」。多くの方々に読まれていることがわかる。この春、映画が公開されるらしい。主演は西田敏行さん。千葉さん役なのだろう。ぴったりである。読んでいて西田さんが思い浮かんだくらいである。楽しみである。

2013年2月5日火曜日

ScanSnap仕事便利帳

【今日の本】「ScanSnap仕事便利帳」山口真弘:著 SOFTBANKCreative:刊
 京都駅の三省堂書店にて購入。帰りのバスの中で読める本がないかと探していてみつけました。
 ScanSnapは、有名なドキュメントスキャナと呼ばれる機器です。厚みのある書籍は苦手ですが、1枚ものの資料をとても早く、両面同時にスキャンしてくれます。もちろん、厚みがあっても、裁断すればOKです。そのビジネスでの活用方法を紹介する本です。ざっと斜め読みして30分ほどで読むことができました。ウィンドウズのパソコンを中心に書いているところが個人的には難点ですが、とりあえず参考になる使い方がいくつかありました。「PDFページ分割」というソフトが面白そうなので、使ってみようかなあと思っています。

【今日のソフト】
 「CROSS OVER Mac 11」
 MACでWINDOWSを使う方法は3通りあります。1つは「Boot Camp」、2つめには「仮想ソフト」、パラレルズなどがそれです。そして、もうひとつが「互換レイア」という方法です。まれに、一太郎の文章を開いたり、マクロつきのエクセルファイルを使いたいときに使ってきました。
 一番最初は、「Parallels Desktop」でした。この方法は、MAC OSを終了せずに、立ち上げることができる点が利点ですが、CPUへの負担が多く、当時のマシンのスペックでは不十分でした。つぎに、「Boot Camp」を試しました。この場合は、CPUの切り替えが必要ですが、動きは軽快です。250GBをウィンドウズ用に分割して「一太郎」などのジャスト製品や「読んdeココ」などのソフトをときどき使っていました。この方法は、別途OSが必要になりますが、新たに購入するのももったいないと悩んだあげく、家にたまたまあった「VISTA」を入れて使っていましたが、サポートが終了となっています。そこで、「CROSS OVER Mac 11」です。
このソフトの利点は、①動作が軽い、②ウィンドウズのOSが不要ということです。京都で購入してきて、早速試してみました。「エクセル2010」と「一太郎2012」が問題なくインストールされました。動作保証をするソフトを確認しないと(意外と少ない)いけない点と、動作が若干不安定な点が問題ですが、「Parallels Desktop」よりは早く動いています。OSがないのに、どうして動くのか不思議です。本当。でも、一太郎の画面はきれいではありません。まあ、緊急の場合の使用となるので仕方ないか。

 

2013年2月2日土曜日

京都見学


    
   娘の受験の付き添いで京都に来ています。付き添いといっても、大学には入れないので、朝送り出したあとは、夕方まで時間があります。そこで、京都見学に行きました。
   まず、はじめに、京都国立博物館で、「国宝 十二天像展」と「方丈記展」を見ました。つぎに、隣の「三十三間堂」に行き、「御朱印帳」を購入しました。そして、そのまま東ヘ移動し、「総本山智積院」に行きました。朱印をいただいたあと、長谷川等伯の障壁画や利休好みとい
われる庭園を見学しました。あいにく工事中で水が
はってなくて残念でした。狩野派に対抗した等伯の作風は、大胆かつ豪華なもので、圧倒させられました。
    そこまでは歩いたのですが、そこからタクシーに乗り、「高台寺」に行きました。豊臣秀吉夫人の北政所が開創した寺として有名です。“政治的配慮“から徳川家康が財政的援助を行っているため、当時は、壮麗をきわめたと言われています。あたり前といえばあたり前ですが、当時は土葬なので、実際に北政所の遺体がねむっているわけです。そのあと、「掌美術館」と北政所終焉の寺「圓徳寺」にもいきました。そこにも、長谷川等伯の障壁画があり、彼がいかに秀吉の庇護を受けていたかがわかります。
    そのあと、護国神社にも足をのばし、坂本龍馬、中岡慎太郎、木戸孝充らの墓にお参りしてきました。幾松の墓もとなりにありました。そして、そのあと、市バスで京都駅までもどりました。

2013年2月1日金曜日

MacPeople通巻300号

MacPeople通巻300号、おめでとうございます。
MacPeople は、MacPowerの兄弟誌として、1995年に発刊されました。当時はwindows95が発売された年であり、Macはどんどん安くなっていたころでしたか?97年にジョブズが復帰するまでの、いわゆる混迷期でした。その後、G3"の時代となり、iMacが98年に発売されました。この頃からMacへの憧れが始まり、2003年ごろにMacBookG3を手にしたと記憶しています。当時は、MAC OS9でした。その後、PowerBookG4を購入しまいた。OSXは、10・3あたりからだと思います。私は、Macユーザー歴約10年ということかな?それより昔からこの雑誌が存在いたことに感謝。廃刊になった雑誌もありましたが、MACFANとこの雑誌はなくてはならないものとして、毎月購入しています。600号、1000号に向けて、今後とも耳寄りな情報を提供して欲しいものです。ところで、Macfanは、何号なんだろう。

2013年1月26日土曜日

1984年1月24日

1984年の1月24日
 そうそう1月24日といえば、APPLE社からMACINTOSHが発売された日でした。当時はとても高価で、とても手が出ないパソコンでした。しかし、68000系のCPUが優秀であることなどから、MACといえば憧れでした。インテルのCPUは電卓のものからふくれあがったもの、モトローラーのCPUはスーパーコンピュータのものの廉価版という言い方をよくしていました。でも、高いわりに基本スペックは低いこともあり、また、当時はSHARPのXシリーズが面白そうだったので、X68000なるパソコンを購入しました。5インチフロッピー(ボタンと押すと出てくるもので、当時としては画期的)、20Mハードディスク内蔵(なんと20万円)、2MBの内蔵メモリー、そして、テレビも映るディスプレー、さらに、縦型でマンハッタンシェープと呼ばれ、取っ手があって持ち運べました。しかし、ビジネス系のソフトが充実せずに、ゲーム、AV、プロブラムなどに特化したソフトばかりで、しだいにあまり使わなくなってしまい、いまでは、本体のみが置いてある状態です。でも、何か夢を与えてくれるパソコンでした。本当に逆意味で今では「夢」のようですが。
 そのあとは、MS-DOS機、WINDOWS機を使いましたが、8年ぐらい前からMACに移行して、今では完全にMACの環境になりました。なかでも、ipadは初めてMACをさわったときと同じわくわく感を与えてくれます。ジョブス亡き後のAPPLEについて、なにかと騒がしい昨今ですが、これからもワクワクするような製品を作り続けてほしいものです。

《追伸》そういえば、こんな電卓もあったなあ。いまでも探せばあるはずです。また、「おみこしかつぎ隊」なんでファンクラブもあり、結構盛り上がっていました。一回だけ、阿倍野の本社?であった会合に言った記憶があります。やはり、良くも悪くも、自分にとっていい経験となった買い物でした。