2011年11月15日火曜日

せかいいちのおっぽ

【今日の本】「せかいいちのおっぽ」ほんまわか:著 自由国民社:刊
絵がとてもきれいだったので買いました。作者が文も絵もかいているのでしょうね。
にわとりのピコにはおっぽがありません。みんなにつつかれるからです。せまいとりごやの中でいじめられているのです。
 「みんないじわるばかり。ぼくはいつもひとりぼっちなんだ」ピコは夜になると、いつもないていました。そんなある夜、ふくろうがやってきて、とりごやのそとにはもっとおおきくて、すばらしいものがいっぱいあること」を教えてくれます。初めて見る世界、そして、そこでたくさんのやさしい友だちに出会います。鳥たちから友だちのしるしに羽をもらい、気がつくと、どんな鳥よりも立派なおっぽになっていました。
 ある日、きつねにおそわれているにわとりの親子に出会います。夢中で助けに入るピコでしたが、たくさんの羽のおかげで助かりました。おっぽが守ってくれたのです。
 そんなピコのまわりに、みんなが集まってきました。もうおっぽがなくても、ひとりじゃないのです。
 ピコの旅は今も続いています。そして、小さいにわとりをみつけては、「せかいはここだけじゃないよ。」「じぶんでひろげることができるんだ」って話ながら。

 せまい世界のなかだけではだめ。もっともっと自分の知らない世界があるのです。本当にそう思います。そして、それは自分で広げることができるのです。

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