2011年11月9日水曜日

いのちをいただく

【今日の本】「いのちをいただく」内田美智子:著 西日本新聞社:刊
 牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。でも、殺される牛と目が合うたびに仕事がいやになるのです。坂本さんは、「いつかやめよう、いつかよめよう」と思いながら仕事をしているのです。
 そんなある日、1台のトラックが食肉加工センターにやってきました。明日、殺される予定の牛が積まれて。そこには、女の子がいて、牛に謝りながら、原をさすっているのでした。坂本さんは、「見なきゃよかった」と思います。そして、坂本さんは「この仕事はやめよう」と決心し、明日は休むことにしました。
 家に帰って、そのことを息子のしのぶ君に話すと、しのぶ君はこう言いました。「お父さん、やっぱりお父さんがしてやったほうがいいよ。心がない人がしたら、牛が苦しむけん。お父さんがしてやんな。」と。参観日にお父さんの仕事は「普通の肉屋」ですと、ごまかしたしのぶ君がです。
 「牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。」命に関する絵本を読み聞かせしているうちに、食の問題は避けて通ることがでいないと感じています。このテーマで学習ができないかと今考えています。
 

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