2011年9月10日土曜日

はんぶんずつ すこしずつ

【今日の本】「はんぶんずつ すこしずつ」岡本一郎:著 塩田守男:絵 チャイルド本社:刊(ことばのえほん №10から)

 くまじいさんは、さかなとりの名人。ある日、とても大きなサケをとりました。くまじいさんは半分をフライにして、もう半分はきつねにあげます。きつねは半分をにて食べて、もう半分はうさぎにあげます。うさぎは半分をバター焼きにして、もう半分をねずみにあげます。ねずみの一家は16ひき。ねずみのお母さんはさけ入りのおにぎりを16個つくりました。そして、おいしいといってみんなで食べました。次の日、ねずみのお母さんはうさぎにお礼をいいましたが、うさぎがきつねに、きつねはくまじいさんにもらったことがわかり、みんなでくまじいさんにお礼を言いに行きます。すると、くまじいさんは風邪をひいて、うんうんうなっていました。そこで、みんなでお礼にマフラーを編んで送るという、なんとなくあったかなお話です。
 教科書に載ったときは、マフラーの色がまばらだったということですが、この本ではそうではありませんでした。ばらばらだとみんなが少しずつあんだ感じが出るかなあと思いますが、いい話です。

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