2021年4月22日木曜日

ひねもすのたり日記 2・3

 【今日の1冊】

「ひねもすのたり日記」第2巻と第3巻 ちばてつや:著 小学館:刊

 引き揚げに関する本を読んでいるとき、ふと「ひねもすのたり日記」第1巻が目にとまり、続編があるのではと思い、Amazonで中古品を購入しました。

 第2巻は、中国大陸からの引き揚げ、日本へ帰ってきます。その千葉県・飯岡でのてつや少年の成長と、マンガとの出会いが描かれています。実家に向かうお父さんの足が重くなるところや突然の帰宅に驚くお母さんの表情が印象的でした。つらい体験なのですが、千葉さんのユーモアたっぷりな描写に思わず笑ってしまいます。ご自身の体験に基づく話は別として、終戦当時の子供たちは元気だったという例として、靴磨きをしている子供が描かれていますが、戦争孤児について学んでいる私からすると、元気ばかりではないのではないかと思ってしまいます。



 第3巻では、高校生となったちばさんがマンガ家として人生を踏み出していって様子が描かれています。最後の方で、野球マンガに向かっていく様子が描かれていますが、次号では、キャプテンなどにつながる話になるのかなあ。楽しみです。ということで、第4巻を今日、予約しました。

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