2013年5月31日金曜日

オフィスが使えないipad?PART1

「タイピングできず、ドキュメントを作成できず、マイクロソフトオフィスが使えないipadユーザーの多くは苛立っている」ビルゲイツがテレビ番組で語ったそうです。確かに、オフィスが使えると、いや、オフィスも使えるといいなあと思うことはある。もちろん、オフィスで作った文書等を編集することはできるわけだから、この意見は単純にオフィスソフトが動かないということを語っているわけだが。
 しかし、「多く」が本当に苛立っているのだろうか。少なくとも、自分は「NO」である。それは棲み分けの問題である。私は、仕事では。WINDOWSとMAC、そしてipadを使い分けている。ipadでプレゼンをすることはあっても、ipadでそれを作成することはない。テキスト形式でメモをすることはあっても、最終的に文書にまとめるのはパソコンである。それぞれに得意な分野があるので、それを使い分ければいいことである。CPUのスペックや容量が少ないタブレット等においては、機能を絞り込むことこそが重要である。何でもできる=何もできないということになりがちである。IPODやAPPLETVの成功をみればわかる。
 さらに、そこにはICTに対する考え方、仕事の仕方、ツールとしてどうとらえるかという点で考えないといけない問題があると思う。
 本校にも、ipadが児童生徒1人に1台導入された。これらをどう使うか?それを単にパソコンの代わりとして使うのか、それにふさわしい使い方を考えることができるかが重要なわかれ道になるだろう。単純にいうと、オフィスソフトやメールソフトなどが得意とすることは「書くことと読むこと」であり、私たちももっぱらその目的のために使ってきた。プレゼンは少し違うが、あらかじめ作ったものを一方的に発表することで満足していなかっただろうか。仕事の面でも、今時は、連絡や指示はすべてメールや文書になりつつあり、それが仕事上の主たるコミュニケーションになるつつある。
 しかし、コミュニケーションでは、「話すことと聞くこと」が重要である。FACE TO FACEでのコミュニケーションが基本であり、ここにこそ、ipadの活躍の場がある。書いたものをタブレットに表示しつつ、直接友達や大人たちと会話すること、そして話し合うことのためのツールとして活用する。まさに、ICTのツールである。
 ipadは文書を作ることより、いろいろな人たちとつながったり、会話を深めるためのツールと考えた方がよい。その考えるとさまざまな可能性が見えてくる。それについては、PART2で詳しく書きたい。時間がないので。

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