2021年4月10日土曜日

語り部養成講座 1

  舞鶴引揚記念館で開催された「語り部養成講座」に参加しました。戦争や引き揚げについて語り継ぐ活動に何か少しでもお手伝いできたらという思いで申し込みました。

 今回は、第1回目ということで、開講式や語りの会の概要紹介等に続いて、「体験者は語るⅠ」として、シベリア抑留体験者の方のお話しをお聞きする予定でしたが、体調不良で欠席となったため、ビデオを視聴することとなりました。大変貴重な体験となりました。96歳と高齢の方でしたが、いつまでもお元気で、貴重な体験を語り継いでいただけたらと思います。

〈概要〉 
 現在96歳。ハバロフスクに四年間抑留。
 食事は、朝はパン350g、夜はスープ。朝のパンは昼にとっておいていた。タンポポやアザミの葉を取って食べた。スズランは毒がある。
 病気になると、朝6時に軍医に診てもらい、病気とわかると休むことができた。休むためにしょうゆを飲んで、100m走り、熱を出して休む者もいた。
 楽しみ…同じく収容されていた三波春夫さんの浪曲を聴くこと。
 死因は、栄養失調。溝を掘って重ねるように埋めた。
 手紙を書くことはできたが、暑中見舞いがやっと正月に届く。
 願い…いつもでも平和を維持してほしい。



引揚記念館の駐車場から見える「クレインブリッジ」



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