2014年12月13日土曜日

CD2枚

大滝詠一「Best Always」
 大滝詠一さんのベストアルバム。シングルの楽曲を中心に構成されたベスト盤。初めて聞くのは、「夢で逢えたら」くらいかな。でも買ってしまいます。ファンなので。
当然ですが、本人のプロデュースではありません。たぶん?遺族が引き継いでいるのか? どちらかというと、「君は天然色」「 恋するカレン」「 A面で恋をして」「 さらばシベリア鉄道」などいった後期の大滝詠一ファンを意識した内容で、「福生ストラット」のような曲は入っていません。 残念!はやりベスト盤は生きているうちに出しておくべきか?でも、急に逝ってしまうこともあるしね。今後、ファンを悲しませるようなCDを出すことがないように祈ります。ジョンレノンのように!山下の達郎さんにでもお願いすればよかったのに。もっといいものができたと思いますよ。でも、しないなあ。きっと。


竹内まりや「Variety (30th Anniversary Edition) 」
 こちらの購入動機もファンだからです。竹内まりやの代表作「ヴァラエティ」30周年記念盤。なんと、1984年作品だそうです。そして、全曲自作、山下達郎プロデュースというゴールデン・コンビの記念すべき第1弾です。また、30年たっても、全然古くならないつくりはさすがです。まったく風化しない。当時の裏話がいっぱいのライナーノーツがとても興味深かった。「もう一度」の出だしのコーラスは最高です。「プラスティック・ラブ」のリズム隊は最高です。特に。青山さんのドラム。「本気でオンリーユー (Let’s Get Married)」オルガンは本人?坂本さん?「One Night Stand」はピアノがいいです。「 Broken Heart」のアレンジが最高。「アンフィシアターの夜」のサザンロックギターがすばらしい。「とどかぬ想い」のなにげなさが最高。「マージービートで唄わせて」はすかすかのリバプールサウンド「水とあなたと太陽と」、こんなアレンジもできる達郎さんが素敵。「ふたりはステディ」はエコーめいっぱい。「シェットランドに頬をうずめて」の弦のアレンジすばらしい。本当に、30年前とは思えない名盤です。



2014年11月24日月曜日

辞書の話

 「ジーニアス和英辞典」が阪神タイガースびいきであることが話題になっている。iOS版の辞書を持っているので、確認のため、話題になっている語を引いてみると、なかにはない語もあるようだが、おおむね確認できた。2番煎じだが、保存しておきたいので書き留めておきたい。

「ぽんぽん」→「タイガースの6選手がぽんぽんとホームランを打った」
「間違いない」→「タイガースが試合に勝つとこは間違いない」
「優勝」→「タイガースが優勝した」
「攻撃」→「5回裏のタイガースの攻撃は赤星の二塁打で始まった」
「猛攻」→「この回タイガースは打者10人の猛攻で5点を取った」
「先取」→「タイガースは片岡のソロホームランで1点を先取した」
「力投」→「上原の力投空しくジャイアンツは2対1でタイガースに敗れた」
「口ぶり」→「彼は阪神タイガースの監督のような口ぶりだった」
「独走」→「タイガースが首位を独走している」

 しかし考えてみると、辞書といえど編者の思いや考え、趣味や趣向が反映されることはあってもいいと思う。私が大好きで第3版以来ずっと購入している「新明解国語辞典」などもそのいい例である。そういえば、この間NHKで特集されていました。おもしろかったです。

「子どものこころを理解する」講演会に参加しました。
 講演1「発達障がいのの理解」友田明美先生(福井大学)
 講演2「発達障がいの支援」杉山登志郎先生(浜松医科大学)
 すごい先生方のため、500人入る会場がほぼいっぱいでした。杉山先生の「愛着行動」に着目したお話はとても興味深かったです。あとネコの話も。詳細はいつか?まとめられたら?でも、むずかしかったので、まとめられないと思います。

チラシの一部 2014.11.23

秘境の紅葉?

「秘境の紅葉を訪ねて」
 大歩危峡と祖谷かずら橋に行ってきました。それもバスツアーで。前々から訪ねてみたかったところです。最初に、「大歩危峡」。残念ながら紅葉はもう終わっていました。思ったより寒くなく、水がきれいだったことが印象的でした。約30分、舟で往復しましたが、もう少し長いのかと思っていましたが、意外と短い距離でした。なぜかしらガイドが東南アジアの方で、妙な発音でした。中国や東南アジアからのお客さんが多いので、それに対応してのことなのでしょうが、すこし調子が狂います。約45度に傾いた岩がなんとも不思議です。
大歩危峡。上に少し紅葉が。
次は、「かずら橋」。この橋をめがけて、たくさんの観光客が次々にきていました。あまりの多くて、渡るのに時間がかかりすぎて、他の瀧などは見られませんでした。高いところは苦手なのですが、平行に移動するのはそれほどつらくありません。かずら橋といいつつ、中にはちゃんとワイヤーが入っているそうです。そりゃ当たり前か?こんなに人が渡ったら、落ちますものね。来年、つるをまき直すそうです。橋からみる景色もいいのですが、なにしろ次々来るものでゆっくりは見られません。すこし慌ただしかったです。
となりのコンクリート!の橋から撮影
2014.11.22

2014年11月17日月曜日

ライブ&金剛院

11月16日(日) 一人で行動! 

 13時から「赤れんが昼さがりライブ」に赤れんがパーク4号館に出かけました。アコースティックライブということで、アコースティックな楽器ばかりでさまざまなジャンルの音楽が楽しめました。ここでのライブには何度か来ているので、聞いたことのあるバンドもいくつかありました。昼下がりということなので、オカリナやフルートの演奏が合うなあと思いました。曲にもよるのでしょうが。
 2日には「世界のお茶無料試飲会」、9日には「赤レンガバザール」と毎週ここに来ています。ここに来れば、何かやっているという場所になっていることが素晴らしいと思う。このあたりが舞鶴のすごいところかも知れない。
オカリナグループ「ピリカ」さんの演奏です
帰り道に「金剛院」に寄ってきました。明日からは、ライトアップが始まりますが、それはそれで撮影したいと思いますが、とりあえず明るい時間の写真も撮っておこうと思ったからです。ライブの帰りなので4時過ぎでしたが、そこそこ人がいました。関係者はライトアップの準備のようでした。竹の灯籠のようなものがありました。ライトアップの際に灯りがつくようです。どんな感じになるか楽しみです。ということで、1枚。ちょっと補正しています。なにぶん暗かったので。
人が写っているものを選びました。

