2015年12月6日日曜日

映画2本

【聲の形】
 DVDを借りてみました。先にマンガを見ているので、内容は知っていました。期待してみたのですが。マンガで言うと第1巻で終わり。ちょっと残念でした。指導案やプリントがついてるようなので、生徒用につくってという感じでした。そこまででもおもしろいのですが、すこし期待はずれでした。内容自体はよかったのですが。いじめられても笑っている場面など、よく描いていると思います。いじめの矛先が一転する場面なども。マンガを知らなければそれまでなんですが、もう少し続きが見たいという感じです。

【あん】

 12月5日(土)中丹文化会館にで、映画「あん」をみました。人生の終わりを感じた時、何かやり残したことはないだろうかと自問するときがきっとくると思う。そんなときに、自分なら何をするだろう?。何ができるだろうか?と考えた。今を精一杯生きることは大事だが、そうはいってもなかなかできるものではない。何か、生きる意味というものを考えさせられる作品でした。ハンセン病がテーマにもなっていると思うが、作者の描き方もすばらしいと思いました。そのためか、そういったテーマを扱ったものでありながら、全世界で多くの人が見ているそうである。なかなかメジャーな映画では扱いにくい問題であり、過去には『砂の器』などもありました。この作品では、この病気の歴史や療養所のこと、患者さんたちのくらしや想いが淡々と書かれているところもすごいことなのかも知れません。この映画がきっかけで、この病気のことをもっと知りたいと思う人が増えることを期待します。
 監督の河瀬さんの映像はいつみても「あっ、河瀬さんだ。」と思えるほど、印象深い。さすがだなあ。また、樹木希林さんや市原悦子さんの演技は抜群である。うまいなあ!ととえも、感動させられる、いい映画でした。

0 件のコメント: