2013年11月18日月曜日

歴史フォーラム、国吉城

【歴史フォーラム】
 11月17日(日)平成25年度美浜町歴史フォーラム「古代若狭の交通、往来、地域社会」に参加しました。
 開催挨拶、基調報告のあと、フォーラム(講演)が5本あり、その後、座談という構成でした。今年で10回目だそうであるが、このような規模(内容)のフォーラムを町単位で続けておられることに驚いた。また、交通というテーマで、比較的若い研究者の方を招き、新しい研究成果を聞くことができ、有意義であった。
 古代若狭の交通を考える上での課題として、①若狭の駅家(うまやと読む)の所在と変遷、②若狭西部の交通路、③若狭と近江、越前の交通路の3点をあげられ、それらについて5名の方々が自分の研究に沿って、持論を展開された。正直なところ、駅家という言葉すら知らず、駅制と伝制といわれても正直わからず、ついて行くのが精一杯でした。

【若狭国吉城歴史資料館】
 その後、というか、座談をきかずに会場をあとにして、もう一つの目的地「若狭国吉城歴史資料館」を訪ねました。ここも、一度は行ってみたいと思いつつ、近くまで行くのですが、なかなか機会がなく、訪ねることができませんでした。入館が4時30分まででしたので、座談には出られませんでした。
 国吉城は、朝倉勢を相手に壮絶な籠城戦を行い、一度も負けなかったことで有名です。信長の朝倉攻めの最前線の城としても有名です。そのときは、浅井長政の裏切りで撤退を余儀なくされましたが、その後姉川の戦いで浅井朝倉軍を打ち破ることとなります。
 ちょうど、国吉城ゆかりの戦国武将展②として、「織田信長展」をやっており、入場料が無料でした。少しラッキー。この朝倉攻めのとき、高浜城の逸見駿河守も信長に味方して参戦しています。もしも、この後、本能寺で信長が死ななければ、逸見氏も信長の家臣として、高浜ももっと栄えていたかも知れません。歴史というのは実に気まぐれな者です。本を何冊かを買って、帰りました。今日も一日けっこう有意義な一日でした。



0 件のコメント: