
「新美南吉ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊
「正岡子規ものがたり」楠木しげお:著 銀の鈴社:刊

正岡子規は、私にとっては、「逆に、作者については、よく知っているが、作品はあまり読んだことがない人」である。「ノボさん」や「子規最期の八年」などを読んではいるが、作品のほうはなかなか進まない。闘病生活については知ってはいたが、改めて壮絶だったんだなあと思わされた。
気がつくと、二人とも結核でなくなっていることが共通点であることに気づいた。短いからこそ、その命が燃え尽きるまでにという思いで取り組んだのであろうか。2人とも記念館や博物館があるので、是非訪ねてみたい。
「校長という仕事」代田昭久:著 講談社新書:刊
かの有名な和田中学校で藤原さんのあとを引き継いで校長となった方。藤原さんのあとだけに、やりにくかったと思われる。しかし、ただ継続するのではなく、「5年の任期が終わったときには、次の校長は民間校長でなくてもできるように」というのが教育長からのミッションだったらしい。
印象に残ったところを書き出すと。
「モンスターペアレントという言葉は、学校と保護者との関係を分断させる、危険な言葉であり、学校現場では決して使うべきではない。」
「携帯・ゲーム・テレビの視聴時間と学力には関係がある。」
「集中力と記憶力と学力には関係がある」
「集中力と記憶力と忍耐力には関係がある」
「社会関心力と学力には関係がある」
※「社会力」・・・社会で起こっている出来事に興味や関心があり、自分なりの意見が持 てること。
「コラボレーション力と学力には関係がある」
※コラボレーション力・・・意見の違う相手とも力をあわせて、課題を解決していく力。 相手の意見にしっかりと耳を傾け、自分の意見と調整しながら、最終的には、解決 の方向性を探っていけるようにする。
「学びに対する意欲と学力には関係がある」
※意欲・・・競争動機、理解動機、感染動機・・・あんな人になりたい。

将来あんな人になりたい、そのために勉強をしたいという意欲。自立貢献。
これからの学校は、子どもたちの希望をはぐくむ場、校長とは、「みんなの力を結集させ、未来を担う子どもたちの希望を育むこと。
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