2024年8月12日月曜日

蘭学サミット

  8月10日(土)小浜市文化会館で開催された「蘭学サミット 解体新書と日本の夜明け」に行ってきました。主催は福井県と小浜市、共催はNHK福井放送局。内容は、基調講演とパネルディスカッションの二部構成。


 基調講演①「近代日本の夜明けと蘭学」大石  学 氏

     ②「脳科学が見た解体新書」 茂木健一郎 氏

 パネルディスカッション「いま再び『蘭学』を〜未来を拓く知恵を考える〜」
    パネリスト
     大石 学 氏  ※NHK大河ドラマの時代考証を担当しておられる
     茂木健一郎 氏 ※脳科学者としてマルチに活躍
     海堂 尊 氏  ※医学博士、作家 「チーム・バチスタ」などを書いた方
     村井美樹 氏  ※俳優・タレント 旅番組や歴史番組などで活躍中
     ビビる大木 氏 ※ピン芸人 芸能界随一の幕末好き?

 茂木先生のざくばらんなお話し(話し方)がおもしろかったし、ためになりました。どうして海外の人は映画ができるのか?それは論文が英語でしか読めないからだという意見はなるほどなあと思いました。日本ではそれらの論文や本が日本語で読めてしまうのである。そういうある種のていねいさが問題なのでしょうね。デューイの「学校と社会」やヴィゴツキーの「思考と言語」もちゃんと和訳されていた。大学生の時に「学校と社会」くらい原書で読み、そして、英語で討論するくらいの勢いが必要だったんだろうな。まあ、これからの時代はAIがやってくれるのだろうが。サミットの内容とは関係ない感想ですが。

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