2014年10月18日土曜日

iPhone 6 Plus

【iPhone 6 Plus】
遅れましたが、10月7日(火)「iPhone 6 Plus」を購入しました。申し込んだのは。9月20日(土)でした。19日の発売を待って、実際に店頭でさわってみて注文しました。支払いは一括(7が出たらまた買うので)、「5s」を32000円で下取りしてもらいました。実際は、少し迷ったのですが、カメラ性能から「iPhone 6 Plus」にしました。注文した時点で、アップル純正のケースは先に注文しておきました。初めての純正です。「iPhone 6 Plusレザーケース - ミッドナイトブルー」にしました。
 約2週間ほど使用しての感想ですが、やはりでかいです。胸のポケットからははみ出します。背広の内ポケットには余裕ですが。基本的にはセカンドバックや鞄に入れています。日経アソシエの付録に「iPhone 6 Plus」も入るケースがついていました。これに入れてもいいかなあと思いました。(すぐさま対応するあたり、いろんな意味ですごいなあ。)
 機能的には、OS8に依存する機能が多いのですが、なんと言っても、カメラの性能がいい。特に、ズームしたときの写真とビデオの画質。そして、当然ですが、バッテリーの持ち。京都水族館でイルカショーを撮影しましたが、とても綺麗です。写真と同様、望遠機能が必要ない場合は「iPhone 6 Plus」で十分です。運動会などでは、D600がまだまだ活躍します。「iPad mini」も欲しいと思ったこともありましたが、もう(とりあえず?)必要ないようです。「iPad Air」が不要とまではいきませんが。
 17日の未明には、iPad Air 2とiPad mini3の発表がありましたが、特に購買意欲は高まりませんでした。「OS X Yosemite」へは、すくにアップグレードしました。アイコンがフラットになりました。iTunesのアイコンが赤くなったのにはビックリですが。iPhoneやiPadとの連携が強化されたようで、使いやすくなりました。「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」には、ビックリ。欲しい。でも、高い。それに、でかい。いずれにしても、ファンにはうれしいことばかりですが、ウィンドウズの人たちにとっては、少し(かなり)値段が高いのではないかと思われます。余計な心配か。
 当分は、お金を貯めて、MAC本体の買い換えを検討することになります。USB3.0やApple TVとのAirPlay機能などがないので、どうしても一昔の機会という感じなので。firewireのハードディスクの調子が悪いこともあり、そちらの買い換えも検討しているので。ちなみに、さっそくPARALLELは買い換えました。OSとの解消の関係で。

2014年10月13日月曜日

絵本で素敵な学級づくり・授業づくり、子どもを本嫌いにしない本

【今日の本】
「絵本で素敵な学級づくり・授業づくり」桜田恵美子:著 黎明書房:刊
 「1冊の本が学級を変える」の著者「多賀一郎」先生の推薦の本。絵本を使った実践が多く紹介されている。

「子どもを本嫌いにしない本」赤木かん子:著 大修館書店:刊
 赤ちゃんから高校生までを対象として、親、教師、図書館司書など多くの方々を対象に書かれたアドバイス本。原稿用紙の書き方が参考になりました。

 2冊とも、本の紹介が大変参考になりました。学校に置いておいてもよいかなあ。

一冊の本が学級を変える

【今日の本】「一冊の本が学級を変える」多賀一郎:著 黎明書房:刊

 読書の関する本をまとめ買いしました。順に読んで行きます。まずは、1冊目。
 序章にある「少年少女世界文学全集」の写真が印象的でした。全38巻、小学校の時に全部、そして何度も読んだそうである。背表紙しか見えないが、少し痛いんでいるようだが、でも丁寧に扱ってある。少し前に、今読まないと読めないといったような宣伝文句を聞いた気がする。まさに、小学校の時に読むべき本なのかも知れない。
 本好きにするには、愛読書が必要と考える。この方の場合は、「次郎物語」である。
 本好きにするためには、「シャワーのようにたくさんの本を紹介する」ことが大切である。しかし、ただの紹介ではだれも読まない。特に、読めない子には、特別な1冊を与えることが重要であると。
 家庭での読書は「積ん読」。いろんな場所に本を置いておく。いつもそばにあれば自然と読むものである。そそて、「共読」。1日20分でも一緒に読む時間をつくることが必要。
 最後の章にある「マイ・ブックリスト」はとっても参考になりました。
 「読書は人生です。読書は決意です。」という言葉がとても印象的でした。

2014年9月21日日曜日

世界標準の働き方


 
【今日の本】「世界標準の働き方」吉越浩一郎:著 日本文芸社:刊

 もとトリンプ社長 吉越さんの著書。実際に読んだのは、少し先です。ipadに残しておいた記録を元に書いています。にとにかくアップができていないので。例によって、印象に残ったところを紹介する。

 まず、吉越さんは「日本の国民は優秀、しかし、リーダーは世界の非常識。一般国民が優秀で、リーダーに文句と言わないため、それに甘えてリーダーが能力を磨いていない。」と言い切る。また、「計画、会議で一番肝心な実行をおろそかにしています。」とも。
 日本は「ガラパゴスだ」完全に閉ざされている限りは独自の進化を遂げるがいったん外部と接触してしまったら、絶滅の危機が訪れる。外国の影響を受けずにやっていくことは不可能である。ガラパゴスの中で能力を磨いても、せいぜいよいイグアナになれるくらいである。すごい例えです。日本の労働市場には、経営者候補となれる人がほとんどいない。
 また、「A社でもB社でもC社でも通用する普遍的な能力を身につける。職を変えていない人は伸びない」と。確かに、世界の大企画の大部分は、「よそ者」が経営している。このあたりは、非常に納得できる。そして、持論であるところの「デッドラインを付け、仕事のスピードを速め、頭を使って結果を出す仕事術を身につけること」を訴える。

