2017年6月29日木曜日

漫画「塩狩峠」

【今日の本】漫画「塩狩峠」原作:三浦綾子 作画:のだますみ 監修:三浦光世

 三浦綾子さんの代表作「塩狩峠」、暴走する列車を命がけで止めた実話をもとにした名作の漫画である。正直に言うと、三浦綾子さんの名前は知っていましたが、作品を読んだことはありませんでした。漫画ということもあり、すぐに読めると思って購入しました。そして、今、原作(文庫本)を読んでいます。原作を読んでみると、この漫画が原作に忠実であることがよくわかります。戦前、教師であった三浦さんは、戦後辞職され、作家をめざされます。結核にかかり十数年間の闘病の末、当初、反発をしていたはずのクリスチャンになられます。信仰がベースにあるわけですが、派手でなく、素朴、地道な生き方に共感を覚えます。YouTubeにドキュメンタリーがアップされていたので、さきほど観ました。この漫画の監修であるご主人との2人3脚での作家活動、「光あるうちに」という題がピッタリな感じがしました。夫婦は、そして人生は、こうありたいと思います。人生を全うする生き方にも。あと
数冊文庫本を購入して読みたいと思います。

2017年6月18日日曜日

レーダー探知機購入

「COMTEC ZERO 701V」

正式名称は、「OBDⅡ接続対応 超高感度GPSレーダー探知機」というらしい。簡単に言うと、レーダー探知機。25年ほど前に一度購入したことはあるが、当時はほとんど使い物にならなかったが、最近は、ずいぶんと高機能になったということを聞いたので購入を決めた。実際に高機能のようで、その分値段も高くなっていた。ドライブレコーダーとセットのもの、つねに画面に地図を表示するものが主流のようであるが、機能を絞って、工事費用とこみで2万円を超えるあたりのものにしました。最新データが無料ダウンロードというのに惹かれました。警告をならすときだけ地図等を表示するタイプ。30分くらいで装着完了。実際走ってみると、いろいろ教えてくれて、とりあえず満足。時計表示も見やすくていい感じです。

【今日の本】驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」〜上場企業と「半農半X」が共存する魅力〜 蒲田正樹:著  扶桑社新書:刊

 「あやべ特別市民会員証」とともに送られてきた本です。ほとんど知っていたことですが、改めて読んでみると、すごい市だなあと感心する。とはいっても、知らなかったこともたくさんある。
 合気道の発祥の地。神林と綾鷹。水源の里。アンネのバラの唯一の育苗地。黒谷わしと平家の落人など。さら、以前に購入したが読まずに放っておいた「イカの哲学」の波多野一郎さんがグンゼの創業者の孫に当たるということ。これは読まなければならない。そもそも波多野という名は秦氏からくるのか。岡林信康が4年間住んでいた老富地区は今後ゆっくりと散策してみたい。さらに、平家の落人伝説に関心があるので、黒谷も訪ねてみたい。また、グンゼの関係者に講演をお願いしたいなどなど、どんどんと興味がわいてきた。面白い市です綾部は。

2017年6月17日土曜日

あやべ特別市民になりました

「あやべ特別市民」になりました
 
 きっかけは、「綾部市天文台パオだより」に募集のチラシが入っていたことでした。もちろん入会金も必要ですが、ちょっと面白そうと思ったので、応募しました。
 でも、考えてみると綾部市には、いろいろと縁やゆかりがあります。
「まゆピー」です
そもそも「綾部市天文台パオ」の会員ですし、となりの「中丹文化会館」もちょこちょこ訪ねています。時々映画をやっていて、最近では?「あん」を観ました。「グンゼ博物苑」にも訪ねたことがあります。また、「日東精工」の方に講演会に来ていただいたこともあります。「人生のねじを巻く77の教え」という本を読んだことが縁でした。また、「アンネのバラ園」があることでも有名で、見学に行ったこともあります。「半農半X」もここ綾部の塩見さんが書かれた本であり、以前読ませていただきました。さらに、「綾部温泉」もよく?利用していますし、下にある「あやべ山の家」には学生時代にサークルの合宿で何度か行ったことがあります。おおい町の佐分利地区を越えると温泉までは大変近い距離にあります。途中の「老富地区」は岡林信康が住んでいたことでも有名です。
 というわけで、考えてみると、本当にいろいろと縁があります。年に3回「ふるだと産品」が送られているのも楽しみです。施設使用券も同封されているので、また温泉に行きたいと思います。
 また、送られてきた封筒の中に「驚きの地方創生 京都・綾部スタイル」という本が入っていました。改めて綾部の魅力を読ませていただきます。

