2015年1月18日日曜日

半農半Xという生き方、旅するクジラ

【今日の本】
「半農半Xという生き方」塩見直紀:著 ソニーマガジン:刊

 自分の個性や特技、長所、役割を活かして社会へのなんらかの貢献を目指す生き方をしよう。印象に残ったこと。

①「地元学」とは、
 地元に暮らす人(土)にとってはあたりまえにある地域資源や、生活・生活文化の価値や意味を、外部の人(風)の視点も借りながら掘り起こし、地域づくりに活かすもの。公共投資、企画誘致などの、外部の力に頼らないことを前提にしている。つまり、「ないものねだり」から「あるもの探し」ヘ。

②「やりたいこと」か「やるべきこと」か?
 経済的豊さと精神的豊かさとは必ずしも一致しない。
タウンシフティング=自発的に仕事の量を減らし、自由な時間を増やすという考え方。→ワークシェア

③「あいたくて」工藤直子
 だれかに
 あいたくて
 なにかにあいたくて
 生まれてきた
 そんな気がするのだけれど
 それが
 だれなのか
 なになのか
 あえるのはいつなのか
 おてかいの
 とちゅうで
 迷ってしまった子どもみたい
 とほろにくれている
 それでも手のなかに
 みえないことづけを
 にぎりしめているような気がするから
 それと手わたさなくちゃ
 だから
 あいたくて

④夢の自給率の低下。自分が何をやりたいかわからない人が多い。
「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」

⑤おこさない「村おこし」「まちおこし」
 外部の力を借り、人工的なやり方は、ほんとうの「おこし」ではないかもしれない。どの村、どの町にも、地力があるはずだから、それに光をあてることで、その村、その町の本来の味わいがでてくる。外から輸入するのではなく、「気づかなかったもの、潜在的にあるものに、もう一度光をあてる。村育て、まち育て。




「旅するクジラ」前野博紀:著 木楽舎:刊
 作者は、福井県出身。東日本大震災支援「はなさかじじっぃず」の中心メンバー。
 「瓦礫」でクジラをつくるというのはいいアイデアだなあ。放射能汚染でいろいろともめたことが思い出されます。今どうなっているのだろう?もっと関心を持たなければと思う。



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