 フランスの教育について書いてあった部分は興味深い。小学校は、ひたすら暗記(歴史上の偉人の文章、例えば、デカルト)だそうで、問題を論理的に説明することができる子どもが多い。日本の学校は、正解のあることしか教えようとしない。詳細なマニュアルが決まっていて、それを完璧にマスターすることを得意とする。したがって、日本のブルーカラーは世界最高レベル。しかし、ホワイトカラーは劣る。
 会社や仕事についてこう語っている、「厳しい会社とは、責任をもたされ、結果を厳しく問われる会社である。仕事は、初めは苦しくてつまらないもの。実績を上げることしか、仕事のストレスから逃れる方法はない」と。仕事について。興味深いことが書いてある。「仕事はゲーム。ルールが決まっていて、その中で高得点を競うゲームです。仕事=人生ではない。人生にずっとつながっているものではない。リタイヤしたあとが本当の人生かも。リーダーをめざす人は、結果にこだわり、結果に喜びを見いだすことが重要です。」これは、ある意味、逆説的かもしれないが、あたっているように思える。
 企業が必要としているのは、頭を使って仕事をする人たちです。良い仕事を長く続けていくためには、「体力を温存する」「頭をリフレッシュするという考え方が必要です。仕事の対極にあるもの?休み?遊び?技術の優位性はすぐなくなる。仕事の反対は休みということです。

「習育」という聞き慣れない言葉も出ています。
 形式知(教科書やマニュアルに書いてあること)と暗黙知(自分で見つけていく)部下に任せ、やらせてみる。そして失敗する。そのプロセスで部下は習育されていく。
 私はホウレンソウには大反対。転んで痛い思いをして、なぜ転んだのかを自分で考えることで人は成長します。常に「どうして」と問いかけ、ロジカルに考えるようにしていくと論理的思考が身につく。結論を導き出したプロシージャー(手続き)を説明できるようにしておくことがビジネスコミュニケーションの基本であり、成果を出す能力を高めます。ここでは、失敗することの必要性が。

 したがって、再度登場するが、「何よりも実行が大事。」ということです。
 CEOとは、最高経営責任者ではなく、最高実行責任者である。日本の社長は、計画ばかり作っている。社長は、現場や現場の忙しさを知らないので、計画の話ばかりして、主導権を握ろうとする。完璧な計画を求める社長に付き合わされる部下は、いい迷惑である。
本来、会議は非常に生産的であるが、会議を有効なものにできない会社は、とても非生産的な組織である。
 会議での社長(私)の仕事は、担当者ごとにデッドラインをつけること。「誰が、いつまでにやるか」。ゴミが落ちていたら、「誰が、いつまでに片付けるかを決めること。」組織は、トップダウンが基本。仕事というのは、やればやるほど次々と課題が出てくる。それらを期限を決めて、すべてに手を打っていく。
 戦略は、もっと現場に近いドロドロしたものである。戦略が、つくれるのは、第一線の現場にいる30、40代の人である。改善案は、すでに社内にある。目標と戦略は現場に立てさせるべきである。伸びていない会社の多くは、計画作りにばかり力を入れて、実行を重視していない。大きな決断をするより、次々と小さな判断を重ねていくことが大切。さらに、判断のスピードが大切。すべて指示を出していたら、指示待ち人間をつくってしまう。本人には、何と身につかない。会社は、社員の頭に給料を支払っている。

 PDCAのPはいらない。DCAだけ繰り返せ。
ジャック・ウェルチのリーダーの4つの条件
 ①エナジー...仕事を成し遂げる熱意。
 ②エネジャイズ...周囲を元気づける。
 ③エッジ...困難な問題にも決断を下す。
 ④エグゼキュート…実行力。
 この中で最も重要なのは、実行力である。あえてもう1つ付け加えるなら、⑤エシィクス...倫理感。リーダーに倫理感が欠けていると、ビジネスは必ず行き詰まる。

 デッドラインには、「日付デッドライン」と「時間デッドライン」の2種類がある。
 休暇中は、頭を休ませる。日本のエスカレーターは遅い。自己責任で!
 フェールセーフという考え方。事故が起こるという前提で安全を考える。絶対的な安全はないと考え、ある程度のリスクは受け入れる。

 とりあえず、メモをそのまま載せたような書き込みになりました。

2014年9月20日土曜日

コンサートの夏?

1ヶ月ぶりの投稿?今年の夏に行ったコンサートなどについて書きます。

【花筐薪能】8月10日(日)越前市粟田部花筐公園能楽ステージ
 あいにく、台風が去った後だったので、小学校の体育館に会場が急遽変更。高速道路をつかって行ってきました。
演目は、以下のとおり。
  狂 言「昆布売」野村万作
  舞囃子「七騎落」佐野由於
  狂 言「成上り  野村萬斎
   能 「船弁慶」大坪喜美雄
「昆布売」は、若狭小浜の昆布売の話でした。「狂言」2目は、話の内容もよくわかり、面白かった。特に、萬斎さんはテレビなどでお見かけするのと同じで、とても軽快で楽しかった。「能」も船弁慶は知っていたのでよかった。野外のス
テージだったら、もっとよかったのでしょうね。残念でした。11回目ということでしたが、また是非行きたいものです。とても、いい体験でした。

【山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」】
9月14日(日)金沢歌劇座

 達郎さんが、予てから構想を練っていたライヴだそうで、ツアーではなかなか演奏するできない、してこなかった曲を中心に構成されたライヴです。金沢で開催ということで、申し込んだらチケットが手に入ったのです。
1900席、満員御礼
マニアックツアーということですが、達郎さんの場合は、アルバム中心なので、売れていない曲をやるというようなことではなく、よく知っている曲ばかりでした。なぜこの曲はやっていなかったのだろうと不思議に思う曲もありました。とにかく楽しいコンサートでした。バンドのメンバーも、伊藤広規さん、難波弘之さん、佐々木久美さんという常連メンバーに、佐橋佳幸さん、そして、小笠原拓海さん、宮里陽太さんなど、若いメンバーがうまくマッチして最高でした。伊藤さんや難波さんを見ると涙が出てきそうです。まあ、佐橋さんはもう有名ですが、小笠原さんのドラムは若々しく、サックスの宮里さんはとてもうまいなあと感心させられました。柴田俊文さんは、鈴木茂さんのDVDにも出ておられたかな。コーラスの国分さんや三谷さんというのは詳しく知らないのですが、ルックスのいい方々でした。ドラムは青山さんが亡くなったわけですが、こんないい人がいるのですね。終盤とアンコールには、大瀧詠一さんの曲がたくさん出てきました。番組では追悼番組はなかったようですが、歌うことで哀悼の意を込めているのでしょうね。
 コンサートグッズもたくさん買いました。トートバックが気に入っています。
 今回は抽選ということで逆に早い者勝ちではなかったのでチケットが手に入ったのかなあと思います。達郎さんも言っていましたが、ネットオークション等を防止するためだそうです。悪いことをする人はいりそうで、中には本人確認の住民票を5000円で売る人もいるそうです。
 高速もできたことで、金沢も近くなりました。来年は40周年だそうなので、ぜひ行きたいと思います。

