2010年6月28日月曜日

教師の話し方・聴き方

【今日の本】「教師の話し方・聴き方」石井順治:著 ぎょうせい:刊
 石井順治氏の本は「学びの素顔」「学び合う学びが生まれるとき」に続いて、3冊目となる。
 読み始めると真っ先に「聴けないこのいる教室」という見出しが目に飛び込んでくる。まさに、本校の課題であるわけだが、結論としては「聴けない子のいる教室」には「聴けない教師がいる」ということなのです。聴ける教師への転換が必要です。
 また、子どもたちの中に起こる人間関係にまつわる問題の原因に、コミュニケション能力・対話能力がある最後に、のではないか。したがって、話すことと聞くことに取り組むべきと感じている。そんなときに、まさにぴったりな本であった。最近、授業ではペアや班での話し合いがよく見られるようになった。そんな取り組みのもとても参考になるだろう。
 最後に、発言する人が少ない研究会のことに触れている。発言しない人が問題とされるが、実はほとんど発言を独占している人の話し方に問題があるという指摘。なるほどなあ。

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