2017年6月14日水曜日

「ホロコーストの記憶」を歩く

【今日の本】「ホロコーストの記憶」を歩く 石岡史子・岡裕人:著 子供の未来社:刊
 
 今回、この本で新たに知ったことは、「つまずき石」である。ヨーロッパの街を歩くと、石畳に10cm四方の真鍮のプレートが埋め込まれているそうで、それには、名前と生まれた年と死亡した年が刻み込まれているそうである。それは、ホロコーストで犠牲になった人が確かにそこに生きていた証なのである。「市民が憩う公園や道端、観光名所のとなりで、現代アートと見間違うような、ホロコーストの記念碑にであう。こんなふうに負の歴史を記憶することができるんだという発見と希望がある」と著者は述べている。
 先日読んだ「歴史の中の石造物」と共通する部分があるように感じた。戦後70年の月日を経て、ホロコーストの記念碑が、今を生きる人の手によって、つくられている。失われたひとつひとつの命を記憶するものとして、また、虐殺にいたるまでの日常の出来事を伝えるものとして。道ばたに何気なく立っているお地蔵さんのように。つくった人がどんな思いを込めているのかを想像しながら見ることができる心を持ち続けることが大切である。この本は、ホロコーストをめぐる旅のガイドブックでもある。一度、訪ねてみたいものである。せめて何カ所だけでも。
 話は変わりますが、昨日温泉に行ったのですが、ずっと以前に買った温泉用の眼鏡を持って行きました。これが思った以上に便利で、効能など書いた掲示物がしっかりと読むことができることに感激。持って行こうとして、忘れてばかりだったのですが、これからは必ず携行したいと思います。余談ですが。

2017年6月9日金曜日

107 SONG BOOK

107 SONG BOOK
 高石ともやとザ・ナターシャセブンが、1976年に発売したレコード集。その名の通り107曲が選ばれている。1971年ごろから制作が始まり、すべての作業をメンバーとスタッフが手作りしたもの。当時学生だった僕は、高石さんはもちろん、グループのことも知っていましたが、特に友だちに好きな子がいて、何度かレコードを聴かせてもらいました。しかし、11枚すべてを聞いたわけではありませんでした。他のアーティストのレコードも同様ですが、お金がないので買うことはできなかったし、当時レンタルレコード屋もありましたが、メジャーでないのでおいてはいませんでした。しかし、好きな歌がたくさんあり、よくギターを弾きながら歌っていました。
 数年前から、何とか手に入らないかと思い、インターネットなどで検索しましたが、手に入りませんでした。ところが、今年に入って、CDとして復刻されたことを知りました。ツタヤで検索すると確かにありました。すぐにすべてをチェックしレンタルを申し込みました。しかし、月に4枚という契約なので、すぐには全部そろわず、やっと3日前に11枚すべてがそろいました。やっと念願がかない、涙涙です。
 話は、グループの話に戻りますが、メンバーはいろいろと変わっていますが、僕にとっては、高石ともやさんと坂庭省悟さんと城田じゅんじさんの印象が強いです。楽器のイメージでは、城田さんのバンジョーが印象が強いです。また、宵々山コンサートのインパクトが強いです。1985年に活動を停止しているが、1998年に再結成されていたのですね。知りませんでした。その後、2011年に自然消滅しているそうです。
夜のヒットスタジオにて。
このレコードの何がすごいかというと、まずは、この当時、11枚のレコードをセットで販売していること、それも、すべて手作りで、手売りまでしたこと。しかし、そんなレコートなのにレコード大賞企画賞を受賞していることです。内容でいうと、なんといっても第8集がほぼバンジョーの教則本であることが印象的です。そして、おまけ編である「完成記念発表会」を聞くと、当時のことがよくわかります。とにかく懐かしいです。
 「YOUTUBE」には、夜のヒットスタジオに出演したときのビデオがアップされています。城田さんのバンジョーや坂庭さんのマンドリンを聞くことができる貴重なビデオです。何度見ても飽きません。
 ちなみに、ナターシャセブンに曲を提供している「笠木透」さんのレコードも5枚、最近聞きました。この笠木さんは数年前に亡くなりました。本当に残念です。よく考えてみると、高石さんの曲で好きな曲のほとんどは笠木さんがつくっていることに気がつきます。ちなみに、笠木さんといえば、中津川フォークジャンボリーの企画・運営を行った方です。
 経済的にも余裕があることで、こういったCDを手に入れることができる。聞くと本当に懐かしい。同時に、いい曲が多くて、しっかり聞くぞう。