2014年8月16日土曜日

【今日の本】というか【最近の本】
 本当に更新が進まない。気持ちの問題か?忙しさか?ということで、本当に久しぶりの更新です。

「働き方」稲森和夫:著 三笠書房:刊
 多くの若者が働く意義や目的を見失っている。一生懸命働くことや必死に働くことに意味がないとか、かっこわるいとさえ感じている。一攫千金を果たし早くにリタイアしたいとか。また、ニートやフリーターといった人たちの増加している。そんななか、働くことの人生にとっての素晴らしい可能性について述べていうのがこの本のねらいだ。京セラやKDDIを創業してきた著者ならではの考え方がちりばめられた本である。とにかく、今の仕事にもっと前向きに、無我夢中に取り組むことが必要であり、そうすることで価値のある未来が見えてくるというものです。どちらかというと、経営者側の人が好んで読む本ではにか?と思われる。ニートやフリーターといった人たちにはどうだろう。
「従業員をやる気にさせるつのカギ」稲森和夫:著 日本経済新聞出版社:刊
 7つのカギとは、以下のとおりです。
①従業員をパートナーとして迎え入れる ②従業員に心底惚れてもらう
③仕事に意義を説く ④ビジョンを高く掲げる
⑤ミッションを確立する ⑥フィロソフィーを語り続ける
⑦自らの心を高める 
 意義やビジョン、ミッションやソフィロフィー(哲学)を語り続けることは本当に重要であると思う。自らの経営哲学を語るとさすがにわかりやすく、すぐに納得できる内容でした。

「最高の戦略教科書 孫子」 守屋 淳:著 日本経済新聞出版社:刊
 最近、孫子を引用する方が多い。ただそう言う理由で購入し、読んでみました。
といっても、第1部はむずかすぎるのでパスして、第2部のみ読みました。でも、やはり私にはむずかしすぎる。ただ、印象に残ったのは、「戦略」と「戦術」の違いという話である。「戦略」とは、戦闘力の運用、「戦略」とは、銭湯の運用。登山を例にたとえると、頂上へのコース選びが「戦略」、途中の生涯の乗り越え方が「戦術」。2つの違いを認識することが重要なわけは、目先の目標達成に入れ込んでしまい、大きな目的や戦略を忘れることが往々にして起こる。(老子にはこの2つの違いは説明していないが)
 また、試行錯誤と臨機応変との違いなども面白かった。いずれにせよ、第1部を是非読まなければならないと思うが、いずれまたということにしよう。

「脳の強化書」加藤俊徳:著 あさ出版:刊
 脳科学者が真剣に書いた内容で、面白かった。おもしろおかしく書いたものとは違うと言うことです。脳は死ぬまで成長する、脳細胞は減っても、脳内のアミノ酸はふえていく。脳の成人式は30歳だそうです。
 興味を持ったのは、「新しい美容院を開拓する」「10年前に読んだ本をもう一度読む」「おしゃれな人の服装をまねてみる」「普段絶対に読まない本のタイトルを黙読してみる」「階段を一段飛ばしで下りてみる」などです。普段と違った脳の使い方をすることが重要なのでしょうね。これなら、できるかなあ。
「絶対にミスをしない人の仕事のワザ」鈴木真理子:著 明日香出版社:刊
 ついつい買ってしまうこの手の本は、何か一つでもためになるものがあればよしと思い買っているのである。この本にも77ものワザが書いているが、特に参考になるのは2・3個しかないのである。では、立ち読みでもいいのでは思われるかも知れませんが、何となく買ってしまうのです。そして、大して期待もしていないのに、なにげないことにミスをなくすアイディアがあるのだと感心させられます。
「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」おおたとしまさ:編 日経Kids+:刊
 8名の著名人が真剣に「べき論」ではない勉強の本を書いているという印象です。ぜひ親子で読んでください。

「ピュリツァー賞受賞写真全記録」
            ハル・ビュエル:著 日経ナショナルジオグラフィック社:刊
 本のカタログを見て、衝動買い。コメントは特にありません。

レイアウトが、うまくいきませんでした。とても見にくいです。

2014年7月21日月曜日

円教寺(書写山)

7月21日(月)海の日
秋には紅葉が綺麗でしょうね
西国33カ所 第27番 書写山こと円教寺に行ってきました。土曜日に念仏を唱えたこと、日曜日に「軍師官兵衛」を見たことがきっかけでした。ナビで書写山をセットしていざスタート。目的地に到着と思いきや行き止まり。そこは登山コースで?、看板を見ると「書写山ロープーウェイト」で検索しましょうとのこと、再度セットして、ロープーウェイト駐車場に到着。15分おきに出ているらしく、ほとんど待たずに山上駅まで。そこから約1km徒歩で登ると到着しました。
 さすがに、「西の比叡山」と呼ばれるだけのことはあり、見事な立派な建物でした。秀吉が三木城の別所長治を攻めたときに陣地にしただけのことはあります。当時からこれだけのものがあったのかなあ?紅葉が多く、秋に来ると綺麗と思われます。本多家の墓も立派でした。
 帰り道の気づいたのですが、舞鶴道の上り(反対の車線)がずっと混んでいました。すごい混みようです。高速が通ったことで夏に渋滞にならないか心配になりました。
 なぜか、夏休みにもかかわらず、小学生がたくさんいました。先生も引率でしたので、サマースクールか何かでしょうか。子どもの声って、ずごく響くんだなあと気づきました。

【今日の本】
「じゆうをめざして」シェーン・エヴァンズ:著 ほるぷ出版:刊
 自由への地下鉄道という、人々のネットワークで黒人奴隷たちを逃がそうとした組織の話。

「いじめのきもち」村山士郎:編 童心社:
 小中学生がいじめを綴った作品を編集したもの。どの作品も思いをそのままに言葉にしています。そして、表現することで自分との出会いを作り出しているのだと思います。ただ、作品は深いインパクトがあるものは少ないように思います。というか、それだけいじめを綴るということがむずかしいと言うことなんだと思います。こういう作品から、本当の思いを受け止めることこそがわれわれの仕事なのだと思うし、そのことがとても困難なことなのだと言うことを改めて認識しました。

