2011年2月20日日曜日

それから

【今日の本】
「それから」夏目漱石
 実は、この間、このブログを書いていないので、実は先に書いた絵本以外にも読み終えた本があります。その一つが「それから」。実は、秋頃から読んでは休み、読んでは休みを繰り返していた本でした。宿命に逆らう物語、それに三角関係の物語である点は、漱石らしいものか?明治という時代にもがきながら自己を確立するためにもがく姿にはとても興味があります。漱石は時間があればどんどん読んでいきたいと考えている。次は。「門」か、または「坊っちゃん」なんかもいいかなあ。

「近世身分社会の捉え方」塚田孝:著 部落問題研究所:刊
 この間の部落史研究の成果を山川出版高等学校日本史教科書をもとに説明している。教科書には以前目を通したことがあるが、改めてこの本を読むと、その変わりように気づかされる。こういう内容であることを高等学校の先生方はどのように理解されているのだろうか。この通り教えれば、かなり最先端の内容の授業になるはずだが。機会があれば、聞いてみたいものだ。もう起源論という思考法自体を見直す必要があるのだろう。


 

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