2024年9月8日日曜日

今日は何の日

 9月7日。昭和33年(1958)9月7日、最後の引き揚げ船「白山丸」が旧樺太から舞鶴港に入港し、集団引き揚げが終了した日です。昭和20年(1945)10月7日、引き揚げ第一船「雲仙丸」が入港してから、13年間にわたり約66万人の引揚者を迎えました。

 「白山丸」(4351トン、1940年建造)は、太平洋戦争を見事に生き延びた数少ない貨客船のうちの一隻だそうです。もともとは、戦前に北日本汽船の新潟〜北朝鮮航路用に建造され、一旦戦争で沈没したものの引き揚げられて不死鳥のごとく甦った船だそうです。戦後は抑留者の引き揚げや沖縄航路などで使用され、晩年は純白に塗られて東洋郵船の巡礼船としてインドネシア方面でも活躍したそうです。これらはすべてネット情報です。以下は、白山丸と思われる絵です。違ったら、申し訳ありません。

  引き揚げに関することは、わからないことが多く、いろいろと本などを読んでいるところです。以下は、最近読んだ本です。

 「ユートピアをめざして アジアの曙ー死線を超えて」丸山邦雄:著 しなの出版:刊
 「在外父兄救出学校同盟」毎日新聞社:編 毎日新聞社:刊  *昭和43年刊
 「在外父兄救出学生同盟」植村 尚:著 eブックランド:刊 *平成19年刊
 「大大陸に陽は落ちて」海老名香葉子:著 ちばててつや:著・絵 鳳書院:刊 
   *クミコさんのCD付き。
 「写真が語る満洲国」太平洋戦争研究会:著 ちくま書房:刊
 
 はじめの2冊は、大変古いものです。また、「在外父兄救出学校同盟」に関する2冊は、40年以上経っているもので、若干ニュアンスが違っていて面白いです。最後の2冊は、新刊本です。ちなみに、先日「ちばてつやさんが休業宣言」という発表がありました。心配です。

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