「よかたい先生」三枝三七子:著 学研:刊
 僕が原田先生のことを知ったのは、「きばる」という団体からミカンを購入したことがきっかけでした。でも、あまりくわしくは知りませんでした。また、川本輝夫さんについても、以前ビデオを買ったのですが、多分みたと思うのですが、あまり記憶になく、今回初めてどんな人かわかりました。感想文の課題図書と言うことで、多くの子どもたちに読まれることを期待したい。また、絵本「みなまたの木」も是非読んでみたい。



2014年7月13日日曜日

伝記

【今日の本】
「新美南吉ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊
「正岡子規ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊

 最初に、読んだのが「新美南吉ものがたり」。作品は知っていても、作者についてはあまり知らないことが多い。新美南吉もその一人。(逆に、作者については、よく知っているが、作品はあまり読んだことがない人もある。)南吉の童話には郷土岩滑の地理や習俗が多く盛り込まれていること、例えば、中山の城m壮烈の風習、矢勝川のはりきり網、六地蔵など。兵十のモデルがあることもわかりました。宮澤賢治も同じですが、南吉も死後に有名になったわけです。賢治には草野心平、南吉には巽聖歌。「自分の作品が何十年後日にみんなに読まれるようになれば、自分はそこで再び生きることができる」そんな風に考えていたことも初めて知りました。
 正岡子規は、私にとっては、「逆に、作者については、よく知っているが、作品はあまり読んだことがない人」である。「ノボさん」や「子規最期の八年」などを読んではいるが、作品のほうはなかなか進まない。闘病生活については知ってはいたが、改めて壮絶だったんだなあと思わされた。
 気がつくと、二人とも結核でなくなっていることが共通点であることに気づいた。短いからこそ、その命が燃え尽きるまでにという思いで取り組んだのであろうか。2人とも記念館や博物館があるので、是非訪ねてみたい。


「校長という仕事」代田昭久:著 講談社新書:刊

 かの有名な和田中学校で藤原さんのあとを引き継いで校長となった方。藤原さんのあとだけに、やりにくかったと思われる。しかし、ただ継続するのではなく、「5年の任期が終わったときには、次の校長は民間校長でなくてもできるように」というのが教育長からのミッションだったらしい。
 印象に残ったところを書き出すと。
 「モンスターペアレントという言葉は、学校と保護者との関係を分断させる、危険な言葉であり、学校現場では決して使うべきではない。」
 「携帯・ゲーム・テレビの視聴時間と学力には関係がある。」
 「集中力と記憶力と学力には関係がある」
 「集中力と記憶力と忍耐力には関係がある」
 「社会関心力と学力には関係がある」
  ※「社会力」・・・社会で起こっている出来事に興味や関心があり、自分なりの意見が持         てること。
 「コラボレーション力と学力には関係がある」
  ※コラボレーション力・・・意見の違う相手とも力をあわせて、課題を解決していく力。   相手の意見にしっかりと耳を傾け、自分の意見と調整しながら、最終的には、解決   の方向性を探っていけるようにする。
 「学びに対する意欲と学力には関係がある」
   ※意欲・・・競争動機、理解動機、感染動機・・・あんな人になりたい。

 子どもたちがネット依存に陥るのは、ネットでしか本音が言えないとか、ネットでつながっていないと不安だとか、人と人との対面でのコミュニケーション力が脆弱なことによる。
 将来あんな人になりたい、そのために勉強をしたいという意欲。自立貢献。
 これからの学校は、子どもたちの希望をはぐくむ場、校長とは、「みんなの力を結集させ、未来を担う子どもたちの希望を育むこと。



2014年6月23日月曜日

越前竹人形

6月21日(土)若州一滴文庫 くるま椅子劇場「越前竹人形」を観に行ってきました。

 当日客が多かったようで、200名を越える人が来場されたそうです。前日に予約しておいてよかった。駐車場のいっぱいで、農道に止めさせられました。させられましたなんて書くといやがっていたみたいで誤解されそうですが、そういう意味ではなく、本当にいっぱいでびっくりしたということです。誤解のないように。人形劇のほうは、とてもすばらしいものでした。とくに、すべての役の声を担当している飛鳥井かがりさんがすばらしい。舞台の袖で演じているのですが、思わず人形より飛鳥井さんのほうに目が行ってしまいました。(逆に言うと、よくないのかも知れませんが。)また、人形の表情もすばらしい。役にぴったりの顔でした。
 水上勉さんは全国区ですが、地元のファンは少ないのかも知れません。お客さんのほとんどの人が、京阪神方面の方でした、と思います。関東方面の車もあったような?原発に関する発言なんかも理由なんでしょうか。いずれにしても、すごい集客力であり、根強い人気を感じます。
 自分はというと、小説は2.3冊くらいしか読んだことはありません。「飢餓海峡」などの映画も何本かは見ました。「白蛇抄」では、高浜町もロケ地になりました。それよりも晩年のエッセイや対談、体が不自由になってからのパソコンとの格闘を書いたものなどを数冊読みました。心臓の病気つながり?での不破さんとの対談なんかも意外で?意外と面白かった。そういうところも、地元受けしないところなのかなあ?
 いずれにしても、質の高い文化の発信場所として、一滴文庫さんには今後とも活躍してほしいと思います。こういう機会があれば。また是非行きたいと思います。

2014年6月22日日曜日

ノート、朗読

【今日の本】
「頭のいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」高橋政史:著 かんき出版:刊
 頭のいい人は「ノートの使い方を教えてもらった」、「ノートを赤ペン添削してもらった」経験がある。なるほど、そう考えると、学校ではノートの使い方を指導することは少ない。自分自身の経験でもそうだし、いろいろな人に聞いてもそうだ。せいぜい、線を引いて、日付やページを書いたり、数字や記号の書き方を指導するくらいで、何をどのように書くなどの指導はほとんどしてこなかった。ましてや、添削なんて。しかし、高学年や中学校では必要だと、改めて気づかされた。まずは、自分から実践してみるか。話し合うことも必要だ。

