9月8日(日)、若州一滴文庫で、水上勉没後二十年フォーラム「水上勉と、一休。」が開催されました。主催は「花園大学国際禅学研究所」、内容は、次のとおりです。
①講義 「森女という女性 ー水上一休と柳田一休ー」
講師:芳澤勝弘さん(花園大学国際弾学研究所顧問)
②講義 「水上一休が問いかけるもの ー戦後文学における虐げられた人びとへの まなざしー」
講師:飯島孝良さん(花園大学国際弾学研究所副所長)
③座談会 「一滴文庫と水上勉 ー思い出すことー」
②講義 「水上一休が問いかけるもの ー戦後文学における虐げられた人びとへの まなざしー」
講師:飯島孝良さん(花園大学国際弾学研究所副所長)
③座談会 「一滴文庫と水上勉 ー思い出すことー」
「花園大学国際禅学研究所」が主催ということで、京都から直通の往復バスが出され、30人以上の方が参加され、地元の参加者とあわせ、大変盛大なフォーラムでした。改めて水上勉さんのファンの方の多さにびっくりしました。私自身は、正直言うと、水上作品は数冊しか読んだことはないのですが、一休さんとの関わりというテーマに惹かれたことと、一滴文庫に個人的にお世話になっていることがあり、その御礼を言うためもあり参加しました。
内容の濃いフォーラムでした。参考になることばかりで、大変勉強になりました。一休さんについては、資料も少なくて、評価が分かれるところだと思いますが、お話を聞かせていただき、非常に興味を持ちました。トンチの一休さんというイメージが強かったのですが、禅僧としての一休さんについても調べてみたいと思いました。さらに、水上さんの著作について紹介していただきましたので、是非読んでみたい本が何冊かできました。まずは、「一休を歩く」「雁の寺」あたりでしょうか。映画も紹介されました。映画は、何作か見たことがありますが、改めて見直すのもいいと思いました。
このように、なにか触発されるような話を聞くことができて大変幸せです。最後の座談会を聞いていて、おおい町のみなさんの水上さんや一滴文庫へのあつい思いが感じられ、うらやましい感じがしました。大事にしてほしいと思いました。
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