2011年8月20日土曜日

授業づくりをささえる

【今日の本】
「授業づくりをささえる ー指導主事として 校長としてー」石井順治:著 評論社:刊
 第13回授業づくり学級づくりセミナーの会場で購入した本、やっと読み終えました。石井先生が指導主事として、また、担任をはずれ研究会のリーダーや校長として、どのように現場の先生方とかかわっておられたのかなどをを知ることから。担任を離れた私(たち)がどのように先生方とかかわるとよいかということについてのヒントを与えていただけると思いながら読みました。そこで、印象に残ったことを書いておきます。
「授業を変えたいと言う教師は多い。けれどもそれには、子どもや教材のとらえ方、ひいては自らの生き方の転換までを必要とする営みとなる。それだからこそ、その営みに寄り添い、具体的に問題点を指摘し考え、その悶えの痛みを分かち合ってくれる仲間が必要なのだ。」大げさな感じもするが、実際にはそうなんだろう。こんな指摘も。「○○先生にとって、子どもの考えを信じてそれに寄り添ってともに作品を読もうとする立場に立てるようになったことが、言葉の柔らかさと子どもへの対応の温かさを生み出したのではないだろうか。」と。
 話は変わって、土佐いく子先生は、子ども観の転換を強く訴えられた。でも、よくわかってない方もいるようで、それは、生き方も転換する営みなのに、小手先の技術として片づけようとしているような感じがして、ゾッとしました。しかし、人のことは言わない、自分はどうかと問わなければ。


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