「これが本当の朗読だ」高梨敬一郎:著 メディアランド:刊
 朗読させると、どうもイントネーションがおかしいと思うことが多い。普通に会話するような自然なイントネーションでない。改まった発表でも同じである。人前で発表するときも。たまたま目に入った本であったが、CDがついていると言うので、参考になるかなあと思ったのが購入の動機。とても参考になった。
 「点で一拍、丸で2拍は本当か?」「感情を込めて読めますか?」「学校には学校調と呼ばれる読み方がある」読んで行くと、不自然な読み方の原因は学校にあるのかも知れないと思えてきた。「学校調」とは、文頭を低く読み始める読み方だそうだが、確かにある気がする。責任は大きい?自然なイントネーションに気をつけなくては。
 主語と述語の関係を意識させるために、後ろから少しずつ読ませる方法や聞き手に伝わる読み方をするために、「教科書を読むときは、他の子どもは本を閉じさせる。」という方法は面白い。是非取り入れたい。点で切らない、ぶつ切れの読み方にしないというのもなるほどなあ。一息で読むことも必要なんだなあ。

【青葉登山】
 6月15日(日)地元の有志の方々と青葉山に登ってきました。と言っても、松尾寺や旅行村から登るコースではなくて、20〜30年ほど前は登っていたけれど、最近は登っていない登山道の整備が目的の登山です。というわけで、鉈や鎌を持っての登山で、大変でした。時には、道がないところも歩いたりして。2時間30分かけて西峯に到着。しかし、登山が好きな人は多いのですね。その日も2つのグループが登っていました、1つのグループは鳥取から45名の団体でした。それも中高年の人ばかり。元気なものです。私は、途中で転げたりして、下山後、足がパンパンでした。
頂上近くには野生?の杉もあります
西峯から臨む青郷と舞鶴の県境



2014年6月7日土曜日

MAZEC


【MAZEC】
 6月3日のWWDCでは、ハードウェアの発表はありませんでしたが、個人的には、かなりうれしい発表がありました。それは、サードパーティ製のキーボード利用が可能になることが発表されたことです。つまり、「mazec」をiOSのキーボードの一つとして組み込み、IMEとして利用することが可能になるのではないか。これまでのiOSでは、Apple社のIMEしか利用することができませんでしたが、iOS8ではこれが利用できるのでは。
 そこで、早速、MetaMoJi社が「mazec」を IMEとしての提供する準備を進めているとのこと。本当なら夢のような話です。つまり、ipadでの入力が手書きでできるのですから。もしくは、ATOKがつかえるとか。いままで、7notesでしかできなかった(Note anytimeも)手書き入力がsafariやメールでも使えるのです。
タブレット端末のよさを最大限生かした入力ができることになるのです。すごいことです。待ちに待った機能です。実現することを祈って待ちたいと思います。IOS8の販売は秋ですか?本当に待ち遠しいです。


2014年5月31日土曜日

D600が返ってきた

 5月31日(土)D600が返ってきました。(株)キタムラ舞鶴/西舞鶴店に取りに行きました。処置内容は、以下のとおりです。
 ①ローパスフィルターの点検・清掃
 ②シャッター基板部組?の交換
 ③外観ゴムの交換(作業の都合上)
 ④ファームウェアのバージョンアップ
 もちろん、請求額はなし。約1週間というところですね。ご苦労様でした。
 ついでに、FUJIFILM X-T1についても確認。シリアルナンバーを確認したところ、該当していませんでした。よかった。しかし、2台続けて、リコール対象とは、なんとなくついてないという感じです。海外で作っているから、こんなことがおこるというようなコメントを店員さんがしていました。でも、フジフィルムは国産だと思うけど。ニコンは違うか。いずれにしても、賞品の品質管理はしっかりして欲しい。MADE IN JAPAN、がんばれ。


【今日の本】「謝るなら、いつでもおいで」川名荘志:著 集英社:刊
 2004年6月1日。ちょうど10年前、長崎県佐世保市立大久保小学校で小学校6年生の女の子 御手洗怜美さん が同級生に刃物で切られ死亡した。その事件を当時担当していた毎日新聞佐世保支局の記者が書いた本である。被害者の父は、上司にあたる。
 被害者に近いところにいただけに(半分被害者?)、なんとも複雑で、書きにくかっただろうなあと想像する。
 結局、何が原因だったのかはよくわからない。交換日記やインターネットの書き込みに、そのヒントのようなものがあるようだが、何度読み返しても、なぜこれが「殺したい」につながったのかわからない。僕にはわからない。もしかしたら、加害者の少女もわかっていないのかもしれない。そして、なんとも釈然としないまま、事件の審理は終わりを迎え、しだいに、マスコミなどの関心も薄れていった。私も、この本を手に取るまでは忘れていた。真相ははっきりしないままに10年を迎えていたのですね。
 加害者の年齢から、お決まり通りに審議が進んでいったことを思うと、お父さんの悔しさ、やるせなさはいかほどのものか?想像を越えると思います。10年か!被害者、加害者ともに22歳になるわけですね。加害者の女性は、周囲にはわからないようにこの社会のなかで生活しているのでしょうね。更正という観点からは、そうなんだろうけど、怒りはどこに持っていけばいいのだろう。なんともやるせない。印象に残ることばかりですが、いくつか書き留めておきたい。

①人の心理は、幾何学を解くようには整理できない、なのに、手がかりの少なさゆえに、「わからない」部分をすっ飛ばして、与えられた点と店を最短に結んでしまう安直さ。軽はずみな演繹の危うさを僕は知ったのだった。
②(事件当夜)我が子が妙に明るいのである。笑っていた。満面をほころばせて。「ほとんどの子が笑みをこぼしていました。泣いている子なんて、記憶にない。」校内で娘を出迎えたある母親は振り返る。
③その日を生きる意味を、そこから一歩踏み出すエネルギーを、遺族はどこに見出せばいいのだろうか。
④このような悲劇を繰り返さないためにも、一見穏やかで問題のなさそうに見える、控えめすぎる子どもたちへの目配りの大切さを強調しておきたい。この事件を機に実のある議論がなされることを願う。
⑤「なぜ、こういう事件が起きたのか」の原因じゃなくて……。だって、実際問題として大事なのは、「なぜ防げなかったか」でしょ。そうじゃないと、次に対応でいないじゃない。
⑥要するに、あの子とあの子の家族はやり直しができるんですよね。でも、僕のところはやり直しができない。失ったまま。

