2013年4月15日月曜日

映画「遺体 明日への10日間」

【今日の映画】「遺体 明日への10日間」
 14日(日)に、久しぶりに映画館に足を運びました。映画というとDVDで見るというのが当たり前になっているような生活なので、本当に久しぶりです。題名は「遺体 明日への10日間」、石井光太さんの原作を読んでいるので、是非観たいと思っていました。というか、そもそも映画を撮影しているという雑誌の記事から興味をもって、原作、そして、映画というのが本当の順番です。あの本を映画にするのはむずかしいだろうなあと思っていました。もっというと、映画にすることがいいことなのだろうかとも思いました。地震や津波のシーンや遺体を描くことは本当にむずかしいだろうと。
 しかし、実際に映画を観てみて、虚構であるからこそ、より事実に近づいているというか、事実とは違う事実?真実?が描かれているようでより感動しました。虚構であるが故の力というものを感じたわけです。死について、そして生きると言うことについて、深く考えさせられました。実は、今年に入ってから、2005年にテレビで放映された「救命病棟24時」の第3シリーズを繰り返し観ています。もう4回くらい、DVD6枚分です。東京が大震災に見舞われるという状態で戦う救命医たちの姿を描いたものですが、大震災という状況が同じこともあり、いろいろと感じさせられます。そこでも、死生感というものが描かれています。そして、それに携わる人々のすばらしさに感動します。
 西田さんの言葉。「遺体に声をかけてあげる(生きているのと同じように)と、人間性を取りもどす。」なるほどなあ。本当にそうなんだろうなあ。

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