2013年5月27日月曜日

社長は少しバカがいい。

【今日の本】「社長は少しバカがいい。」鈴木 喬:著 WAVE出版:刊

 僕にとっては、がっちりマンデーで有名なエステー株式会社会長 鈴木 喬さん。毎年、正月特番でお目にかかる名物会長。とてもユニークな方という印象である。ミゲル君のコマーシャルやムシュウダのCMでも有名である。何となく、アップル好きという印象を受ける。ご本人の「ジョブズがなくなってしまった。もうこの世には俺しかない」と話しておられるらしい。
 
「社長にしかできないことをやるから社長なんだ」という言葉があった。また、「社長とは決断業だ」とも。この人は、ほとんどビジネス書は読まないようだ。そのかわり、「経営は歴史に学べ」とおっしゃる。面白い。ヒットラー、マキャベリの引用は参考になった。「人間には、怖れられている者よりも愛している者のほうを、容赦なく傷つけるという性向がある。」鈴木さんは言います。「まず、怖れられろ。慕われるのはその後だ」と。
 あっと思わされたのは、「会社では現場に行くとは工場へ行くことであった。」しかし、本当の現場とはお客さんのところである。そうだようなあ。


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