 せめて、謝って欲しいという意味をこめた題名ですかねえ。なんとも、やるせない題名です。

2014年5月27日火曜日

人生の「ねじ」を巻く77の教え

【今日の本】
「人生の「ねじ」を巻く77の教え」日東精工株式会社企画室:著 ポプラ社:刊

 日東精工という会社が綾部市の会社であることが購入・購読の理由です。東京証券取引所一部上場のねじメーカーで、極小ねじではシェアナンバーワンのメーカーだそうです。そんな会社の社員研修用オリジナルテキストを編集し直したものがこの本だそうです。自己能力の高みをめざすための啓蒙書であり、自己を省みねじを巻き直すためのヒント集だそうです。正直、こんな身近にこんな企業があることを知りませんでした。
 印象に残った言葉
「リーダー像」
・職業に応じた美意識
・専門知識と技術が真似できないレベル
・異分野の学習もこなす
・いうべきことを言い切る
・人前で疲れた姿を見せない
・潔さを大切に
・ケアが行き届く
・嘘をつかない

「大変より小変」 他にもいっぱいありました。まずは、一部のみ。

 一度お話を聞いてみたいものです。お願いできないだろうか!


2014年5月20日火曜日

ふたり

【今日の本】「ふたり」福田隆浩:著 講談社:刊


 ふたりとは、「村井准一」と「小野佳純」。小野佳純は、転校生でクラスの女子からいじめにあっている。准一はそれに気づいてはいるがきちんと注意する勇気はない。そして、2人が仲良くなるきっかけもいじめであった。2人は偶然にも「月森和」のファンであったことで、仲良くなり、そして、月森和が覆面作家で別名義で本を書いていることを知り、2人でそれを突き止めようとすることで、どんどん親しくなっていくというはなしである。話を読んでいくと、佳純の母親はしゃべることができないくて、いじめの対象になるのにはそれも関係しているように思える。准一の両親は離婚しており、今は母親と暮らしている。
  土曜日ごとに調べることを通して、遂に別名義、つまり作家の本名をさがしあてる。そして、「篠山有紀」のサイン会に行き、確かめることになる。このあたりがとてもおもしろい。
  もう一人いじめられている子に藤田さん(名前?)という子がいる。彼女はいじめグループにいやといえず小野さんをいじめている。その彼女が2人の交際がみんなにしれたあと、合唱曲をクラスのみんながふたりに歌わせようとするとき、いっしょに歌うシーンがあるそのことがきっかけでみんなが気づき出すあたりはできすぎな感じもあるが、でも、こうなるといいなあとも思う。しかし、この話にでてくる担任の先生はいつもトラブルがおこりそうなときにいない。全然気づいてもいない。作者は、学校の先生、実態として多いのでしょうか。高学年から中学生に読ませるといいかも知れない。謎解きと同時に2人の関係がどんどん深くなっていくところがいいです。この続きも知りたい気もします。

2014年5月19日月曜日

ようおこし 長谷川義史絵本原画の世界

5月19日(月)振替。

 京都伊勢丹に隣接する美術館「えき」KYOTOで開催中の「ようおこし 長谷川義史絵本原画の世界」に行ってきました。入場料800円。

 長谷川義史さんは、大阪在住の絵本作家、イラストレーター。デビューは2001年。デビュー作は、「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」でした。とてもダイナミックな筆運びとユーモラスな画風で人気です。と思います。今や100冊以上の絵本を出版する人気作家です。11時頃から見たのですが、若い人から年配の人まで100人くらいの人が入っていて、びっくりです。本当に人気あるのですね。話しているのを聞いていると、初めての人もいるようでしたが、ほとんど人がこれこれと絵本を思い出して話しておられました。私も、何冊か持っていますが、展示を見て、もう数冊欲しい絵本がありました。つい2日ほどの間にも。「ぼくがラーメン食べてるとき」「おかあちゃんがつくったる」を読みました。何冊か勝ったらまとめて感想を書きます。
 記念にクリアファイルやせんべいを買って帰りました。みなさんもどうですか。

2014年5月17日土曜日

うちは精肉店

【今日の本】「うちの精肉店」本橋成一:著 農文協:刊

 小さな屠場が閉鎖される。この時代、こんな小さな屠場が生き残るのはむずかしいのでしょうね。近代的な屠場を見学したことはありますが、いまでもこんなやりかたの屠場が残っているのですね。ハンマーで牛の眉間を叩く方法は失敗もあるのでしょうね。下校途中の子どもたちが見学している場面があるのですが、こういう場面が身近で見られることは貴重です。こういう屠場がなくなるとこんな貴重な学習の場がなくなるということなんですね。獣魂碑があることも印象的でした。あと知らなかったのですが、太鼓の革は雌牛と思っていたのですが、牡牛と書いてありました。いろいるあるのかなあ。最後に、お父さんと息子が一生にうつっている写真は印象的です。いい本です。

2014年5月16日金曜日

モーツァルトはおことわり

【今日の本】「モーツァルトはおことわり」マイケル・モーバーゴ:著 岩崎書店:刊

 図書室で見つけて読みました。題名に惹かれて。読書感想文の課題図書だったのですね。知りませんでした。絵本なんでしょうか?それにしては、文字が多いかな。
 パオロ・レヴィはモーツァルトを弾かない。それには、ナチスによるユダヤ人強制収容のつらく悲しい背景がありました。しかし、幼いパオロによって、その扉が開かれ、父と母、そして、バンジャマンを再会させる。そして、パオロはバイオリニストの道を歩む。しかし、父はモーツァルトだけは弾かないようにと約束させる。モーツァルトの曲には、いまわしい記憶がつきまとう。強制収容所でユダヤ人を迎えるときに弾かされたこと、そして、自分たちだけが優遇されたことへの罪悪感などである。
 でも、パオロは50歳の誕生日にモーツァルトを弾くことにしているらしい。つらい過去を乗り越えるかのように。ホロコーストの問題は、重大な人権問題として、もっともっと学んでいく必要がある。人が人を差別することの醜さ、そして、どんなに大きな傷を負わせるか。かかわっていきたい大きなテーマである。
 話はかわるが、「スペリオール」に「雄飛」というマンガが掲載されている。小山ゆうさんのマンガである。「AZUMI」がいつの間にか終わっていて、その代わりの連載である。いつもながらの同じ顔なのだが、これが面白い。そのなかに、こんな台詞がある。「僕といっしょに満州から引き揚げてくる途中、日本人の男に殺されたんだ!!僕の目の前で…」戦争は多くの人の命を奪う。しかし、よく見ると、日本人が日本人に命を奪われることも実はたくさんあったと思われる(結果としてというのもあわせると)。満州で逃亡中など、鳴き声がうるさいと中国人に見つかると言われて、泣く泣く子どもを…というようなことも含めると。極限状態での人間の心理も怖いものである。
 今の若者はという話をするとき、戦争中はよかったというような話をする人がいる。でも、それは違うと思う。そういって、戦争を美化する人たちが。戦争は秘密から始まるという人もいる。真実をしっかりと伝えることが今とても重要であると思う。そんなことを思ってしまいました。

