2013年8月27日火曜日

フランス旅行

【フランス旅行】
8月26日、11:30発、AF0291便でフランスに出発。
順調なフライトでしたが、丁度6時間くらいのところ、シベリアを越えたあたりで、急病人が出たということで、急遽日本に戻ることになる。最初は札幌ということでしたが、最終的に関西空港に戻ることになり、9時10分ごろに到着。旅行としては、一日無駄になってしまいました。残念。今のところ明日の予定も未定です。大丈夫かなあ。ということで、今晩は、ポートピアホテルに宿泊。すごくいいホテルです。

【図書館戦争】
その飛行機の中で見ました。先にアニメの方は見ていたのですが、実写版は始めて。
率直な感想をいうと、アニメとこんなに違っていいのかと。専守防衛といいつつ、あんなに撃ち合っていいのか、派手すぎないかと思う。やたらそういうシーンを入れすぎ?意図的とさえ感じます。やはり アニメの方がイヤミがない。自由を守るためなら、手段をえらばないといういうのは。どちらかというと、アニメの方がストレートに、というか嘘がないと気がして描いている気がする。ただ、はだしのゲンの件もあり、われわれ大人は創造力をもって、対応して行く必要があると感じます。松江市の場合は、撤回になったそうですが。

2013年8月19日月曜日

「自分で考える力」の授業

【今日の本】「自分で考える力」の授業 狩野みき:著 日本実業出版社:刊


1 自分の意見の作り方3ステップ
(1)ステップ①〈あること〉について、自分はどれだけ理解してい   るのか、確認する。
(2)ステップ②〈あること〉について、理解できていないことは何   か把握し、「理解できていないこと」を解決するために      調べる。
(3)ステップ③自分の意見を持つ。

 日本人は、①と②の「きちんと理解すること」を実行しづらい文化に生きているから。理解したつもりになっていることが多い。

2 クリティカル・シンキングについて
  「批判的思考」と訳すことが多いが、「物事の是非を慎重に判断すること」。情報や他人の意見や 主張だけでなく、自分の意見や主張も対象になるところが最大の魅力である。
  そこで、重要視されるのが「根拠」根拠の内面は正しいのか、根拠が根拠になっているのか。
 理解しているフリをしていないか?

3 理解を深めるための4つの手順。
(1)本当に理解できているかどうかチェックする。
(2)理解できていないことは何かあげてみる。
(3)理解できていないこと、をなくすための、効果的な質問を考えてみる。
(4)実際に質問するクセをつける。

4 本当に理解できているかどうかチェックする7つの方法(1)5歳児に説明するつもりで話してみる。
(2)カタカナ語を掘り下げる。
(3)英語に訳してみる。
(4)理解度チェックシート
(5)5W1 Hでツッコミを入れる。+to whom、Hm much
(6)信号色のマーカーで吟味する。
(7)急に意見を求められたら「よい質問」をする。

5 よい質問をするための12か条
(1)「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」
(2)「何のために?」「なぜそう言えるの?」
(3)情報にツッコミを入れる。
(4)必然性を問う。
(5)データの正当性、妥当性を問う。
(6)あいまいな言葉をチェックする。
(7)似て非なるものを引き合いに出す。
(8)物事の両面を確認する。
(9)きっかけ、起源について尋ねる。
(10)⑩なぜ「今」なのか問う。
(11)長期的な展望について聞く。
(12)インタビュワーになったつもりで、背景を尋ねる。


6 反論されたときのルールを知ろう
(1)絶対的な正しい意見などない。
(2)相手にとってわかりやすい言葉と流れで
(3)これら話す内容のマップを示す。
(4)大事な箇所は表現を変えながらくり返して
(5)定的な口調は避けて
(6)反論=人格否定ではない。
(7)NOは相手からの質問だと思おう。
(8)相手の話をさえぎらない。
(9)わかったつもりは、NG
(10)相手の意見の丸呑みは尊重ではない。



2013年8月12日月曜日

ホテルローヤル

【今日の本】「ホテルローヤル」桜木/紫乃:著 集英社:刊
 直木賞受賞作品ということで、たまたまITUNES STOREでみたので、電子ブックなるものを体験してみようと思い、購入。ipadで読みました。まだ少し慣れない感じ。内容はよくわかりません。ホテルで繰り広げられる孤独な愛?という感じかなあ。値段も書籍だと1,470円で、こちらは1,100円ということで若干安いかなあ。どこでも読めるのでいいのだけれど、先にも書いたとおり、まだ慣れない。慣れてくると便利に感じるのだろうか。読んだ後、売ることもできないしね。ついでに、ジブリに触発されて「風立ちぬ」も入れてみました。こちらは、「i文庫」にあったかも知れない。無料ですから。本をタブレットで読む時代が本当にくるのでしょうか。

2013年8月3日土曜日

いじめで遊ぶ子どもたち


【今日の本】「いじめで遊ぶ子どもたち」村山士郎:著 新日本出版社:刊

 なんとも大胆な題名である。今の子どもたちの実態を的確に表現している言葉であり、同時に、その子どもたちをつかむことのむずかしさをうまく表現している。
 
 今の課題は、「子どもたちをどうとらえていけばいいのか」ということになると思う。
例えば、いじめを例にすると、「いじめ、いじめられる関係」の中で遊び的に行われていて、つかみにくいという実態がある。その中では、いじめの事実をどのようにして把握するかが課題であると。
 大切なことは、まず、子どもたちの事実をとらえること、そして、その理解を深めること。いじめは見つけにくい。それを認知するためには、教師と子どもの信頼関係が前提である。子どもたちが日々何に喜び、何に悲しんで生活しているのか、そのことを教師が身近かに感じるような関係づくりが必要。さらにその子の内面の真実、一番わかってほしいことを理解しようとすることが大切であると。

 そして、子ども理解の取組に生活綴方の教育手法を生かしていきたいと作者は言う。

 教師が子どもを観察したり、聞き取ったりして理解した事実と、子ども自身が表現したものも子どもの事実とみなすこととでは大きく違うのではないか。
 教師の観察には、願望や思い込みが入りやすい。もちろん書いたものにも、事実と違うことが含まれる場合もありますが、それらもふくめて丸ごと受け止めていくことが子どもに安心を与えることにつながる。そして、何よりも表現する過程で自己と向き合い、自己教育力を引き出すことができる。さらに、それを教室で読み合う土壌をたがやすこと。子どもたち自身の見方も変えていく。

 これらは、まさに生活綴方の手法、そのものである。

追伸 最近、生活綴方を生活綴り方と書くようだが、なんとなく違和感がある。そういえば、文部科学省では、子どもを子供と書くように統一させるようだ。特にこだわるつもりはないが、でも違和感はある。