 

2017年6月8日木曜日

歴史のなかの石造物: 人間・死者・神仏をつなぐ

【今日の本】「歴史のなかの石造物  人間・死者・神仏をつなぐ」

 「この石造物は、どうして造立されたのか。」ということを考えるのが好きである。誰が、何のために、どういう思いや願いを託して作ったのかを想像することは楽しいものである。一般的に石造物の造立は、「願主」「大工」「導師」がセットになって行われるイベントであると著者は語る。なるほどと思わされる視点である。こうやって調べていくと、思いもよらなかった様々な歴史的事実を知ることもできる。著者は「石造物」を「宝物」と呼ぶ。私たちの身近には、たくさんの石造物がある。道沿いに立つ地蔵さん、供養塔など。先日も首のない仏像お地蔵さんを見つけた。どうして、首がないのかと考えるのが楽しい。白井区には「青葉山」と書いた灯籠がある。耕地整理の石塔は新しいものである。これらは読んだり、見たりすることで調べることができる。発掘などの調査は不要である。ちょっと調べてみようと思えば、すぐに始めることができる。その気軽さもいい。自分の趣味にぴったりの本を見つけることができた。内容は難しかったけれど。ちなみに、「日本石造物辞典」という本があるらしい。大変興味があるが、2万円以上もするらしい。ほしいがちょっと手が出ない。いずれにしても、自分のライフワークにしたいテーマの一つである。カメラを抱えて、まちあるきをしてみたい。

2017年6月4日日曜日

白山平泉寺

【今日の本】「白山平泉寺」勝山市:編 吉川弘文堂:刊
      「白山平泉寺物語」平泉隆房:監修 大庭 桂:原作 明珍博子:漫画

 白山平泉寺は白山信仰の拠点であり、奈良時代の僧「泰澄」が養老元年(717年)に開山したと伝えられています。平泉寺は、その後大きく発展し、戦国時代に最盛期を迎えますが、天正二年(1574年)、一向一揆との戦いで全山消失してしまい、当時の姿はほとんど失われてしまいました。この「白山平泉寺」が今年2017年、開山1300年を迎えます。そのことを記念して勝山市が発行したのがこの本です。また、漫画の方は、2007年、平泉寺町まちづくり推進協議会が平泉寺の歴史を漫画でわかりやすく紹介するために発刊されたものです。
 個人的には、白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」(平成24年オープン)を25年に訪ねました。そのときは講演会だけだったので、もう一度訪ね、ゆっくりと見学しました。一大宗教都市という感じでした。木漏れ日にしっとりと濡れた苔が大変印象的でした。また、石畳も印象的でした。一乗谷朝倉遺跡も同様ですが、何時間でもいたいという気持ちにさせてくれます。
 高浜町関係では、「青葉山」が泰澄の開山とされていますし、「中山寺」も泰澄が創建したとされています。今年の青葉登山では、大師洞に行くことにしようかな。

まほろばの看板
拝殿
石畳
泰澄によって祀られた妙理大権現
大師洞