2017年6月9日金曜日

107 SONG BOOK

107 SONG BOOK
 高石ともやとザ・ナターシャセブンが、1976年に発売したレコード集。その名の通り107曲が選ばれている。1971年ごろから制作が始まり、すべての作業をメンバーとスタッフが手作りしたもの。当時学生だった僕は、高石さんはもちろん、グループのことも知っていましたが、特に友だちに好きな子がいて、何度かレコードを聴かせてもらいました。しかし、11枚すべてを聞いたわけではありませんでした。他のアーティストのレコードも同様ですが、お金がないので買うことはできなかったし、当時レンタルレコード屋もありましたが、メジャーでないのでおいてはいませんでした。しかし、好きな歌がたくさんあり、よくギターを弾きながら歌っていました。
 数年前から、何とか手に入らないかと思い、インターネットなどで検索しましたが、手に入りませんでした。ところが、今年に入って、CDとして復刻されたことを知りました。ツタヤで検索すると確かにありました。すぐにすべてをチェックしレンタルを申し込みました。しかし、月に4枚という契約なので、すぐには全部そろわず、やっと3日前に11枚すべてがそろいました。やっと念願がかない、涙涙です。
 話は、グループの話に戻りますが、メンバーはいろいろと変わっていますが、僕にとっては、高石ともやさんと坂庭省悟さんと城田じゅんじさんの印象が強いです。楽器のイメージでは、城田さんのバンジョーが印象が強いです。また、宵々山コンサートのインパクトが強いです。1985年に活動を停止しているが、1998年に再結成されていたのですね。知りませんでした。その後、2011年に自然消滅しているそうです。
夜のヒットスタジオにて。
このレコードの何がすごいかというと、まずは、この当時、11枚のレコードをセットで販売していること、それも、すべて手作りで、手売りまでしたこと。しかし、そんなレコートなのにレコード大賞企画賞を受賞していることです。内容でいうと、なんといっても第8集がほぼバンジョーの教則本であることが印象的です。そして、おまけ編である「完成記念発表会」を聞くと、当時のことがよくわかります。とにかく懐かしいです。
 「YOUTUBE」には、夜のヒットスタジオに出演したときのビデオがアップされています。城田さんのバンジョーや坂庭さんのマンドリンを聞くことができる貴重なビデオです。何度見ても飽きません。
 ちなみに、ナターシャセブンに曲を提供している「笠木透」さんのレコードも5枚、最近聞きました。この笠木さんは数年前に亡くなりました。本当に残念です。よく考えてみると、高石さんの曲で好きな曲のほとんどは笠木さんがつくっていることに気がつきます。ちなみに、笠木さんといえば、中津川フォークジャンボリーの企画・運営を行った方です。
 経済的にも余裕があることで、こういったCDを手に入れることができる。聞くと本当に懐かしい。同時に、いい曲が多くて、しっかり聞くぞう。

 

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