2017年6月4日日曜日

白山平泉寺

【今日の本】「白山平泉寺」勝山市:編 吉川弘文堂:刊
      「白山平泉寺物語」平泉隆房:監修 大庭 桂:原作 明珍博子:漫画

 白山平泉寺は白山信仰の拠点であり、奈良時代の僧「泰澄」が養老元年(717年)に開山したと伝えられています。平泉寺は、その後大きく発展し、戦国時代に最盛期を迎えますが、天正二年(1574年)、一向一揆との戦いで全山消失してしまい、当時の姿はほとんど失われてしまいました。この「白山平泉寺」が今年2017年、開山1300年を迎えます。そのことを記念して勝山市が発行したのがこの本です。また、漫画の方は、2007年、平泉寺町まちづくり推進協議会が平泉寺の歴史を漫画でわかりやすく紹介するために発刊されたものです。
 個人的には、白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」(平成24年オープン)を25年に訪ねました。そのときは講演会だけだったので、もう一度訪ね、ゆっくりと見学しました。一大宗教都市という感じでした。木漏れ日にしっとりと濡れた苔が大変印象的でした。また、石畳も印象的でした。一乗谷朝倉遺跡も同様ですが、何時間でもいたいという気持ちにさせてくれます。
 高浜町関係では、「青葉山」が泰澄の開山とされていますし、「中山寺」も泰澄が創建したとされています。今年の青葉登山では、大師洞に行くことにしようかな。

まほろばの看板
拝殿
石畳
泰澄によって祀られた妙理大権現
大師洞



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