2010年2月27日土曜日

【今日の本】「ん」山口謡司:著 新潮新書:刊
 フランス人は「ん」が嫌いだそうである。聞くと不安になるというのが理由らしい。
 書店で立ち読みしていて、何気なく目に入った本であるが、たった「ん」ひと文字、普段何気なく書いたり読んだりしている「ん」の字が、これほど奥が深く、1冊の本になるなんて、そのことが予想もできないことでした。「ん」という文字がこれほどまでに仏教や日本の文化に関係が深いものとは知りませんでした。何気ない疑問がこんなふうに広がりをみせる。これが研究というものなのでしょうか。

0 件のコメント: