2011年1月16日日曜日

そうか君は課長になったのか。

【今日の本】
「そうか君は課長になったのか。」佐々木常夫:著 WAVE出版:刊

 課長になるにあって「志」を持つこと。
 在任中に何をするか。
 課長になってから課長の勉強をしているようでは遅い。

 こんな言葉が印象的でした。でも、一番印象に残ったのは34章?「自分の頭で考える人間になる」でした。「どういうわけか、多読家に仕事のできる人が少ない」、つまりインプットが多すぎて自分の考えが形成されない恐れがあるというのです。なるほどなあ。「本を読むうえで大切なことは、そこに書いていることが本当に真実かどうかを冷静に見極わめる力である」というのはその通りです。考える力を養わなければ、読書は有害ですらあるというのもよくわかります。そのために、読書で得た知識を、現場の仕事にあてはめてシミュレーションしてみることが大切でうと。
 氏は、自分の気に入った本や感動した本を読み返すようになったそうです。「良書は何度読み直しても、あらたなはっけんや、新たな教訓をくみ取ることができるのです」というところはとても教訓的でした。

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