2011年8月27日土曜日

スーザン・バーレイの絵本



【今日の本】スーザン・バーレイの絵本2冊
「アナグマさんのもちよりパーティー」ハーウィン・オラム:著 スーザン・バーレイ:絵 小川仁央:訳 評論社:刊 ※第2弾
「アナグマさんはごきげんななめ」ハ
ーウィン・オラム:著 スーザン・バーレイ:絵 小川
仁央:訳 評論社:刊 ※第3弾
 「わすれないおくりもの」に続く、シリーズ第2弾と第3弾。実は、スーザン・バーレイの絵本と思い込んでいましたが、スーザン・バーレイは絵をかいたのであって、作者は別の人でした。勘違いをしていました。今ごろ気づくのって、遅いですよね。
 内容ですが、もちよりパー
ティーの招待状が届いたのですが、モグラは、もっていくものが何もありません。そう話すと、アナグマは「それじゃあ、きみだけで、きてくれよ」といいます。でも、他の動物から「なにももってこないなんて、信じられない」といわれ、モグラはいじけて,かなしそうです。そんなモグラにアナグマはこう言います。「いつもどおりのきみ、いつものゆかいなきみ」のことだったんだ。これを聞いたモグラが、その場で新しいダンスをつくり踊り出すと、みんなおおよろこび。帰るとき、アナグマとモグラはだきあってよろこびます。
 また、「ごきげんななめ」では、いつもみんなを助け、はげましてくれるアナグマがつかれてうんざりしています。心配したモグラは、表彰式をすることを考え、アナグマを誘います。そして、表彰式の最後に「たくさんの栄誉をたたえて」アナグマを表彰します。アナグマは、自分がみんなからどんなに好かれているか、必要とされているかを知って、元気を取り戻します。そして、この表彰式を企画してくれたモグラに感謝し、また、二人はだきあいます。
 という、とてもあたたかいお話です。「わすれられないおくりもの」とあわせて3冊読むとあることに気づきます。というか、疑問が解決しました。というのは、「わすれられないおくりもの」の最後の場面にモグラが出てくるわけがわからなかったのですが、3冊読むと、この2人の関係がよくわかります。互いにとって互いがとても欠くことができない大切な友だちなのです。とても深い絆で結ばれているのでした。なるほどなあ。


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