2020年9月25日金曜日

真実の日本史

 【今日の1冊】

「教科書には載らない 真実の日本史」別冊宝島編集部:編 宝島社:刊

 歴史の新説が出たとして、それが間違いのないことだとしても、教科書に反映されるのは、10年後くらいでしょうか。したがって、教科書に載らないというからといって、歴史の新しい発見が載っているわけではないのですが、なんとなく知らないこともあるかもと思い、購入しました。見つけたのはコンビニでした。とりわけ驚くようなこともなかったわけですが、「キリスト教を伝えた宣教師たちのその後とは?」という記事がおもしろかったです。例えば、フランシスコ・ザビエル。日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師です。彼は、1549年に来日し、2年後、1551年に帰国の途につきます。日本滞在中にキリスト教徒になった日本人は700名程度だった言われています。「日本にキリスト教を広めるには、日本文化に大きな影響を与えている中国での宣教が不可欠」という理由から、1952年に中国をめざす中、病気にかかり亡くなったそうです。てっきり本国に帰ったものを思っていました。信長と面会し、畿内での布教を許されたルイス・フロイスは、伴天連禁止令、禁止令などキリスト教への弾圧が厳しくなるなか、一旦日本を離れるが、再び来日し、日本で亡くなっている。彼は、日本で宣教しながら、「日本史」などの著書を残している。結局、幕府の禁教令が出ることにより、鎖国となり、宣教の歴史は幕を下ろすことになる。

 キリスト教を伝えたことは有名でも、その後は全く知りませんでした。参考になりました。

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