2011年10月10日月曜日

「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」

【今日の本】
「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」正垣泰彦:著 日経BP社:刊

サイゼリヤ創業者である正垣泰彦氏の著書である。野菜がおいしいので有名なサイゼリヤ、デザートもおいしいサイゼリヤ、そして安い。そんなイメージのあるサイゼリヤ。その創業者の本といわれれば是非読んでみたい。
 まず、題名がおもしろい。ここに著者の経営哲学が詰め込まれている感じがする。常に目の前の現実を謙虚に受け入れ、本当にお客が満足されていることは何かを見極めようという思いがつまった言葉である。これがなんといっても印象の残った言葉である。
印象に残った言葉があと2つある。
一つ目は、「人は自分が絶対正しいといえるほど、たいした存在ではない。どうしたらもっとお客さんに喜ばれるのかと、試行錯誤を繰り返すことでしか、自分本位からお客様本位に考え方を変えることはできない」という言葉。
二つ目は、「何かに取り組み、どうしても上手くいかないときに、自分が悪かったと考えるのは、最も建設的な考え方だ。世の中のすべての結果には、当然ながら原因がある。原因は自分の中にあるという前提で実験を行う方が成功する可能性は高くなるはずだ。」である。
お客様とは、子どもであり、保護者であろう。子どもたちが本当に喜んでいるのか、子どもたちの目線で教材や授業を見直すことが必要なんであろう。そして、うまくいかないときにこそ、自分の原因や責任がないだろうかと考えること、それは更に必要である。子どもや親の愚痴をこぼしているだけ?訳にはいかないのである。今本当に必要な考え方ではないだろうか。私も大いに反省し、改善していきたい。

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