2014年5月14日水曜日

竹田城

辰鼓楼と出石の町並み
5月10日(土)、「出石そばと天空の城竹田城」ツアーに参加しました。個人で行ってもいいのですが、駐車場が混むと下の方に車を止めなければならないようで、その点バスなら便利がいいかなあと思ったからです。
 はじめに、出石に到着。出石城や辰鼓楼、酒蔵、桂小五郎潜居跡などを散策した後、出石城山ガーデンで出石そばの昼食。これは、個人で店に入ったほうがおいしいと思います。以前そうでした。でも、そのとき飲んだ「いずし浪漫ケルシュ」という地ビールはおいしかったです。無濾過の濃い味が印象的でした。桂小五郎は、蛤御門の変に敗れたあと、ここ出石に身を隠していたそうです。ここに潜伏後、長州に戻り、薩長同盟を結ぶことになるのでしょう。幾松さんも一緒だったのでしょうね。
桂小五郎潜居跡
つぎは、いよいよ竹田城。「山城の郷」で下車した後、中腹駐車場まではバスがあるのですが、すべて歩きで登ってきました。といっても、城跡までは、2.1Km。中腹駐車場の模擬山門までが約1Km。ここまではゆるやかな坂道。そして、そこからは少し急な坂道。普段運動不足なので、足にきてしまいました。年ですね。
 竹田城ですが、2011年に、映画「あなたへ」のロケ場所になったことで、有名になり最近では年間50万人が訪れるそうです。奥さん役の田中裕子さんが歌を歌う場面です。東洋のマチピチュということで、雲海に浮かぶ石垣が有名です。この石垣は豊臣秀吉が作ったもので、安土城や姫路城と同じ穴太衆が積んだものです。先日、テレビで大津市坂本に住む穴太衆の親子のドキュメンタリーが放送されていました。話は戻りますが、50万にもの人が訪れるようになたことで、事故も多くなったことから、立ち入り禁止区域が多くなっていて大変残念でした。また、地面もかなり痛んでい
て土嚢を積んでそう上に黒いシート?が敷いてあり、少し残念でした。でも、遠目に見る石垣はすばらしく、別名「虎臥城」と呼ばれているそうですが、なかなか見応えのある城でした。雲海に浮かぶ姿も是非見てみたいものです。大河ドラマにも出てくるのでしょうか?秀長が入っていますからね。
山城の郷から見た竹田城
中腹駐車場 ここまで上がってこれるのか?
穴太積み この技法をいまも守っている親子がいます


南千畳からみた竹田城 いい天気でした

2014年5月5日月曜日

【鳥塚・石碑・傘穴】
 5月3日(土)4連休の初日。学校に行き、モンシロチョウの卵を確認した後、総合的な学習の時間に行う「ふるさと学習」の下調べのため、山中区を中心に散策。
 1つ目は「山中の鳥塚」。言い伝えでは、この石の下に1羽の黄金の鳥が埋められているらしく、この石のまわりを息を止めて7回回ると鳥の声が聞こえるらしい。また、7日間お参りすると願いが叶うとも言われています。山中の峠の道の脇にある、畳1畳ほどの石ということらしいがなかなか見つからない。たまたま農作業していたおじいさんに尋ねると教えていただけた。その石の写真が右のものである。
実際には、近所の方の敷地なので、7回回ることはやめたが、畑の脇の見やすい場所に合った。黄金の鳥は、日本の地を固めた3羽の鳥のうちに1羽らしくあとの2羽は、滋賀県と東北地方にあるらしい。
 2つ目は、「山中の石碑」。この石は、若狭の海で舟が難破すると倒れたそうである。今は、右の写真のとおり、西林寺んお境内におさめられている。いわゆる「板碑」なので、倒れやすかったのでしょうか。日枝神社のところにも1つあります。むかし、このあたりは処刑場だったので、死んだ罪人を供養するための板碑なのでしょうか。日枝神社のものよりは、大きくて立派です。
 3つ目は「大師さんの傘穴」。ふかし、長旅で歩き疲れた弘法大師がここで休んだそうで、石の横に穴があり、そこに傘を差し込まれたそうである。日枝神社の下の方にあるということであるが、これは探してもわからなかった。内藤さんにも訪ねたのですが、知らないということ。そのかわり、宮尾の上井さんを紹介してもらった。
 こうやって、授業で扱えそうなものを絞り込んでいくことが必要である。その際、調べて終わりというだけではなく、なにか発展性のあるものが必要である。たとえば、弘法大師はあちこちに言い伝えがあるので、他の地区でも探してみるのも面白い。これ以外に、「日引の仏礁」なども、話の中に「三荘太夫」や「正楽寺の観音像」がでてくるので、学習を発展させやすい。

【合戦】
 5月4日(日)には、福井市立郷土歴史博物館に春季特別展「合戦〜生き残れ!未来のために〜」を見に行ってきた。姉川合戦、長篠合戦。賤ヶ岳合戦。小牧長久手合戦、関ヶ原合戦、大坂の陣の合戦図屏風を中心にした展示である。そのなかで、本県ゆかりの武将にスポットをあてた展示であった。また、合戦にまつわる武器などの展示もあり、真柄十左右衛門直隆の大太刀は迫力がありました。あんなものを本当にふりまわしていたのかと思うとただ凄いとしかいいようがありません。屏風ですから、勝った方の見方が強いのでしょうが、これだけ一堂に見ることができると感動ものです。右は、博物館の玄関横にある松平春嶽の銅像です。